宣言的なコンポーネントのレイアウトの定義

宣言的なコンポーネントのメタデータを定義するとすぐに、宣言的なコンポーネントの定義ファイル（ .jspxファイル）は、Oracle JDeveloperによって空白のページとしてビジュアル・エディタに表示されます。

コンポーネント・パレットが開いていない場合に、宣言的なコンポーネントのレイアウトの定義を開始するには、「 View 」→「 Com ponent Palette 」を選択します。 次に、パレットのドロップダウン・リストから「 ADF Faces 」ページを選択し、選択したパネルを開きます（たとえば、 Common Componentsまたは Layout）。 宣言的なコンポーネントのレイアウトの定義には、ADF Facesコンポーネントをいくつでも使用できます。 通常、最初にレイアウト、または af:panelFormLayoutや af:menuBarなどのコンテナ・コンポーネントを追加してから、ほかのコンポーネントをレイアウトまたはコンテナ・コンポーネントに挿入します。

宣言的なコンポーネントのレイアウトにコンポーネントを追加する方法は、JSFページにコンポーネントを追加する方法と似ています。 設計ツールを自由に組み合わせて、宣言的なコンポーネントのレイアウトを作成できます。 たとえば、ビジュアル・エディタ、プロパティ・インスペクタ、コンポーネント・パレットを使用して、ツールバー・ボタンを備えたツールバーを作成できます。

宣言的なコンポーネントのメタデータは、 af:xmlContent要素内のコンポーネント定義ファイルに定義されますが、 af:xmlContentの外部に配置するほかのADF Facesコンポーネントは、宣言的なコンポーネントのレイアウトを構成します。 最初のADF Facesコンポーネントをページの任意の位置に追加すると、このコンポーネントは、Oracle JDeveloperによって af:xmlContent要素の前または後に自動的に挿入されます。 Structureウィンドウに示されているように、そのコンポーネントは、 af:componentDefの内部（ただし af:xmlContentの外部）にある限り、 af:xmlContent要素の前に挿入しても後に挿入してもかまいません。

キュー・カードの例に合わせるため、宣言的なコンポーネントの定義のレイアウト部分に、次のADF Facesコンポーネントを挿入します。

• パネル・メニュー・バーのコンポーネント
• パネル・メニュー・バー内部のメニュー・コンポーネント
• メニュー・コンポーネント内部の2つのメニュー項目コンポーネント

宣言的なコンポーネントを構成するコンポーネントでは、ADFリージョンを含めることや、ADFモデル・バインディングを使用することはできません。 たとえば、Data Controlパネルから項目をドラッグ・アンド・ドロップできません。また、ADFバウンド・タスク・フローはリージョンとして使用できません。

ページ作成者がメニュー項目に対して独自のラベルおよびアクション・リスナー・メソッドを入力できるようにするには、プロパティ・インスペクタを使用して、メニュー項目コンポーネントの textプロパティおよび actionListenerプロパティのためのEL式を入力します。 EL式は、宣言的なコンポーネントのメタデータですでに定義された属性とメソッドを参照します。

ページ作成者が、必要に応じて、ほかのメニューを追加できるようにするには、Facet RefコンポーネントをPanel Menu Barコンポーネントに追加します。 コンポーネントは、宣言的なコンポーネントのメタデータですでに定義されたファセット名を参照します。