SQL Developer 18.xは、Autonomous Data Warehouse Cloud Service(ADWC)の組込みサポートを提供します。ADWCのおもな機能は、AWS Redshiftシステムから新しいOracle Cloud Serviceへの、新たなエンド・ツー・エンドの移行です。この新機能は、プロセス全体を容易にするシンプルなウィザードによって動作します。そのようなプロセスには、データの定義、AWS S3へのデータのオフロード、ADWCでの新しいデータ構造の作成、そしてAWS S3からデータを直接ロードして完了するまでが含まれます。
この他に大幅に強化された機能がインポート・ウィザードであり、Oracle Object Store(OSS)からAutonomous Data Warehouseサービス内の新規または既存の表へのデータ・ロードのサポートが追加されました。Oracle Object Store、Oracle Object Store Classic、AWS S3、およびAzure Blob Storageに格納されたデータ向けのウィザードで、外部データ形式を簡単にサンプル作成および定義できます。データ・インポート・ウィザードでは、データをSQL内で利用できるようにするために、オブジェクト・ストアに格納されるデータ上での外部表の作成がサポートされ、事前にロードすることなく透過的な処理を実現できます。
SQL Developer 18.xでは、ユーザー・インタフェースでADWCが認識されるように、他の多くの拡張も行われています。この拡張には、ウォレット・ベースの接続管理の容易化、サポートされたオブジェクトのみのオブジェクト参照、さまざまなオブジェクトの作成/編集ダイアログの簡易化などが含まれ、サービス機能製品では他にも多くの機能がカスタマイズされています。SQL DeveloperのADWCへの接続の詳細については、このチュートリアルを参照してください。
