Oracle SQL Developer Data Modeler

よくある質問

2012年5月

このFAQは、大きく2つのセクション(一般的な質問を集めたセクションと技術関連のセクション)に分かれています。技術関連のセクションは、Oracle SQL Developer Data Modeler Early Adopterリリース・サイクルのユーザーから寄せられたフィードバックに基づいています。 時間と労力を惜しまずフィードバックを投稿してくださった皆様に感謝いたします。

一般的な質問

Oracle SQL Developer Data Modeler:

  • エンタープライズ・アーキテクト、データ・アーキテクト、ビジネス・データ・モデラー、データ品質エンジニア、アプリケーション開発者、データベース開発者、データベース管理者などを対象ユーザーとするデータ・モデリング・ツールです。
  • データ・モデリングとデータ設計に特化しています。
  • サポート内容
    • 概念的なE-Rダイアグラム
    • リレーショナル・モデル(データベース表、列など)
    • 多次元モデル
    • データ型モデル(論理モデルおよびリレーショナル・モデルに対応したSQL99構造型、物理モデルに実装したもの)
    • 物理モデル(ロール、表領域、パーティション、トリガー、…)
    • データ・フロー・ダイアグラム
  • 幅広いインポート/エクスポート機能(CA ERwin Data Modeler、Oracle Designer、DDL、データ・ディクショナリのサポートを含む)
  • 機能
    • モデル比較/マージ機能
    • 論理モデルとリレーショナル・モデル間の選択的フォワード/リバース・エンジニアリング
    • ドメイン・サポート
    • モデル設計ルール(論理モデル、リレーショナル・モデル、物理モデル)
    • 名前の省略と標準化
  • オフライン(ファイル・ベース)ベース・モデリングとして使用可能
  • 論理設計およびリレーショナル設計に対してレポートを問合せたり実行したりするためのレポート・リポジトリを搭載

はい。この製品はOracle SQL Developerに完全に統合されてもいます。

Oracle SQL Developer Data Modelerは次の2つのパッケージから選択できます。

  • Oracle SQL Developer Data Modeler - 独立した単体ツール
  • Oracle SQL Developer - すべてのデータ・モデリング機能

Oracle SQL Developer Data ModelerはOracle SQL Developerとは独立しており、Oracle SQL Developerのリリース・サイクルやインストールに影響を与えません。

はい、Oracle SQL Developerは引き続き無償です。

Oracle Designerでサポートされるのは、データ(スキーマ)およびアプリケーション開発のためのコードの設計と生成です。Oracle SQL Developer Data Modelerは、アプリケーション設計とコード生成をサポートしない代わりに、概念的データ・モデリングとデータベース設計およびDDLスクリプト生成を重点的にサポートします。データ設計にのみ関心がある場合は、Oracle SQL Developer Data ModelerをOracle Designerの代替製品と見なすこともできます。その理由の一部を次に示します。

  • Oracle DesignerはおもにOracle Databaseを対象としており、Oracle 10gおよびOracle Database 11gの新機能はサポートされません。Oracle SQL Developer Data ModelerはSQL ServerとDB2をサポートしています
  • サード・パーティ製データベースのサポートには制約があります
  • Oracle Designerはインストールとセットアップに手間がかかります

詳しい情報はどこを参照すればよいですか?

技術関連の質問

  • SQL Developer Data Modelerにはさまざまなインポート・オプションがあります。メニュー・オプション「File」→「Import」を選択します。
    • Oracle、DB2、UDBおよびSQL ServerからDDLスクリプトをインポートします。
    • Oracle、IBM DB2およびMicrosoft SQL Serverのデータ・ディクショナリから直接インポートします。
    • 接続に汎用のODBC/JDBCドライバを使用してインポートすることもできます。
    • 多次元モデル(ファクト、ディメンションおよびレベル)の場合は、キューブ・ビューのメタデータまたはXMLAファイルからインポートします。
  • Oracle Designer、CA ERwin Data Modeler 4.Xファイル(XMLとして保存)およびVARファイル(旧Bachman Information Systems)からインポートします。
  • Oracle SQL Developer Data Modelerからさまざまな形式にエクスポートできます。 メニュー・オプション「File」→「Export」を選択します。
    • Oracle、DB2、UDBおよびSQL ServerにDDLスクリプトをエクスポートします。 DDLファイル・エディタ・ウィザードを使用してオブジェクト・セットやさまざまな生成オプションを定義できます。比較/マージ機能を使用すると、2つのモデルを比較してupdate文やAlter文を作成できます。
    • 多次元モデル(ファクト、ディメンションおよびレベル)の場合は、キューブ・ビューのメタデータ・ファイル、XMLAファイルまたはOracle Analytical Workspaces(Oracle MOLAP)にエクスポートできます。
    • モデルをCSVファイルにエクスポートし、それをリレーショナル・データベーにインポートして問合せに使用することができます。

