第5部:グラフの追加

Oracle JDeveloperのIDEを操作して、グラフ・データのビュー・オブジェクトを作成し、関係を設定するビュー・リンクを定義して、ページにグラフ・コ ンポーネントを追加します。

ビュー・オブジェクトの作成:Create View Objectウィザードを使用して、グラフ・データのビュー・オブジェクトを作成します。

アプリケーション・モジュールへのビュー・オブジェクトの追加:Create View Linkウィザードを使用して、関係を設定するビュー・リンクを定義し、アプリケーション・モジュールにビュー・オブジェクトを追加します。

ページへのグラフの追加:Data Controlsパネルを使用して、 ADF Advanced Graphコンポーネントをページに追加します。

 

ビュー・オブジェクトの作成

tell me more iconビュー・オブジェク トの作成

グラフのデータを提供するには、SQL問合せによって移入される新しいビュー・オブジェクトを最初に作成します。 この場合、問合せは特定の製品に関する各倉庫の在庫量を返します。

[ 詳細はこちら]
  1. アプリケーション・ナビゲータで「 Model 」プロジェクトを選択 し、Create View Objectウィザードを起動します(「 File」→「 New」→「 Business Tier」→「 ADF Business Components」→「 View Object」)。
  2. ビュー・オブジェクトの名前として WarehouseStockLevelsViewと入力します。
  3. Read-only access through SQL query 」 を選択して、「 Next 」をクリックします。
  4. ステップ2のSQL Statementで、特定の倉庫ID(倉庫ID、倉庫名、製品ID、在庫量)を前提として、これらの列を返すSQL文を入力します。例を以下に示しま す。
                                 
    SELECT
                                  
    Warehouses.Warehouse_id,
    Warehouses.Warehouse_Name,
    WarehouseStockLevels.Product_Id,
    WarehouseStockLevels.Quantity_On_Hand
    FROM
    WAREHOUSES Warehouses,
    Warehouse_Stock_Levels WarehouseStockLevels
    WHERE
    Warehouses.warehouse_id = WarehouseStockLevels.warehouse_id
  5. ステップ6のAttribute Settingsになるまで、デフォルトを受け入れて「 Next 」 をクリックします。
  6. WarehouseID属性に「 Key attribute 」オプションを選択し、ページのグラフ・バインディング用にあとでこれを使用するようにします。 「 Finish 」をクリックします。

    tell me more iconIDE内

    ウィザードの完了時に、アプリケーション・ナビゲータは次のように表示されます。 [ 詳細はこちら]

 

アプリケーション・モジュールへのビュー・オブジェクトの追加

tell me more iconアプリケーション・ モジュールへのビュー・オブジェクトの追加

ビュー・リンクは、各ビュー・オブジェクトの属性を組み合わせて、2つのビュー・オブジェクトを相互に接続します。 グラフのデータを提供する WarehouseStockLevelsビュー・オブジェクトとOrder Items表のデータを提供する OrderItemsビュー・オブジェクトのビュー・リンクを 作成します。 ビュー・リンクの目的は、Order Items表で選択された製品に基づいて、グラフ・データを自動的に変更することです。 [ 詳細はこちら]

  1. アプリケーション・ナビゲータで「 oracle.fod.model 」 ノードを選択し、Create View Linkウィザードを起動します(「 File」→「 New」→「 Business Tier」→「 ADF Business Components」→「 View Link」)。
  2. ビュー・リンクの名前として OrderItems_WarehouseStockLevels_ViewLinkと 入力します。 「 Next 」をクリックします。
  3. ステップ2で、 Select Source Attribute ペ インの「 OrderItemsView 」を開いて、「 ProductId 」を選択します。 Select Destination Attribute ペインで、「 WarehouseStockLevelsView 」 を開いて、「 ProductId 」を選択します。
  4. Add 」をクリックして、2つの属性間のリンクを定義します。
  5. Next 」をクリックし、デフォルトを受け入れて ウィザードを移動します。 「 Finish 」をクリックします。
  6. アプリケーション・ナビゲータで「 FodModule 」を右クリッ クし、「 Open FodModule 」を選択して、概要エディタの Application Module定義を開きます。

    tell me more iconアプリケーション・ モジュールへのビュー・リンクの追加

    ビュー・リンクをページで使用可能にするには、アプリケーション・モジュールに追加する必要があります。 概要エディタのData Modelページでアプリケーション・モジュールを編集できます。 [ 詳細はこちら]

