Oracle Spatial Webサービスの実行

目的

このチュートリアルでは、Web Feature Service(WFS)、Catalog Services for the Web(CSW)、Open Location Services(OpenLS)などのOracle Spatial Webサービス用のデモ・ファイルの使用法について説明します。

所要時間

約30分

トピック

このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。

 概要
 前提条件
 Web Feature Service(WFS)デモの実行
 Catalog Services for the Web(CSW)デモの実行
 Open Location Services(OpenLS)デモの実行
 まとめ

スクリーンショットの表示

 このアイコンの上にカーソルを置くと、 すべてのスクリーンショットがロードされ、表示されます。 (警告: すべてのスクリーンショットが同時にロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス・タイムが遅くなる場合があります。)

注: 各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコンの上にカーソルを置いてください。 スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。

概要

チュートリアル『OC4Jにおける空間Webサービスのインストールと構成』では、Oracle Application Server Containers for J2EE(OC4J)へのOracle Spatial Webサービスのインストールと設定を行いました。 ここでは、WFS、CSW、OpenLSなどのOracle Spatial Webサービス用に提供されたデモ・ファイルを使用します。

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前提条件

このチュートリアルを始める前に、次の手順を完了してください。

チュートリアル『 OC4Jにおける空間Webサービスのインストールと構成』の実行

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Web Feature Service(WFS)デモの実行

以下の手順を実行します。

 リレーショナル地物タイプとドキュメント・ベースの地物タイプの移入
 地物タイプの作成
 リレーショナルWFSデモの実行
 リクエストXMLとレスポンスXMLの例
 ドキュメント・ベースのWFSデモの実行
 リクエストXMLとレスポンスXMLの例
 地物タイプの削除

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リレーショナル地物タイプとドキュメント・ベースの地物タイプの移入

1.

端末ウィンドウで、次のコマンドを入力します。

                                         
cd $CLIENT_HOME/src/sql
sqlplus / as sysdba

                                        
                                           
$CLIENT_HOME は、
                                          
wsclient.jar ファイルの展開先ディレクトリを表します。
                                        
                                      

 

2.

リレーショナル地物タイプを移入するには、次のSQLスクリプトを実行します。

                                         
                                           
@wfsrelmd.sql
                                        
                                      

wfsrelmd.sqlにより、ユーザー、表、および索引が作成されて権限が付与され、PL/SQLプロシージャが実行されます。 次のスクリーンショットでは、出力の一部のみを示しています。

 

3.

ドキュメント・ベースの地物タイプを移入するには、次のSQLスクリプトを実行します。

                                         
                                           
@wfsdocmd.sql
                                        
                                      

wfsdocmd.sqlスクリプトにより、ユーザー、表、および索引が作成されて権限が付与され、PL/SQLプロシージャが実行されます。 次のスクリーンショットでは、出力の一部のみを示しています。

SQL*Plusを終了します。

 

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地物タイプの作成

1.

地物タイプを作成する( java oracle.spatial.ws.admin demo.WFSAdminDemo SampleFeature ./data/datafeatures.xsd ./data/fd_sample.xml create)には、次のコマンドを入力します。

                                         
                                           
cd $CLIENT_DIR/src
./compileAndRunClient.sh runwfsct
                                        
                                      

CLIENT_DIRには、 srcフォルダを展開したパスを指定します。

 

2.

新しい端末ウィンドウで、OC4Jサーバーを開始します。 次のコマンドを入力します。

                                         
                                           
cd <jdevhome directory>/bin
                                                                                
                                           
./oc4j -start
                                        
                                      

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リレーショナルWFSデモの実行

リレーショナル・ベースのWFSデモでは、リレーショナル・ベースの地物タイプに対する、以下のWFSリクエスト・タイプの処理を行います。

 GetCapabilities
 DescribeFeatureType
 GetFeature

以下のトランザクション・タイプを指定するサブ要素つきのトランザクション

 

挿入

   更新
   削除

WFSデモを実行すると、WFSサーバーにより入力が順次処理され、出力が生成されます。 入力ファイルは、 wfsrel_01.xml、 wfsrel_02.xmlをはじめとする wfsrel_22.xmlまでのファイルです。 入力XMLファイルである wfsrel_*.xmlファイルは wsclient.jarファイルに含まれており、 $CLIENT_HOME/src/dataフォルダからアクセスできます。 生成される出力ファイルは、 wfsrel_01.log、 wfsrel_02.logをはじめとする wfsrel_22.logまでのファイルです。 WFSデモを実行するには、以下の手順に従います。

1.