Oracle SQL Developer Data Modelerにはモデルの比較/マージ・オプションがあります。このオプションを使用してSQL Developer Data Modelerのモデル同士を比較したり、自分で作成したモデルや既存のモデルを使用してインポートしたモデルと比較したりできます。比較/マージ・オプションは「Tools」→「Compare/Merge」メニュー・オプションの下にあります。

新規にモデルを作成する、またはスクリプトをディクショナリからインポートするか既存のモデルを開いてモデルを作成する手順

  1. 「Compare/Merge」選択ウィンドウを選択し、Oracle SQL Developer Data Modelerの既存のモデルを選択します。
  2. 比較元とするリレーショナル・モデル(FROM)を選択します。
  3. 比較する相手のリレーショナル・モデル(TO)を選択します。
    Oracleの物理モデルを使用したOracle SQL Developer Data Modelerモデルがある場合は、一部の物理オブジェクトを比較することもできます。
  4. 「OK」を選択します。
  5. 左側にFROMモデル、右側にTOモデル(開いたか作成したオリジナルの設計)が表示されます。
  6. マージ処理に使用するオブジェクトを選択します。 生成される予定のスクリプトがDDLプレビューに表示されるので、確認して保存できます。
  7. Mergeオプションを選択しない限り、マージするオブジェクトを選択/選択解除でき、DDLをプレビューすることも可能です。

サブビュー

  • サブビューとは、メイン・モデルより下位の要素の集合体で、必ず、密接にグループ化されている表か関連している表やエンティティを表します。
  • 複雑な論理モデルまたはリレーショナル・モデルを操作しているときにサブビューを作成できますが、サブビューではそのモデルの一部のみが表現されます。
  • 1つのモデルに複数のサブビューを定義でき、エンティティ/表やビューを複数のサブビューに割り当てることができます。 2つのエンティティ/表の間のリンク(リレーション)は、全体のモデル上と、参照される両方のエンティティが割り当てられているサブビュー上に表示されます。1つのサブビュー内での変更の実行と、全体のモデル内での変更の実行に違いはありません。オブジェクト・プロパティへの変更は、全体のモデルおよび関連するすべてのサブビューに即座に反映されます。
  • エンティティ/表およびビューは、全体のモデルから削除しなくてもサブビューから削除できます。

サブビューの作成

  • ブラウザ・ツリーから適切なダイアグラムにエンティティ/表をドラッグ・アンド・ドロップします。
  • 別のサブビューを元にする場合は、ブラウザでサブビューの「Create SubView As...」コマンドを選択します。
  • オブジェクトの選択を使用する方法もあります。 オブジェクトを選択し終えたら、エンティティ/表を右クリックして「Create Subview」を選択します。オブジェクトの選択方法は次のとおりです。
    • シフト・キーを押しながら各要素をクリックして1つずつ個別に選択する。
    • 投げ縄ツールを使用して複数の要素をまとめて選択する。
    • コンテキスト・メニューの"Select Neighbors"機能を使用する。エンティティ/表を右クリックし、コンテキスト・メニューから「Select Neighbors」を選択します。
  • Import」→「Data Dictionary」を使用して複数のスキーマを選択した場合は、1つのグローバル・リレーショナル・ダイアグラムと、個々のスキーマごとに1つのサブビューが作成されます。Oracle Designerのリポジトリからインポートした場合も同様に、インポートされたアプリケーション・システムまたはフォルダごとにサブビューが作成されます。

