Oracle WebCenter Portal for 11g Release 1(11.1.1.9.0)の新しい機能、拡張機能、認定資格、および既知の問題

 

このドキュメントでは、Oracle WebCenter Portal 11g Release 1(11.1.1.9.0)の新しい機能、拡張機能、および認定資格に関する情報を提供します。また、既知の問題と回避策についても説明します。 Oracle WebCenter Portalのドキュメントを入手するには、Oracle WebCenter Portal Libraryを参照してください。

このページの内容:(最終更新日:2015年6月22日)


bullet Oracle WebCenter Portal 11.1.1.9.0の新しい機能、認定資格、および拡張機能

bullet Oracle WebCenter Portalのインストールと構成に関する問題

bullet Oracle WebCenter Portalのパッチ適用とアップグレードに関する問題

bullet モバイル・アプリケーションに関する問題

bullet REST実装に関する問題

bullet 一般的な問題と回避策

bullet ドキュメントの修正

bullet 推奨事項



Oracle WebCenter Portal 11.1.1.9.0の新しい機能、認定資格、および拡張機能


Oracle WebCenter Portal 11.1.1.9.0の新機能


以下のリストは、Oracle WebCenter Portal Release 11.1.1.9.0の新機能の概要です。

  • 新しいJump Start Kit(JSK)によるインストールと構成の簡素化
  • 11.1.1.8.0以前のポータルから最新リリースへのアップグレードのサポート(『Building Portals with Oracle WebCenter Portal』の"Upgrading a Pre-11.1.1.8.0 Portal"の項を参照)
  • プライベート・クラウドのサポート
    • Oracle Enterprise Manager Cloud Control(MWaaS)による簡単なインストール、構成、クローン化
    • 完全に自動化された迅速なプロビジョニング
    • セルフサービスのサインアップ
    • セルフサービスのユーザー制御と管理制御
  • Java Cloud Service(JCS-VI)によるクラウドのサポート
    • Oracle Cloud上のOracle WebLogic Server
    • あらゆるJavaアプリケーションを完全にカスタマイズ可能
    • 各テナント専用のWebLogicクラスタ
    • 組込みの高可用性およびDRオプション
    • 顧客による完全な管理制御
  • ポータルの社内クラウド統合
    • 社内資産の構成
    • クラウド資産と社内資産の構成
    • 顧客のデータセンターでのデプロイメント
  • モバイル・デプロイメント用の軽量かつ応答性の高い新規テンプレート
  • コンテンツ・プレゼンタのテンプレートで特定のイメージ表現に関する情報を取得し、特定の表現を指定するための新しいEL式(『Developing Portals with Oracle WebCenter Portal and Oracle JDeveloper』の"Using Image Renditions in Content Presenter Display Templates"の項を参照)
  • FrameworkFoldersとの統合
    • Oracle WebCenter Contentからの次世代のフォルダリング・テクノロジー
    • パフォーマンスの向上
    • 1つのフォルダで1000個を超えるファイルをサポート
    • 既存の顧客は、引き続きFolders_gを使用することも、Folders_gからFrameworkFoldersに移行することも可能。FrameworkFoldersへの移行を推奨(『Administering Oracle WebCenter Portal』の付録"Migrating Folders_g to FrameworkFolders"を参照)
  • Show Detail Frameコンポーネントの新しいchildCreationプロパティによって、Show Detail Frameのコンテンツのレンダリング時に制御可能(『Developing Portals with Oracle WebCenter Portal and Oracle JDeveloper』の"Attributes of a Show Detail Frame Component"の表を参照)
  • 新しいパフォーマンス・ベンチマーク

Oracle WebCenter Portal 11.1.1.9.0の新しい認定資格


  • 個人のイベント、電子メール、および通知用のMS Exchange 2010およびMS Exchange 2013
  • Desktop IntegrationでのMS Office 2013のサポート
  • Microsoft Internet Explorer 11
  • Oracle Unified Directory 11.1.2.3(?OID/IDM)
  • Java Development Kit 7 Update 65

Oracle WebCenter Portal 11.1.1.9.0の拡張機能


Enhancement Request No.
Description
ER13415426 Support for integration of Microsoft Exchange 2010 for Calendar/Personal Events services
ER15997755

Support for WebCenter Content image renditions in Content Presenter templates

ER17187060 Support for image rendition in Content Presenter templates
ER16951815 A failsafe was added to prevent users from unintentionally overwriting images embedded in other blogs/wikis with images of the same name
ER17587988 Support for adding groups to portal memberships using the REST API
ER14331207 Support for retaining advanced role permissions while creating a portal from a custom template (permissions assigned to a named role are carried over)
ER17205656

Support for retaining advanced role assignments while creating a portal from a custom template (permissions assigned to a named user who is assigned the role are carried over)

1. Define an application role that contains the user(s) that must be carried over for a particular grant.

2. Add the application role to the ACL, rather than to the user directly.

3. Create the template indicating that role members should also be included in the template.

ER17843074 Support for HTML5 in DOCTYPE rendering in Microsoft Internet Explorer
ER14311182 Support for rendering of user display name in lieu of login ID in workflow user list
ER18433019 Support for integration of Microsoft Exchange 2013 for Calendar/Personal Events services
ER18372232 Support for integration of Microsoft Exchange 2013 for Mail and Notification services
ER18361091 Support for integration of Desktop Implementation with Microsoft Office 2013