リレーショナルWFSデモを実行するには、次のコマンドを入力します( $CLIENT_DIRは、このデモの src/コンテンツが含まれるクライアント・ディレクトリです)。

                                         
                                           
cd $CLIENT_DIR/src/data
cp wfsMapFile_rel.txt wfsMapFile.txt
                                        
                                      

 

2. 次に、以下に従ってWFSデモを実行( java oracle.spatial.ws.svrproxy.TestWFS wfs_rel_user wfs_rel_user)します。

cd $CLIENT_DIR/src
./compileAndRunClient.sh runwfsrel

./compileAndRunClient.sh runwfsrelコマンドを実行すると、 src/data/wfsrel_*.xmlファイルにアクセスします。 該当する出力ファイルは、 src/dataディレクトリに wfsrel_*.logファイルとして生成されます。

次のスクリーンショットでは、完全な出力を示しています。

 

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リクエストXMLとレスポンスXMLの例

以下に、地物タイプ別の入力ファイルと出力ファイルの内容を示します。

  入力 出力
GetCapabilities wfsrel_12.xmlは、GetCapabiltiesのリクエスト例です。 wfsrel_12.logは、GetCapabiltiesのレスポンスを表示します。これにより、WFSサーバーの機能概要が示されます。
DescribeFeatureType wfsrel_11.xmlと wfsrel_20.xmlは、DescribeFeatureTypeのリクエスト例です。地物タイプの構成に関する説明を要求します。 wfsrel_11.logと wfsrel_20.xmlは、地物タイプの構成を表示します。
GetFeature wfsrel_01.xml、 wfsrel_02.xmlから wfsrel_10.xmlまでと、 wfsrel_13.xmlおよび wfsrel_19.xmlは、GetFeatureのリクエスト例です。フィルタ条件を満たす地物インスタンスを検索します。 wfsrel_01.log、 wfsrel_02.logから wfsrel_10.logまでと、 wfsrel_13.logおよび wfsrel_19.logは、検索結果のファイルです。該当するフィルタ条件を満たす地物インスタンスを表示します。
トランザクション: 挿入 wfsrel_14.xml、 wfsrel_17.xml、および wfsrel_21.xmlは、地物インスタンスの挿入例です。 wfsrel_14.log、 wfsrel_17.log、および wfsrel_21.logは、挿入リクエストに対するWFSサーバーの出力を表示します。
トランザクション: 削除 wfsrel_16.xml、 wfsrel_18.xml、および wfsrel_22.xmlは、地物インスタンスの削除例です。 wfsrel_16.log、 wfsrel_18.log、および wfsrel_22.log は、削除リクエストに対するWFSサーバーの出力を表示します。
トランザクション: 更新 wfsrel_15.xmlは、地物インスタンスの更新例です。 wfsrel_15.logは、更新リクエストに対するWFSサーバーの出力を表示します。

次に、 wfsrel_01.xmlと、それに対応する出力である wfsrel_01.logの内容を確認します。 上述のとおり、 wfsrel_01.xmlはGetFeatureのリクエスト例です。 入力ファイルは wsclient.jarに含まれています。 すべての出力ファイルは、デモの実行時に $CLIENT_HOME/src/dataディレクトリに生成されます。 その他の入力ファイルや対応する出力ファイルを確認するには、 $CLIENT_HOME/src/dataディレクトリにアクセスします。

1.

次のスクリーンショットは、入力XMLである wfsrel_01.xmlファイルの内容です。

次のスクリーンショットは、対応する出力ファイル wfsrel_01.logの内容です。

 

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ドキュメント・ベースのWFSデモの実行

ドキュメント・ベースのWFSデモでは、ドキュメント(外部XSD)ベースの地物タイプに対する、以下のWFSリクエスト・タイプの処理を行います。

 GetFeature

以下のトランザクション・タイプを指定するサブ要素つきのトランザクション

 

挿入

   更新
   削除

ドキュメント・ベースのWFSデモを実行すると、WFSサーバーにより入力が順次処理され、出力が生成されます。 入力ファイルは、 wfsdoc_01.xml、 wfsdoc_02.xmをはじめとする wfsdoc_20.xmlまでのファイルです。 入力XMLファイルである wfsdoc_*.xmlファイルは wsclient.jarファイルに含まれており、 $CLIENT_HOME/src/dataフォルダからアクセスできます。 生成される出力ファイルは、 wfsdoc_01.log、 wfsdoc_02.logをはじめとする wfsdoc_20.logまでのファイルです。 ドキュメント・ベースのWFSデモを実行するには、以下の手順に従います。

1.

