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JDeveloper
Oracle JDeveloperのHow toドキュメント
オラクル、
Shay Shmeltzer著
2008年6月
SRDemoアプリケーションは、Oracle ADFベースのアプリケーションであり、ADFを学習するために使用します。このアプリケーションは、「
JDeveloper Help」 →「
Check for Updates」機能を選択して直接ダウンロードできます。詳細については、『ADF Developer Guide』を参照してください。 SRDemo ADF Business Componentsベースのアプリケーションと互換性があるWebLogicのバージョンは、Oracle JDeveloperの拡張機能として提供されており、Oracle JDeveloperの「
Help」→「
Check for Update」オプションを選択して入手できます。
このHow toでは、このアプリケーションをWebLogic Serverのインスタンスに配置する方法について説明します。 このチュートリアルの手順は、WebLogicのバージョン9.2および10の両方でテスト済みです。
この
オ ンライン・ビデオの説明および手順にしたがって、配置することもできます。
注:Oracle JDeveloperからWebLogic 9.0に配置する場合は、HTTP Tunnelingプロパティを有効にしてください。 WebLogicのコンソールから「 Servers」→「 ServerName」 →「 Protocols」→「 HTTP」を選択して、「 HTTP Tunneling」チェック・ボックスを チェックします(ServerNameは、ユーザーのWebLogic Serverの名前を指します)。
Oracle JDeveloperをWebLogic Serverと連動させるには、[WLS-root]\weblogic92\server\libにあるweblogic.jarファイルのコピーが必 要になります。このファイルを[jdev-root]\jdev\lib\extディレクトリにコピーして、Oracle JDeveloperを再起動します。
Oracle JDeveloperからWebLogic Serverへのアプリケーション・サーバー接続を作成します。
Viewメニューから「
Connection Navigator」を選択します。
「
Application Server」ノードを右クリックして、「
New Application Server Connection」を選択し、ダイアログの指示にしたがい、WebLogic Serverへの接続を確立してテストします。
接続が確立されると、Oracle JDeveloperからWebLogic Serverへ直接配置できるようになります。
WebLogic Serverへ実際にアプリケーションを配置する前に、サーバーにADF Runtimeライブラリをインストールする必要があります。 インストールするには、スタンドアロンのADF Installerユーティリティか、Oracle JDeveloperに組み込まれているインストーラを使用します。このHow toでは、組み込まれているインストーラを使用します。
WebLogicにADFライブラリを設定する方法の詳細は、『ADF Developer Guide』の
deployment の章を参照してください (WebLogic Serverには、固有の追加手順があります)。
SRDemoを実行するには、1カ所だけ修正する必要があります。 SRDemoは、Oracle Databaseのデータ型に固有のjarファイルで作成されており、データベースに依存するアプリケーションなので、次の操作をおこなう必要がありま す。 ドメインのホーム・ディレクトリへADF Installerによって作成されたsetupadf.cmd/setupadf.shファイルを検索します。
次の行
set CLASSPATH=%CLASSPATH%;..\..\..\weblogic92\ADF\jlib\bc4jdomgnrc.jar
を注釈にして、代わりに次の行を追加します。
set CLASSPATH=%CLASSPATH%;..\..\..\weblogic92\ADF\lib\bc4jdomorcl.jar
SRDemoアプリケーションは、Javaセキュリティをシステムに統合します。 デモを実行するには、WebLogic Serverに最低3人のユーザーを定義する必要があります。 WebLogicのコンソールからユーザーを追加する方法については、
こ こをクリックしてください。
少なくとも、次の3つのユーザー名を定義する必要があります。
これらのユーザーは、アプリケーション内でのさまざまなロールを表しており、それらのロールは、SRDemoアプリケーション内の weblogic.xmlファイルに定義されています。
SRDemoアプリケーションの使用が終わったら、かならずこれらのユーザーを削除してください。
WebLogic Serverの準備ができたので、アプリケーションを配置します。
Oracle JDeveloperでSRdemoSampleADFBCワークスペースを開き、「
UserInterface」プロジェ クト→「
Resources」を展開します。 「
SRDemoWebLogic.deploy」ファイルを検索して右クリッ クし、「
deploy to」を選択して、WLSサーバーを選択します。 これで、配置プロセスが開始されます。プロセスは、Oracle JDeveloperのログ・ウィンドウで確認できます。
デフォルトとは異なるユーザー名/パスワードまたはデータベースを使用している場合は、ADF Business Componentsのデータベース接続情報を更新する必要があります。 「
DataModel」プロジェクト→「
oracle.srdemo.model」 を展開して、SRServiceアプリケーション・モジュールを検索して右クリックします。次に、「
configurations...」 を選択します。
SRServiceWLの設定を編集して、使用しているデータベースの接続情報とパラメータを一致させます。
| 症状 | 考えられる原因 |
| Oracle JDeveloperからWebLogic Serverへの接続をテストする際にエラーが発生する | weblogic.jarファイルがjdev/lib/extディレクトリにコピーされているこ とを確認してください。
WebLogic ServerでHTTP Tunnelingが有効になっていることを確認してください。 |
| アプリケーションを配置する際にoracle/adfクラスにクラスがない | setupadf.cmdファイルがWebLogic起動スクリプトで検索できることを確認して ください。
正しいスタートアップ・スクリプトを使用して、正しいドメインを起動したかどうかを確認してください。 |