アプリケーション・コードのプロファイリング

プロファイラを使用して、アプリケーション・コードにプログラミングの非効率性、パフォーマンスの問題、およびメモリ・リークがあるかどうかを調べます。 「Tools」「Preferences」「Profiler」を選択すると、どのクラスとパッケージを含めるかまたは除外するかを指定できます。 Oracle JDeveloperでは、CPUプロファイリング機能とメモリ・プロファイリング機能の両方を提供します。

CPUプロファイラの実行を開始するには、アプリケーション・ナビゲータでプロジェクト・ファイルを選択し、次に「Run」「CPU Profile <project>」を選択します。

CPUプロファイラでは、アプリケーションのパフォーマンスについての統計データが、使用時間または呼び出されたメソッドのいずれかの見地から一覧表示されます。 CPUプロファイラを使用すると、次の2つの方法のいずれかでコードをプロファイルできます。

• CPU時間サンプリングを使用して、アプリケーションのどの部分がもっとも時間を占有しているかを特定します。
• メソッド・コール・カウントを使用して、呼び出されているメソッドを確認し、呼出し回数を評価します。

メモリ・プロファイリング機能では、プログラムによってJavaヒープ内のメモリがどのように利用されているかを視覚的および統計的に分析し、メモリ・リークを突き止めて隔離します。 メモリ・プロファイラによって、アプリケーションのメモリ使用量についての情報が、指定した間隔で取得されます。 アプリケーションを一時停止または終了すると、最後の間隔に関するプロファイラ情報が表示されます（Javaヒープ内で使用されているメモリや解放されたメモリなど）。

プロファイラ・クラス・セットでは、プログラムをプロファイルする際にどのクラスを対象にするかが定義されます。 プロファイラ・クラス・セットを定義するには、プロファイリング・セッションに含めるクラスと除外するクラスのリストを指定します。 クラスのこのセットにより、プログラムのどの部分をプロファイラの対象にするかが決定されます。 これらのクラスを含むプロファイラ・クラス・セットのみが、プロファイラをプロジェクトに対して実行したときに評価されます。 プロファイラ・クラス・セットは、Preferences PropertiesダイアログのProfilerページで定義します。

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