表示

  • 各サブビューまたはメイン・ビューに表示を追加できます。 表示は、同じオブジェクト・セットを異なる表記法または詳細レベルを使用して表現する場合に便利です。表示に表現されるオブジェクトの数は、表示が属するサブビュー(メイン・ビュー)内のオブジェクトと同期されます。
  • AUTOROUTEをOFFに設定すると、線を移動できるようになります。
    • ダイアグラム上の領域を右クリックするか、「TOOLS」→「General Options」の順に選択して「Diagram」に移動し、Auto routeをOFFに設定します。
  • リレーションシップを右クリックすると次の3つの選択肢が表示されます。
    • Straight Line(直線にする)
    • Add Elbow(角の追加)
    • Remove Elbow(角の削除)
  • 直線には始点と終点があり、角はありません。線を移動する場合は始点または終点を選択します。
  • 線には1つ以上の角があるものもあります。
    • 角を追加するには、線を右クリックしてAdd Elbowメニューを使用すると、選択した点に角を追加できます。
    • 始点または終点ではなく角をドラッグして線を移動することができます。
    • また、2つの角に挟まれたリレーションシップの一部か、終点または始点と角に挟まれたリレーションシップを選択してからドラッグして線を移動することもできます。始点と終点は、角を動かすと自動的に移動します。
    • 線上の角を動かすには、角を選択してドラッグします。
  • 編集メニュー・オプションUndoとRedoの使用

はい、リレーショナル・モデルにはいくつかの自動レイアウト・オプションがあります。コンテキスト・メニューを右クリックして、"Auto Layout"メニューからレイアウトを1つ選択します。

10個以上の外部キーで参照される表がある場合は、"Use Synonyms"オプションを使用できます。子表のグラフィカル・シノニムが作成され、親表および外部キーとともに独立した表のグループとして配置されます。そのため表示全体が簡素化され、分かりやすくなり保守が容易になります。

編集メニューでUndoとRedoを選択できます。ただし、すべての操作でUNDO/REDOがサポートされるわけではありません。

Oracle SQL Developer Data Modelerの各モデルは標準のファイル・ベース・リポジトリに保存されます。モデルはローカルまたは中央のファイル・サーバーに保存できます。モデルは、製品に統合されているサブバージョンを使用してソースで管理できます。

はい、印刷メニューを使用して紙に印刷したりファイルに出力したりできます。

はい、次の手順で設計をレポート・リポジトリに保存してください。「File」→「Export」→「To Reporting Schema」を選択します。新しい接続を追加します。この接続は、すでにアクセス権を持っているスキーマでも、すべての設計のレポート・リポジトリを保持する新しいスキーマでもかまいません。リポジトリがまだスキーマに存在しない場合は、接続に初めて設計を保存するときにレポート・リポジトリが作成されます。その後は、同じスキーマに設計が保存されます。

これで、スキーマに含まれる表の詳細を好みのツールで問い合せることができます。Oracle SQL Developerには、あらかじめ定義されたレポート一式がインストールされています。

Oracle SQL Developerを起動します(まだインストールしていない場合はOTNからダウンロードできます)。「Help」→「Check for Updates」を選択します。\datamodeler\reportsフォルダのoracle.sqldeveloper.datamodeler_reports.59.46.zipファイルを選択し、ウィザードを実行します。Oracle SQL Developerを再起動します。これで、初めて作成した設計を含む一連のレポートが表示されるはずです。Oracle SQL Developerを使用して独自のレポートを追加できます。

SQL Developer Data ModelerにはOracle Designerリポジトリから直接インポートすることができます。Oracle Designerからのインポートにはウィザードを使用します。Designerリポジトリにアクセスするには、SID、ホスト名およびDesignerユーザー名(リポジトリ所有者など)およびパスワードが必要です。

Data Modelerにインポートされるのは、バージョンがないオブジェクトかチェックインされているオブジェクトのみです。アプリケーション・システム(フォルダ)の場合は、最後にチェックインしたバージョンに属するオブジェクトのみがインポートされます。ここでエラーが発生した場合は、アプリケーション・システムおよびファイルがチェックインされていることを確認してください。エラーになる理由としては、次のことが考えられます。

  • オブジェクトが追加されたがアプリケーション・システム自体がチェックインされていない
  • アプリケーション・システムはチェックインされているが、オブジェクトにバージョンがない(チェックインされたことがない)