ドキュメント・ベースのWFSデモを実行するには、次のコマンドを入力します( $CLIENT_DIRは、このデモの src/コンテンツが含まれるクライアント・ディレクトリです)。

                                         
                                           
cd $CLIENT_DIR/src/data
cp wfsMapFile_doc.txt wfsMapFile.txt
                                        
                                      

 

2.

次に、以下に従ってドキュメント・ベースのデモを実行( java oracle.spatial.ws.svrproxy.TestWFS wfs_doc_user wfs_doc_user)します。

                                         
                                           
cd $CLIENT_DIR/src
./compileAndRunClient.sh runwfsdoc

次のスクリーンショットでは、完全な出力を示しています。
                                        
                                      
                                         
                                         
                                      

 

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リクエストXMLとレスポンスXMLの例

以下に、地物タイプ別の入力ファイルと出力ファイルの内容を示します。

  入力 出力
GetFeature wfsdoc_02.xml、 wfsdoc_03.xml、 wfsdoc_04.xml、 wfsdoc_05.xml、 wfsdoc_07.xml、 wfsdoc_12.xml、 wfsdoc_14.xml、 wfsdoc_16.xml、 wfsdoc_18.xml、および wfsdoc_20.xmlは、GetFeatureのリクエスト例です。フィルタ条件を満たす地物インスタンスを検索します。 wfsdoc_02.log、 wfsdoc_03.log、 wfsdoc_04.log、 wfsdoc_05.log、 wfsdoc_07.log、 wfsdoc_12.log、 wfsdoc_14.log、 wfsdoc_16.log、 wfsdoc_18.log、および wfsdoc_20.logは検索の結果です。該当するフィルタ条件を満たす地物インスタンスを表示します。
トランザクション: 挿入 wfsdoc_01.xmlとwfsdoc_09.xmlは、地物インスタンスの挿入例です。 wfsdoc_01.logと wfsdoc_09.logは、挿入リクエストに対するWFSサーバーの出力を表示します。
トランザクション: 削除 wfsdoc_08.xmlとwfsdoc_19.xmlは、地物インスタンスの削除例です。 wfsdoc_08.logと wfsdoc_19.logは、削除リクエストに対するWFSサーバーの出力を表示します。
トランザクション: 更新 wfsdoc_06.xml、wfsdoc_10.xml、wfsdoc_11.xml、wfsdoc_13.xml、wfsdoc_15.xml、wfsdoc_17.xmlは、地物インスタンスの更新例です。 wfsdoc_06.log、 wfsdoc_10.log、 wfsdoc_11.log、 wfsdoc_13.log、 wfsdoc_15.log、および wfsdoc_17.logは、更新リクエストに対するWFSサーバーの出力を表示します。

次に、 wfsdoc_06.xmlと、それに対応する出力である wfsdoc_06.logの内容を確認します。

入力ファイルは wsclient.jarに含まれています。 すべての出力ファイルは、デモの実行時に $CLIENT_HOME/src/dataディレクトリに生成されます。 その他の入力ファイルや対応する出力ファイルを確認するには、 $CLIENT_HOME/src/dataディレクトリにアクセスします。

1.

入力ファイル wfsdoc_06.xmlの内容を確認します。 上述のとおり、 wfsdoc_06.xmlは更新トランザクションのリクエスト例です。

 

2.

次のスクリーンショットに、レスポンスである wfsdoc_06.logファイルの内容を示します。

 

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地物タイプの削除

1.

リレーショナル地物タイプを削除するには、次のコマンドを実行します。

cd $CLIENT_DIR/src/sql
sqlplus / AS SYSDBA

SQLスクリプトの drprelmd.sqlを実行します。 .

@drprelmd.sql

SQL*Plusを終了します。

2.