  7. Data Model 」タブを選択します。
  8. Available View Objectsペインで「 OrderItemsView 」を開き、「 WarehouseStockLevelsView via OrderItems_WarehouseStockLevels_ViewLink 」を選択します。 Data Modelペインで「 OrdersView1 」 を開き、「 OrderItemsView2 via OrderItemsOrdersFkLink1 」 を選択します。
  9.  Add instanceをクリックし、 ビュー・リンクを通じてビュー・オブジェクトを追加します。

    tell me more iconIDE内

    WarehouseStockLevelsビュー・オブジェクトがビュー・リン クを通じてアプリケーション・モジュール・データ・モデルに追加されると、概要エディタのData Modelパネルで次の階層を確認できます。 [ 詳細はこちら]

 

ページへのグラフの追加

tell me more iconページへのグラフの 追加

グラフは、Oracle JDeveloperで使用できるデータ可視化コンポーネントの1つです。 グラフ以外のデータ可視化コンポーネントには、ゲージ、ガント・チャート、地理マップ、ピボット・テーブルがあります。 [ 詳細はこちら]

  1. エディタ・ウィンドウで、「 browseOrders.jspx 」 タブをクリックして、ページを前面に表示します。
  2. Data Controlsパネルで、「 OrdersView1 」 →「 OrderItemsView2 」ノードを開きます。 「 WarehouseStockLevelsView1 」ノードを選択し、ページの OrderItemsディテール表の下にドロップします。
  3. Createコンテキスト・メニューから「 Graphs  Advanced Graph 」 を選択します。
  4. Create Graph Bindingダイアログで、「 Include Child Accessors 」の選択を解除して、「 Yes 」をク リックして確定します。
  5. Data Pointsで、 Typed Attributesオプションが選択されていることを確認します。 このボタンの下の「  Addをクリックします。
  6. Numeric ValueUsageド ロップダウン・リストで選択されていることを確認します。 Data Attributeド ロップダウンから「 QuantityOnHand 」を選択します。 Labelフィールドに Quantityと入力します。
  7. Group Byセクションの「  Addをクリックします。
  8. Group Attributeドロップダウン・リストから「 WarehouseId 」を選択します。 Group Label Attributeドロップダウンから「 WarehouseName 」 を選択します。 「 OK 」をクリックします。

    tell me more iconグラフのタグとスタ イル

    参照ページの最下部で、挿入された Advanced Graphコンポーネント は、最初は次のように表示されます。 [ 詳細はこちら]

  9. Structureウィンドウで、「 af:table 」コンポーネ ントを選択します。 プロパティ・インスペクタで、 Idプロパティに orderItemsTableと 入力します。
  10. Structureウィンドウで、「 dvt:graph 」コンポー ネントを選択します。 プロパティ・インスペクタのBehaviorページで、 PartialTriggersプ ロパティに orderItemsTable(表のID)を入力します。 AppearanceページのStyleセクションで、 stylePathドロップダウン・リ ストから「 Comet 」を選択します。
  11. saveSave allを クリックして作業内容を保存します。
  12. タスク・フロー・ダイアグラムで「 browseOrders 」ペー ジ・アイコンを右クリックし、「 Run 」を選択します。

    tell me more iconIDE内

    参照ページで、変更された Advanced Graphコンポーネントは次のよ うに表示されます。 [ 詳細はこちら]

 

cue cards icon次 のステップ

 

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