tell me more iconWSDLドキュメントの構造

Webサービス記述言語(WSDL)ドキュメントは、XML形式のドキュメントで、Webサービス、およびWebサービスの一連の定義によって公開されるオペレーション(またはメソッド)が記述されています。 統合ツールを使用してWSDLドキュメントを作成するとき、Oracle JDeveloperによってXMLコードが生成されます。このコードは、XMLソース・エディタを使用して確認できます。

エディタの下部の「 Source」タブをクリックして、WSDLドキュメントのXMLソース・コードを表示します。

XMLソース・エディタ、CreditRating.wsdl

WSDLドキュメントのルート要素は definitionで、ドキュメントで使用される名前空間を宣言します。

  • xmlns属性は、名前空間の制限のない属性名がデフォルトの名前空間 http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/であることを指定します。
  • targetNamespace属性は、WSDL内の要素が名前空間 urn:CreditRatingの名前を宣言することを指定します。
  • urn:CreditRating属性は、接頭辞 tnsで始まる名前が名前空間 urn:CreditRatingにあることを指定します。

Webサービスの記述全体は、以下の要素を使用して、 <definitions></definitions>タグ内に定義されます。

  • types要素:サービスを構成するメッセージに使用されるデータ型のスキーマ定義をインポート、または含んでいます。
  • message要素:サービスがサポートするメッセージの内容を定義します。 message要素には、1つ以上の part要素を含めることができます。 part要素は、それぞれデータ型に関連づけられています。 この例では、XMLスキーマをWSDLにインポートした際に、JDeveloperによって message要素が追加されています。
  • portType要素:メッセージからサービスのオペレーションを記述します。 portType要素には、1つ以上の operation要素が含まれます。 クライアントとサーバー間の対話パターンを記述する operation要素には、入力メッセージ、出力メッセージ、および障害メッセージが含まれます。 operation要素内の input要素と output要素の順番によって、オペレーション内で発生するメッセージの順番が決まります。
  • binding要素: portType要素の operationにある messageごとに特定の通信プロトコルを記述します。
  • service要素:Webサービスを portの集まりとして記述します。 port要素は、 bindingに使用する特定のネットワーク・アドレスを定義します。 port要素内の soap:address要素は、 portがSOAPメッセージを受け取ることを指定します。

WSDLとその中心的な要素の詳細は、以下に示すW3C Web Services Description Languageのページを参照してください。

http://www.w3.org/TR/wsdl

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