ドキュメント・ベースの地物タイプを削除するには、次のコマンドを実行します。

cd $CLIENT_DIR/src
./compileAndRunClient.sh runwfsdt

 

3.

OC4Jサーバーを停止します。 次のコマンドを入力します。

                                         
                                           
cd <Jdev directory>/bin
                                                                                
                                           
./oc4j -shutdown -port 23791 -password admin
                                        
                                      

 

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Catalog Services for the Web(CSW)デモの実行

以下の手順に従います。

 レコード・タイプの移入と作成
 CSWデモの実行
 リクエストXMLとレスポンスXMLの例
 レコード・タイプの削除

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レコード・タイプの移入と作成

1.

次のコマンドを入力して、CSWデモ用のレコード・タイプを移入します( $CLIENT_HOMEは、このデモの src/コンテンツが含まれるクライアント・ディレクトリです)。

                                         
                                           
cd $CLIENT_HOMR/src/sql
sqlplus / as sysdba
@cswmd.sql
                                        
   
                                      
cswmd.sqlスクリプトにより、ユーザー、表、および索引が作成されて権限が付与され、PL/SQLプロシージャが実行されます。 次のスクリーンショットでは、出力の一部のみを示しています。
                                          
                                      

SQL*Plusを終了します。

 

2.

タイプを作成するには、以下のとおり、Javaクラス oracle.spatial.ws.admindemo.CSWAdminDemo createRecordTypeを使用します。

                                         
                                           
cd $CLIENT_HOME/src
./compileAndRunClient.sh runcswct
                                        
                                      

 

3.

新しい端末ウィンドウで、OC4Jサーバーを開始します。 次のコマンドを入力します。

                                         
                                           
cd <jdevhome directory>/bin
       ./oc4j -start
                                              
                                      

 

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CSWデモの実行

CSWデモは、以下のCSWリクエスト・タイプの処理を行います。

 GetCapabilities
 DescribeRecord
 GetRecords
 GetDomain
 GetRecordById

以下のトランザクション・タイプを指定するサブ要素つきのトランザクション

 

挿入

   更新
   削除

CSWデモを実行すると、CSWサーバーにより入力が順次処理され、出力が生成されます。 入力ファイルは、 csw_01.xml、 csw_02.xmlをはじめとする csw_36.xmlまでのファイルです。 入力XMLファイルである csw_*.xmlファイルは wsclient.jarファイルに含まれており、 $CLIENT_HOME/src/dataフォルダからアクセスできます。 生成される出力ファイルは、 csw_01.log、 csw_02.logをはじめとする csw_36.logまでのファイルです。 CSWデモを実行するには、以下の手順に従います。

1.

CSWデモを実行( java oracle.spatial.ws.svrproxy.TestCSW csw_user csw_user)するには、次のコマンドを入力します( $CLIENT_HOMEは、このデモのコンテンツが含まれるクライアント・ディレクトリです)。

                                         
                                           
cd $CLIENT_HOME/src
./compileAndRunClient.sh runcsw

                                                                                 
                                      

 

