EL式

EL式を使用すると、オブジェクトに保存されたデータにアクセスできます。

宣言的なコンポーネントのすべての定義は、 af:componentDef要素内に含まれます。 af:componentDef内には、宣言的なコンポーネントのレイアウトを構成する個々のコンポーネントと、属性やメソッドなどの宣言的なコンポーネントのメタデータを含む af:xmlContent要素が存在します。

デフォルトでは、次のコードの断片に示すように、Oracle JDeveloperにより、 af:componentDefの var属性および componentVar属性に、それぞれ attrs、 componentの値が割り当てられます。

<af:componentDef var="attrs" componentVar="component">

var属性は、宣言的なコンポーネント固有の属性にアクセスするために使用するEL変数の名前を指定します。 componentVar属性は、宣言的なコンポーネントのインスタンス自体を参照する際に使用するEL変数の名前を指定します。

宣言的なコンポーネントのどこで属性を使用するかを指定するには、宣言的なコンポーネント・レイアウト内のコンポーネントの適切なプロパティで、 var EL変数および属性名を参照するEL式を使用します。 以下に例を挙げます。

<af:panelHeader text="#{attrs.pheader-title} />

pheader-titleは、メタデータで定義された属性名です。

宣言的なコンポーネントのどこでメソッドを使用するかを指定するには、宣言的なコンポーネント・レイアウト内のコンポーネントの適切なプロパティで、 componentVar EL変数およびメソッド名を参照するEL式を使用します。 以下に例を挙げます。

<af:commandButton actionListener="#{component.handleMethod1} />

method1は、メタデータで定義されたメソッド名です。

プロパティ・インスペクタでは、EL式をフィールドに直接入力できます。またはExpression Builderツールを使用して、挿入する値を選択できます。 Expression Builderを開くには、フィールドの最後にある「 」ドロップダウン・メニューをクリックし、「 Expression Builder 」を選択します。 宣言的なコンポーネントの varと componentVar EL変数名は、 JSP Objectsの下にあります。