Data Modelerには次のDesignerオブジェクトがインポートされます。

  • ドメイン、オブジェクト(構造化)型、コレクション型
  • エンティティ、リレーションシップ、アーク、エンティティ継承階層
  • 表、ビュー、外部キー、アーク
  • 表とビューのトリガー
  • スナップショット、クラスタ、シノニム、シーケンス
  • 表を含む各ダイアグラムは、リレーショナル・モデルのサブビューに変換されます。
  • エンティティを含む各ダイアグラムは、論理モデルのサブビューに変換されます。
  • オブジェクト(構造化)型を含む各ダイアグラムは、データ型モデルのサブビューに変換されます。

表領域、ビュー、ストアド・プロシージャ、パッケージ、データフロー・ダイアグラムはインポートされません。これらの要素は今後のリリースでインポートされるようになる予定です。

ドメイン・ファイルは、属性や列のデータ型を定義するときに使用されます。それぞれのドメインには名前、シノニム、論理データ型、サイズ、精度、位取りが指定されています。これら以外に次の項目を設定できます。

  • チェック制約
  • 有効な値の範囲
  • 有効な値のリスト

SQL Developer Data Modelerにはデフォルト・ドメイン・ファイルが含まれていません。
注:
これは、事前定義済みのドメイン・ファイルが含まれていたEarly Adopterリリースからの変更点です。このファイルは現在も\datamodeler\domainsディレクトリにあるため、必要に応じてインポートして値のデフォルト・セットを用意することができます。

新しいドメイン定義を作成するには、「Tools」→「Domains Administration」→「Add」を選択して、独自のドメインを作成および追加します。これらのドメインはデフォルト・ファイルであるdefaultdomains.xmlに追加され、すべてのプロジェクトで使用できるようになります。

名前付きドメイン・ファイルを作成するには、「Tools」→「Domains Administration」を選択し、Domains Fileフィールドの横にある「Select」ボタンをクリックします。新しいファイル名を入力して「open」をクリックします。これで、説明どおり、新しいドメインをすべてこのファイルに追加できます。新しいファイルを使用するには、これらのドメインを現在の設計にインポートする必要があります。インポートしなかった場合はデフォルト・ドメイン・ファイルが使用されます。ドメイン・ファイルをインポートするには、「File」→「Import」→「Domains」の順に選択します。すべてのドメインを受け入れることも、インポートするドメインを個別に選択することもできます。

パッケージとファンクションは現段階ではインポートされません。

XMLTYPE表はインポートされません。

Toolsメニューにさまざまなデフォルト設定があります。 ファイルを保存する場所や開く場所といった一般的な設定のほとんどは、「Tools」→「General Options」で制御できます。デフォルトのモデルやダイアグラム・オプション、DDLスクリプト・オプションも設定できます。

はい。

サンプル・モデルやサンプル・ファイルはSQL Developer Data Modelerサイトにあります。このサンプルは、Oracle Database 10gおよびOracle Database 11gに付属している標準のOracleサンプル・スキーマから選んだものです。

  • Oracle SQL Developer Data Modelerは次のデータベースをサポートします。
    • IBM DB2/390およびIBM DB2 LUW(Linux、UnixおよびWindows)
    • Microsoft SQL Server 2000および2005
  • データ・ディクショナリとDDLをインポートできるようにして、これらのデータベースもOracleデータベースと同様にサポートされるようになりました。
  • また、JDBC/ODBCに準拠しているすべてのデータベースに対応したJDBC/ODBCカタログ・インポート機能もあります。
  • はい。多次元モデルの場合は、Cube Viewsメタデータ、XMLAファイルからのインポートまたはOracle ROLAPのリエンジニアリングが可能です。
  • Oracle AWおよびROLAP、Cube ViewsメタデータまたはXMLAファイルにエクスポートできます。

はい、対応しています。設計はUnicode、UTF-8で保存されます。

はい。表を選択して右クリックし、「DDL Preview」を選択してください。

はい。物理モデルのビューの下にインポートされます。

ファイルを開いたり保存したりするオプションを制御できますか?

はい。「Tools」→「General Options」で制御できます。

リレーショナル・モデルに含まれるすべての表に接頭辞を付けることができますか?

はい。リレーショナル・モデルに接頭辞を追加したり変更したりできます。リレーショナル・モデルのコンテキスト・メニューから「Change Object Names Prefix」オプションを選択してください。