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リクエストXMLとレスポンスXMLの例

以下に、CSWリクエスト・タイプ別の入力ファイルと出力ファイルの内容を示します。

  入力 出力
GetCapabilities csw_10.xmlは、GetCapabiltiesのリクエスト例です。 csw_10.logは、GetCapabiltiesのレスポンスを表示します。これにより、CSWサーバーの機能概要が示されます。
DescribeRecord csw_09.xmlは、DescribeRecordのリクエスト例です。レコード・タイプの構成に関する説明を要求します。 csw_09.logは、レコード・タイプの構成を表示します。
GetRecords csw_02.xml、 csw_03.xmlから csw_07.xmlまでのファイルと、 csw_19.xml、 csw_21.xml、 csw_22.xml、 csw_24.xml、 csw_28.xml、 csw_30.xml、 csw_32.xml、 csw_34.xml、および csw_36.xmlは、GetRecordsのリクエスト例です。フィルタ条件を満たすレコード・インスタンスを検索します。
csw_02.log、 csw_03.logから csw_07.logまでのファイルと、 csw_19.log、 csw_21.log、 csw_22.log、 csw_24.log、 csw_28.log、 csw_30.log、 csw_32.log、 csw_34.log、および csw_36.logは、検索の結果です。該当するフィルタ条件を満たすレコード・インスタンスを表示します。
GetDomain csw_11.xmlは、GetDomainのリクエスト例です。リクエスト・パラメータの値の範囲に関する実行時情報を取得するために使用されます。 csw_11.logは、GetDomainリクエストに対するレスポンスです。
GetRecordById csw_08.xmlは、GetRecordByIdのリクエスト例です。識別子を使用してレコード・インスタンスを検索します。 csw_08.logは検索の結果です。該当する問合せ条件を満たすレコード・インスタンスを示します。
トランザクション: 挿入 csw_01.xml、 csw_12.xml、 csw_18.xml、 csw_20.xml、 csw_23.xml、および csw_25.xml は、レコード・インスタンスの挿入例です。 csw_01.log、 csw_12.log、 csw_18.log、 csw_20.log、 csw_23.log、および csw_25.logは、挿入リクエストに対するCSWサーバーの出力を表示します。
トランザクション: 削除 csw_13.xmlと csw_35.xmlは、レコード・インスタンスの削除例です。 csw_13.logと csw_35.logは、削除リクエストに対するCSWサーバーの出力を表示します。
トランザクション: 更新 csw_14.xml、 csw_15.xml、 csw_16.xml、 csw_17.xml、 csw_26.xml、 csw_27.xml、 csw_29.xml、 csw_31.xml、および csw_33.xmlは、レコード・インスタンスの更新例です。 csw_14.log、 csw_15.log、 csw_16.log、 csw_17.log、 csw_26.log、 csw_27.log、 csw_29.log、 csw_31.log、および csw_33.logは、更新リクエストに対するCSWサーバーの出力を表示します。

次に、 csw_08.xmlと、それに対応する出力である csw_08.logの内容を確認します。 入力ファイルは wsclient.jarに含まれています。 すべての出力ファイルは、デモの実行時に $CLIENT_HOME/src/dataディレクトリに生成されます。 その他の入力ファイルや対応する出力ファイルを確認するには、 $CLIENT_HOME/src/dataディレクトリにアクセスします。

1.

入力ファイル csw_08.xmlの内容を確認します。 上述のとおり、 csw_08.xmlはGetRecordByIdのリクエスト例です。

 

2.

次に、対応する出力ファイルの csw_08.logを示します。

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レコード・タイプの削除

1.

CSWレコード・タイプを削除( java oracle.spatial.ws.admindemo.CSWAdminDemo
dropRecordType )するには、次のコマンドを入力します( $CLIENT_DIRは、このデモの src/コンテンツを含むクライアント・ディレクトリです)。

                                         
                                           
cd $CLIENT_HOME/src
./compileAndRunClient.sh runcswdt
                                        
                                      

2.

OC4Jサーバーを停止します。 次のコマンドを入力します。

                                         
                                           
cd <Jdev directory>\bin
                                                                                
                                           
./oc4j -shutdown -port 23791 -password admin
                                        
                                      

 

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Open Location Services(OpenLS)デモの実行

以下の手順に従います。

 olscreate.sqlスクリプトの更新と実行

test.javaファイルの更新

 コードのコンパイルと実行
 OpenLS SQLデモの実行

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olscreate.sqlスクリプトの更新と実行

1.

次のファイルを探します。

- src/sql/olslocut.dmp
- src/sql/olscreate.sql

olscreate.sqlを編集します。 次のコマンドを入力します。

                                         
                                           
cd $CLIENT_HOME/src/sql
                                                                                
                                           
gedit olscreate.sql
                                        
                                      

 

2.

olscreate.sqlファイルで、"connect user/password"の個所を変更して、使用するユーザー名とパスワードを指定します。 このチュートリアルでは、systemおよびmdsysのパスワードを oracleに変更します。

注: プレゼンテーション・サービスおよびルーティング・サービスについては、 insert(...)文と assign_acl(...)文を更新して、正しいRoute ServerとMapViewerのURLを指定する必要があります。 Oracle Location Serviceにアクセスできる場合、これらのURLを設定してアクセスしてから、プレゼンテーション・サービスとルーティング・サービスのOpenLS SQLデモを実行します。 Oracle Location Serviceにより、ルーティングとマッピングのリクエストを処理する機能が提供されます。

