JSFページ・ナビゲーションの作成

例に合わせるため、各キュー・カードの指示にしたがって、値を入力するかオプションを選択します。 そうすることで、記載されているとおりにキュー・カードの手順を実行できます。

JSFページ・ナビゲーションは、ユーザーがページ内のボタンやリンクをクリックした際に表示されるページを決定する一連のナビゲーション・ルールです。 ナビゲーション・ルールは、デフォルトで faces-config.xmlという名前がつけられたJSFアプリケーションの構成リソース・ファイルに定義されています。

すべてのJSFアプリケーションには、 faces-config.xmlファイルがあります。 JSF構成ファイルには、サポートするロケールやアプリケーションのページ間を移動するためのルールなど、アプリケーションの詳細情報が含まれています。 このほかにも、アプリケーションに必要なリソースの詳細情報で、次のようなものも含まれています。

• マネージドBean
• カスタム・メッセージ・バンドル
• カスタム・バリデータとコンバータ

JSF構成ファイルに含めることができるすべての要素は、次のとおりです。

Oracle JDeveloperでJSFアプリケーションのテンプレートを使用してアプリケーションを作成するか、JSFページを作成すると、 faces-config.xmlファイルが自動的にプロジェクト内に作成されます。 テンプレートを使用せずにアプリケーションを作成すると、Create JSF Configuration Fileダイアログで faces-config.xmlファイルを作成できます。

Create JSF Configuration Fileダイアログを開くには、アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを右クリックして、「 New 」を選択します。 次に、New Galleryで、「 Web Tier 」カテゴリを展開して「 JSF 」を選択し、 Itemsリストから「 JSF Page Flow & Configuration (faces-config.xml) 」を選択します。

Create JSF Configuration Fileダイアログでは、Webアプリケーションのバージョンを選択します。これが、プロジェクトで最初に作成されるJSF構成ファイルとなります。

デフォルトで、Oracle JDeveloperによりJSFナビゲーション・ダイアグラマ内に新しい faces-config.xmlファイルを開きます。

Oracle JDeveloperには、JSF構成ファイルへの情報の追加またはJSF構成ファイルの編集をおこなう3つの方法があります。 エディタ・ウィンドウでクリックできるのは、次の3つです。

• Diagramでは、JSFナビゲーション・ダイアグラムを使用してJSFアプリケーション内のページを計画し、ページ間をユーザーが移動できるようにナビゲーション・ルールを定義できます。
• Overviewでは、概要エディタとダイアログを使用して、構成要素を追加および編集できます。
• Sourceでは、構成要素名を把握していれば、XMLソース・エディタを使用してXMLコードを編集できます。

これらのツールは、すべて同じJSF構成ファイルを編集します。追加や修正をおこなう場合に、一番適切なものを選択してください。

この例では、JSFナビゲーション・ダイアグラムを使用します。 ページを3つ作成し、特定のページから残り2つのページへ移動するための2つの方法を定義します。 JSFナビゲーション・ダイアグラムにページ表現とページ間のナビゲーションを描画するには、コンポーネント・パレットのJSFダイアグラム・オブジェクトを使用します。