Oracle Mobile Application Framework 2.0.1の新機能
iOS8のランタイム・サポート Oracle Mobile Application Framework(Oracle MAF)2.0.1を使用してビルドしたアプリケーションをサポートしているため、iOS 8を使用するデバイスで実行できます。このリリースでは、Xcode 6を使用したOracle MAFアプリケーションのビルドはサポートしませんが、Oracle MAF 2.0.1で作成したアプリケーションは新しいiOS8オペレーティング・システムで実行できます。2.0.1で使用されるXCodeとiOS SDKのバージョンについては、サーティフィケーション・マトリックスを参照してください。
ListViewコンポーネントで、1行に複数の項目(カード)を含めることができる
複数の"カード"をリストの1行に表示して、ディバイダとインデクサを表示できます。このため開発者がカスタム・レイアウトを使用でき、またListViewコンポーネントのデータ・ページングやその他の機能を利用できます。
JDeveloperの実行/デバッグ構成とOracle MAFの統合
Oracle MAFアプリケーションのテストとデバッグを行うための、JDeveloperの“実行/デバッグ構成”をサポートしています。このため、Oracle MAFの開発者が標準的なJDevコントロールを使用してOracle MAFアプリケーションをデプロイおよびデバッグできます。デプロイメント・プロファイルや構成ファイルを変更する必要はありません。
iOSでのOracle Mobile Security Suite(Oracle MSS)のコンテナ化のサポート
Oracle MAF 2.0.1では、Oracle MAFアプリケーションのiOSバージョンを管理するため、Oracle Mobile Security Suite(Oracle MSS)と緊密に統合されています。モバイル・アプリケーション・フレームワークは、それ自体に堅牢な暗号化機能があり、エンタープライズ・セキュリ ティ・インフラストラクチャと緊密に統合されています。Oracle MSSコンテナによって、モバイル・アプリケーションの管理、データ・リーク・ポリシーの実施、Oracle MAFアプリケーションのコンテナ化のサポートが可能です。Oracle MAF 2.0.1の場合、Oracle MSSでOracle MAFアプリケーションを保護するには、Deployment Profileダイアログ・ボックスのチェック・ボックスをクリックするだけです。この操作を行うと、デプロイメント・プロセスで自動的にiOSバイナリ (ipaファイル)が生成され、Oracle Secure Workspaceコンテナでバイナリがラップされ、ディストリビューション証明書とプロビジョニング・プロファイルでアプリケーションにサインされま す。
DVTチャートでの静的データのサポート
ほとんどのDVTコンポーネントでは、コレクション・モデル・ データに基づいてコンテンツをレンダリングするときにスタンピング・メカニズムを使用します。この新しい機能によって、開発者はデータ項目に対応する要素 (チャートのcharDataItem要素やタイムライン・シリーズのtimelineItemsなど)を列挙することでコンポーネント構造を静的に定義 できます。このメカニズムはチャートではすでにサポートされていますが、サンバースト、ツリーマップ、タイムラインではサポートされていません。
Geomapのマーカーにポップアップを配置する機能
DVT地理マップのマーカーのポップアップ表示をサポートしています。このため開発者は、マップ上のマーカーをタップしたときに起動できるポップアップを定義できます。
折れ線グラフでの網掛け領域オプションのサポート
DVTチャートでは最近、線の下に網掛け領域を表示するオプションが追加されました。Oracle MAF 2.0.1ではこのサポートが拡張され、線の下の領域を半透過色でカバーできるようになりました。
Oracle MAFの縦のステータス・メーター・ゲージ
縦のステータス・メーター・ゲージと呼ばれる、新しい種類のDVTゲージがサポートされています。
Oracle MAFのスパーク・チャートの線とマーカーの拡張機能の公開
スパーク・チャートでは、線の幅、スタイル、種類を設定できます。Oracle MAF 2.0.1では、スパーク・チャートのデータ・マーカー1でマーカーの形、サイズ、境界線の色を設定できます。