Oracle Route Serverの詳細は『Oracle Spatial開発者ガイド』のルーティング・エンジンに関する章を参照してください。 Oracle MapViewerの詳細を確認するには次のリンクをクリックしてください。

http://www.oracle.com/technology/software/products/mapviewer/index.html (英語)

http://otn.oracle.co.jp/products/mapviewer/ (日本語)

Oracle Location Serviceへアクセスできない場合、プレゼンテーション・サービスとルーティング・サービス用のOpenLS SQLデモを実行することはできません。 したがって、以下に説明する insert into文と assign_acl文の変更を行う必要はありません。

ただし、ディレクトリ・サービスとジオコーディング・サービス用のOpenLS SQLデモは実行できます。

以下の変更を行います。

mdsys.OpenLSServices表に対する INSERT INTO文のサーバーURL定義:

ロケーション・ユーティリティ・サービスおよびディレクトリ・サービスのURLは、http:localhostのままにします。

プレゼンテーション・サービスおよびルーティング・サービスのURLには、正しいRoute ServerとMapViewerのURLを指定します。 したがって、これらの値はOracle Location Serviceにアクセスできる場合のみ変更します。

このチュートリアルでは、 dbms_network_acl_admin.drop_acl('xxx.xml')はそのままにします。

アクセス制御リスト(ACL)定義( assign_acl文)におけるURLを、プレゼンテーション・サービスとルーティング・サービスの INSERT INTO文で指定したURLに変更します。 Oracle Location Serviceにアクセスできる場合のみ変更します。

 

3.

SQL*Plusで、 olscreate.sqlスクリプトを実行します。

                                         
                                           
sqlplus / as sysdba
                                                                                
                                           
@olscreate.sql

                                        次のスクリーンショットでは、出力の一部のみを示しています。
                                        
                                           
                                          
                                        
                                      

SQL*Plusを終了します。

 

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test.javaファイルの更新

1.

$CLIENT_DIR/src/oracle/spatial/ws/svrproxy/Test.javaファイルで、以下の変更を行います。

次の個所で、URL(ローカルホスト、ポート)を変更します。

myPort.setEndpoint("http://localhost:8888/SpatialWS-SpatialWS-context-root/SpatialWSSoapHttpPort");

注:このチュートリアルでは、"localhost:8888"のままにします。

次の個所を編集して、適切なユーザー名とパスワードを指定します。

myPort.setUsername(user);
myPort.setPassword("welcome");

SpatialWsUser0からSpatialWsUser3までのユーザーをすでに作成しているため、これらの変更を加える必要がない場合もあります。 また、一部のテストではパフォーマンス測定のためにループを実行しています。

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コードのコンパイルと実行

OpenLSベースのデモは、以下のOpenLSリクエスト・タイプの処理を行います。

 GeocodeRequest
 PortrayMapRequest
 DetermineRouteRequest
 DirectoryRequest

OpenLSのJavaデモをコンパイルして実行すると、ディレクトリ・サービスのリクエストを実行するSOAP呼び出しが行われ、ディレクトリ・サービスのレスポンスが生成されます。

OpenLSデモを実行するには、以下の手順に従います。

1.

新しい端末ウィンドウで、OC4Jサーバーを開始します。 次のコマンドを入力します。

                                         
                                           
cd <jdevhome directory>/bin
                                                                                
                                           
./oc4j -start
                                        
                                      
2.

コードをコンパイルして実行します。

サンプルのYPリクエストの場合(Linuxシステム)

                                         
                                           
cd $CLIENT_HOME/src
                                                                                
                                           
./compileAndRunClient.sh runyp
                                        
                                      

次のスクリーンショットでは、出力の一部のみを示しています。

 

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OpenLS SQLデモの実行

OpenLSには、SOAPインタフェース(上述の手順で実行済み)に加えてSQLインタフェースがあります。

入力ファイルは、 olsloc_01.sql、 olsdir_02.sql、 olsdir_03.sqlから olsdir_11.sqlまでのファイルと、 olsmap_02.sql、 olsmap_03.sql、および olsroute_01.sqlです。 入力ファイルは wsclient.jarファイルに含まれており、 $CLIENT_HOME/src/dataフォルダからアクセスできます。 $CLIENT_HOME/src/dataからSQL*Plusを実行すると、出力ファイルが対応するログ・ファイルとして生成されます( olsloc_01.log、 olsdir_02.log、 olsdir_03.logから olsdir_11.logまでのファイルと、 olsmap_02.log、 olsmap_03.logおよび olsroute_01.log)。

