システムマネージャ - Oracle Load Testing

 

  1. 構成
    Oracle Load Testing を構成するシステムです。

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    • コントローラ
      テスト条件の設定、エージェントの制御、レポートの出力を行います。
    • データコレクタ
      エージェントレスによるリアルタイム性能監視(ServerStats)を行います。
      コントローラとは別のPCにデータコレクタをインストールすることができます(リモートデータコレクタ)。
    • エージェント
      仮想ユーザーとして、Webシステムやデータベースへの同時アクセスを行います。
      コントローラとは別のPCにエージェントをインストールすることを推奨しています(リモートエージェント)
    • エージェントグループ
      複数のエージェントをグルーピングし、仮想ユーザー(負荷)を分散させます。
    • 監視システム
      データコレクタにより性能監視を行うシステムです。
      監視システムに Oracle Load Testing のモジュールインストールは不要ですが、監視のタイプに応じたポートを開放する必要があります。
  2. Windows サービス
    Oralce Load Testing をインストールすると、次の2つのサービスが登録されます。

    • Oracle Application Testing Suite Application Service
      Oralce Load Testing Server としてのモジュールが動作します。
      • コントローラ
      • データコレクタ
    • Oracle Application Testing Suite Agent Service (リモートエージェント)
      Oralce Load Testing Agent としてのモジュールが動作します。
      ※ 「Oracle Application Testing Suite Application Service」 とは別のPCにインストールされることを推奨します。
      • エージェント
  3. 操作ガイド
    システムの登録は 「システムマネージャ」 から行います。

    1. システムマネージャの起動
      Oracle Load Testing のメニューより、[管理]-[システム] を選択します。
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    • エージェントの登録
      1. システムマネージャの [VU エージェント システム] を選択します。
      2. [新規] ボタンをクリックし、「VU エージェント システムの追加」ダイアログを表示します。
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      3. リモートエージェントの情報を入力します。
        [パスワード] にはリモートエージェントをインストールした際に入力したパスワードを設定します。
      4. [OK] ボタンをクリックします。
    • エージェントグループの登録
      1. システムマネージャの [VU エージェント システム グループ] を選択します。
      2. [新規] ボタンをクリックし、「システム グループの追加」ダイアログを表示します。
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      3. エージェントグループの名前を入力します。
      4. エージェントグループに含める VU エージェント システム をチェックします。
      5. [OK] ボタンをクリックします。
      6. エージェントおよびエージェントグループが、 [シナリオの設定] タブの [システム] リストに表示されます。
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    • データコレクタの登録
      1. システムマネージャの [ServerStats データコレクタ] を選択します。
      2. [新規] ボタンをクリックし、「ServerStats データコレクタの追加」ダイアログを表示します。
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      3. データコレクタの情報を入力します。
        [パスワード] にはリモートデータコレクタをインストールした際に入力したパスワードを設定します。
        ※ v9.2xをご利用の場合、[ユーザー名] は初期表示される "JMSAdmin" から "oats" に変更してください。
      4. [OK] ボタンをクリックします。
    • 監視システムの登録
      1. システムマネージャの [監視システム] を選択します。
      2. [新規] ボタンをクリックし、「監視システムの追加」ダイアログを表示します。
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      3. 監視システムの [名前] および [ホスト名またはIP] を入力します。
      4. 左側の [データソース] ツリーノードから性能を取得するデータソースを選択し、必要な情報を入力します。
        以下は主なデータソースです。
        • Perfmon (Windows パフォーマンス モニター)
          Windows のパフォーマンスモニター(Perfmon)を利用して性能を取得します。
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        • 仮想エージェント
          UnixやLinuxにTelnet/SSHで接続し任意のコマンドを実行することにより性能を取得します。
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        • データベース
          JDBC/ODBCドライバを使用してデータベースに接続し性能を取得します。
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      5. [OK] ボタンをクリックします。

本ページは Oracle Application Testing Suite 9.20 の機能を元に記述しています