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SSL構成の変更:
(TLS 2より前の)古いSSLバージョン、または非推奨の暗号スイートや暗号化アルゴリズムを使用していると、「invalid cipher suite」、「close notify」、「TLS error」などのSSLエラーが表示される場合があります。これは、最新バージョンのJava 8によって最新のSSLと暗号スイートの使用が強制され、セキュアでないSSLバージョンの使用がデフォルトで無効になっているためです。お客様にはサーバーを更新して最新のSSLバージョンを使用することを推奨していますが、回避策として次の構成を使用できます。
- 必要なバージョンのSSLでmaf.propertiesファイルを更新します。デフォルトでは、TLSv2のみがサポートされています。たとえば、java.commandline.argument=-Dhttps.protocols=TLSv1を追加してTLSV1を有効にします。
- java.commandline.argument=-Dhttps.cipherSuitesプロパティを使用して、アプリに必要なすべての暗号スイートを使ってmaf.propertiesファイルを更新します。Javaでサポートされるすべての暗号スイートについては、こちら(「Cipher Suites」の項)を参照してください。
- java.securityファイルを更新して、非推奨のアルゴリズムを有効にします。既存のMAFアプリには、このファイルはありません。このため、空のMAFアプリケーションを新規で作成し、このアプリで作成したmaf.securityファイル(/resources/securityにあります)を、同じ場所の既存のアプリにコピーします。たとえば、java.securityファイルの設定がjdk.tls.disabledAlgorithms=SSLv3, RC4, DH keySize < 768の場合、RC4アルゴリズムはデフォルトで無効になります。RC4が必要な暗号スイート(SSL_RSA_WITH_RC4_128_MD5など)を使用している場合は、SSL接続の確立中の実行時にエラーが発生します。この問題を回避するには、java.securityエントリを次のように変更して、RC4暗号化を有効にします。jdk.tls.disabledAlgorithms=SSLv3, DH keySize < 768
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