以下に、OpenLSリクエスト・タイプ別の入力ファイルと出力ファイルの内容を示します。

  入力 出力
GeocodeRequest olsloc_01.sqlは、ジオコードを使用して、サンフランシスコにある2つの住所をリクエストする例です。

olsloc_01.logは、ジオコード化された緯度および経度と住所を含むレスポンスです。
PortrayMapRequest

olsmap_02.sqlと olsmap_03.sqlは、サイズとファイル形式により境界ボックスまたは中心点と縮尺を指定する地図のリクエスト例です。
表示する地図レイヤーを指定することもできます。

注:これらの入力ファイルを実行して
対応する出力を生成するには、
Oracle Location Serviceへアクセスできる必要があります。

olsmap_02.logと olsmap_03.logは、地図リクエストに対するレスポンスです。
DetermineRouteRequest

olsroute_01.sqlは、2つの住所間のルート(ルート・ジオメトリを含む)をリクエストする例です。 続いて、ルート・ジオメトリに基づいてディレクトリ・リクエストが実行されます。

注:これらの入力ファイルを実行して
対応する出力を生成するには、
Oracle Location Serviceへアクセスできる必要があります。

olsroute_01.logは、ルート・リクエストに対するレスポンスです。
DirectoryRequest

olsdir_02.sql、 olsdir_03.sql、および olsdir_04.sql は、指定した国、州、市、または郵便番号に含まれる対象企業または地点を検索する例です。
さらに、企業ID、名前、電話番号などの制限を付加することもできます。

olsdir_05.sql、 olsdir_06.sql、 olsdir_07.sql、 olsdir_08.sql、 olsdir_09.sql、および olsdir_11.sqlは、対象となる企業または地点の検索に分類要件を追加する例です。
1つのリクエストにおいて、分類フレームワーク(SICコードなど)とそれに含まれるカテゴリはいくつでも指定できます。


olsdir_10.sqlは、対象となる企業または地点の検索に境界ボックスを追加する例です。 "最寄り"、"距離内"、"円周内"、および"ポリゴン内"も指定できます。

olsdir_02.log、 olsdir_03.log、および olsdir_04.log は、問合せ条件を満たす企業のリストを表示します。

 

olsdir_05.log、 olsdir_06.log、 olsdir_07.log、 olsdir_08.log、 olsdir_09.log、および olsdir_11.log は、問合せ条件を満たす企業のリストを表示します。

olsdir_10.logは、問合せ条件を満たす企業のリストを表示します。

olsloc_01.logおよび olsmap_02.logファイルを生成するには、以下の手順に従います。

1.

次のコマンドを入力します。

                                         
                                           
cd $CLIENT_HOME/src/data
                                                                                
                                           
sqlplus mdsys/oracle

spool olsloc_01.log
@olsloc_01.sql
spool off
                                        
                                      

上の表に記載したとおり、 olsloc_01.sqlはジオコードを使用して、サンフランシスコにある2つの住所をリクエストする例です。 スプールされた出力ログ・ファイル olsloc_01.logは、 $CLIENT_HOME/src/dataディレクトリから参照できます。 次のスクリーンショットでは、出力の一部のみを示しています。

2.

同様に、 olsmap_02.sqlを実行します。これは、PortrayMapRequestのリクエスト・タイプ例です。 Oracle Location Serviceにアクセスすることができ、 olscreate.sqlスクリプトでURLを指定している場合に限り、これを実行できます。

次のスクリーンショットに、 olsmap_02.logファイルの内容を示します。

同様に、 olsroute_01.sql(Oracle Location Serviceへアクセスできる場合に限る)や olsdir_03.sqlなど、その他すべての入力SQLファイルを実行して、対応する出力ファイルを生成できます。

 

3.

OC4Jサーバーを停止します。 次のコマンドを入力します。

                                         
                                           
cd <Jdev directory>\bin
                                                                                
                                           
./oc4j -shutdown -port 23791 -password admin
                                        
                                      

 

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まとめ

このチュートリアルで学習した内容は、次のとおりです。

 Web Feature Service(WFS)デモの実行
 Catalog Services for the Web(CSW)デモの実行
 Open Location Services(OpenLS)デモの実行

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