Oracle Mobile Application Framework 2.2.2リリース・ノート


このリリースで修正されたバグ

  バグ番号 説明 プラットフォーム
1. 22451667 On iOS 9.2 devices, when ATS is enabled the GeoMap is not displayed.
iOS 9.2デバイスでATSを有効にすると、GeoMapが表示されない。		 iOS 
2. 22590870  Pull to refresh does not work when accessory layout is used.
アクセサリ・レイアウトを使用していると、スクリーンを下に引いてもリフレッシュされない。		 両方 
3. 22582144 On old versions of Android (4.1.*) when the Alta 1.4 skin is used, buttons overlap on the footer.
古いAndroidバージョン（4.1.*）でAlta 1.4スキンを使用すると、ボタンがフッターに重なって表示される。		 Android 
4. 22339692 In the MAF MCS sample app shipped with the public samples, the User Management API and Storage API features are not working correctly.
公開サンプルに付属しているMAF MCSサンプル・アプリケーションで、User Management API機能とStorage API機能が正しく動作しない。		 両方 
5. 22548217 Performance improvements for iOS 64 bit devices.
iOS 64ビット・デバイスのパフォーマンスの改善。 		 iOS 
6. 22543023 Browser navigation buttons are not displayed when a Remote URL feature is used with sliding windows.
スライディング・ウィンドウでRemote URL機能を使用すると、ブラウザ・ナビゲーション・ボタンが表示されない。		 iOS 
7. 22189959 The app crashes for certain federated authentication scenarios when WebSSO is used.
WebSSOを使用すると、特定のフェデレーテッド認証のシナリオの場合にアプリケーションがクラッシュする。		 両方

非推奨の機能

Oracle Mobile Application Framework（Oracle MAF）2.2リリースから、次の機能が非推奨になっています。非推奨の機能はこのリリースでも引き続き動作しますが、該当する機能の使用を中止できるよ う、アプリケーションの変更について計画を立てる必要があります。Oracle MAFの次のメジャー・リリース（2.3）では、これらの機能が製品から削除される可能性があります。
  説明 影響する内容 影響を受けるユーザー
1. SOAP Webサービス・データ・コントロール JSON ベースのRESTサービスのほうがパフォーマンスがはるかに高く、モバイル・アプリケーションでの利用への適合性も一般的にはるかに優れているため、 JSONベースのRESTサービスに移行することをお勧めします。Oracle MAFにはRESTサービス・アダプタとJSON BeanシリアライズAPIが用意されているほか、セキュリティ・サポートが組み込まれていて、RESTサービスを使用しやすくなっています。サービスを 変更できない場合は、モバイル・ミドルウェアか、Oracle Mobile Cloud ServiceやOracle API GatewayなどのMBaaS製品でSOAPサービスをモバイル機器に対応するRESTサービスに変換することを検討する必要があります。 バックエンド・システムからアプリケーション・データへのアクセスにSOAPサービスを使用しているユーザー
2. MobileFusionFXスキン iOS プラットフォームとAndroidプラットフォームの最新のルック・アンド・フィールをサポートするMobile Altaスキンに切り替えることをお勧めします。新しいMobile Altaスキンに移行するには、次のように、maf-config.xmlでスキン・ファミリとバージョンを更新します。

<skin-family>mobileAlta</skin-family>
<skin-version>v1.4</skin-version>

 カスタム・スキンを実装しているか、MobileFusionFXスタイルに依存したカスタムcssスタイルを使用している場合は、必要に応じてcssを調整することが必要になる場合があります。		 MobileFusionFXスキンを使用しているユーザー
3. ログイン・スライディング・ウィンドウ

ログイン・スクリーンでのスライディング・ウィンドウの使用は非推奨となっています。この機能は、今後のOracle MAFリリースでは削除される予定です。		 ロ グイン・スクリーンをプライマリ・ウィンドウに表示するのがデフォルトとなっているため、この機能が削除されても、大半のユーザーにはほとんどまたはまっ たく影響がないと予想されます。Oracle MAF 2.2.xにもプロパティ'allowLoginInSlidingWindows'はありますが、デフォルトでfalseに設定されています。この機能 が削除されると、このプロパティをtrueに設定しているユーザーの場合は、ログイン・スクリーンがプライマリ・ウィンドウに表示されるようになります。 ログインにスライディング・ウィンドウを使用しているユーザー
4. Mobile & Socialの認証タイプ  類似機能を実現するには、Oracle MAFのOAuth 2.0サポートを使用することをお勧めします。 facebookやGoogle+などのソーシャルIDプロバイダを使用しているモバイル・アプリケーション・ユーザーの認証に、Oracle Mobile & Social Serverを使用しているユーザー
5. URLホワイトリスト

URLホワイトリストのサポートは非推奨となっています。近日中にホワイトリストに関連する変更がCordovaで実施されることが予想されるため、また プラットフォーム間のエクスペリエンスの整合を図るために、この機能が非推奨であることをお知らせしています。この機能は、次のメジャー・リリースである Oracle MAF 2.3で削除される予定です。2.2.x リリースではこの機能を引き続き使用できます。		 既 存のホワイトリスト構成は無視され、ほとんどのアプリケーションはこれまでと同様に動作するはずであるため、この機能が削除されても、大半のユーザーには ほとんどまたはまったく影響がないと予想されます。ホワイトリスト・エントリがないために外部ブラウザに表示される、特定のURIに依存するアプリケー ションのために、外部ブラウザでURIを起動できるようにする新しいAPIを用意する予定です。このAPIの詳細と移行手順については、今後のリリースの 中で提供する予定です。 URLホワイトリストを使用しているユーザー


このリリースの既知の問題

  バグ番号 説明 プラットフォーム 対処方法
1. 22314388 On Mac OS X 10.11, when AMX preview is used or when an HTML file is opened in preview mode (which is the default), JDeveloper becomes unresponsive.
Mac OS X 10.11でAMXプレビューを使用したりHTMLファイルを（デフォルトの）プレビュー・モードで開いたりすると、JDeveloperが応答しなくなる。		 Mac OS X 10.11 次 の手順で、HTMLファイルのデフォルト・エディタを'Source'に変更してください。「JDeveloper」→「Preferences」→ 「File Types」→「Default Editors」→「HTML Source」の順に開き、Default Editorプロパティを'Source'に設定します。