 

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Oracle WebCenter Portalのインストールと構成に関する問題


Oracle WebCenter Customization Framework、Oracle WebCenter Framework、およびOracle WebCenter Servicesのデザイン・タイム拡張機能の更新のラベルが正しくない


バグ:21122384
プラットフォーム:すべて

WebCenter Customization Framework、WebCenter FrameworkおよびWebCenter Servicesの拡張機能をCDメディア・パックから11.1.1.9に更新するユーザーや、2015年6月11日より前にこれらの拡張機能を Update Centerからダウンロードしたユーザーは、更新に正しくないラベル(11.1.1.8.0.150422.0857)が付いている可能性があります。 これらの更新のラベルは、正しくは11.1.1.9.0です。

ラベルは正しくないですが、これらの更新は11.1.1.9.0用であり、問題なく適用できます。

WebCenter Portalのオンライン・ヘルプで、Contentsタブに表示される書籍へのナビゲーション・リンクが壊れている


プラットフォーム:すべて

WebCenter Portalのオンライン・ヘルプでは、左のパネルのContentsタブに、オラクルのドキュメント・ライブラリで入手できるWebCenter関連書 籍へのリンクが表示されます。ヘルプ提供フレームワークの制限事項により、これらのリンクは機能しません。これらの書籍のある項へのリンクはオンライン・ ヘルプ・コンテンツに表示され、使用できます。ヘルプ・コンテンツのリンクを使用して、機能や概念の詳細を参照してください。

IE 10やIE 11のブラウザが一部の中国語ロケールに設定されていると、翻訳に一貫性がなくなる


バグ:19566825
プラットフォーム:すべて

このノートは、Internet Explorerブラウザ 10以上の新しいバージョンに関する記述です。これらのブラウザは、BCP47スタイルの言語タグ(zh-Hans-SG、zh-Hans-CN、zh- Hant-HK、zh-Hant-MO、zh-Hant-TWなどの中国語ロケール)をサポートしています。

ブラウザ言語をzh-Hans-SG、zh-Hant-HK、zh-Hant-MOなどに設定しており、WebCenter Portalで同じ言語を設定していないと、ページの翻訳に一貫性がなくなる可能性があります。たとえば、WebCenter Portalの一部のユーザー・インタフェース要素のデフォルトがサーバー用に選択したロケールであったり、一部のコンテンツのデフォルトが繁体字中国語 や簡体字中国語であったりする場合があります。

回避策:IE 10以上のブラウザ・ロケールをzh-Hans-CNまたはzh-Hant-TWに設定するか、ユーザー・プリファレンスのWebCenter Portal UIを使って言語プリファレンスを選択します。また、WebCenter PortalのログインUIから、使用する言語を選択することもできます。


ドキュメント・マネージャのタスク・バーにタブが表示されない


バグ:17852403
プラットフォーム:すべて

WebCenter PortalのドキュメントをWord、Excel、またはPowerPointで編集すると、タブ(Status、Members、Tasks、 Documents、Links)がドキュメント・マネージャのタスク・バーに表示されません。このタスク・バーは、Officeアイコン→ 「Server」→「Document Management」をクリックすると表示されます。このタブは、ドキュメントのチェックイン後にのみ表示されます。この問題は、Oracle WebCenter PortalでFrameworkFoldersコンポーネントを使用するように構成されていると発生します。


ワークフローでファイルの名前変更や貼付けを行った場合に表示されるエラー・メッセージが正しくない


バグ:17818024
プラットフォーム:すべて

ワークフローの一部のファイルの名前の変更や切取り/貼付けを実行しようとすると、ファイルが存在しないためファイルの名前変更や削除を実行できな いことを示すエラー・メッセージが表示されます。たとえばファイルの名前を変更すると、次のエラー・メッセージが表示されます。

"Messages for this page are listed below.
Unable to rename the selected document.
The document no longer exists.
Please refresh to see the latest content.(View > Refresh Content)."

このエラー・メッセージは正しくありません。このメッセージは、Oracle WebCenter PortalでFrameworkFoldersコンポーネントを使用するように構成されていると表示されます。このエラー・メッセージは、このファイル で、ユーザーがレビューアとして追加されていないワークフローの一部であるため、名前変更や削除を実行できないことを示しています。


ホーム・ポータルでダイレクトURLを使用してファイルにアクセスできない


バグ:18087565
プラットフォーム:すべて

ホーム・ポータルでは、ディレクトリ・チェーンのすべてのフォルダに対するアクセス権がないと、ダイレクトURLを使用してItem Level Securityの下のファイルにアクセスすることはできません。この問題は、Oracle WebCenter PortalでFrameworkFoldersコンポーネントを使用するように構成されていると発生します。


Oracle BPM Process SpacesでWebCenter Portalが有効な場合に、Folders_gを使用する


バグ:18460090
プラットフォーム:すべて

Oracle BPM Process Spacesでは、Folders_gがOracle Content Serverで有効である必要があります。Oracle WebCenter Portalの新規インストール時に、WebCenter PortalでProcess Spacesを有効にする場合は、Folders_gが有効であり、FrameworkFoldersが無効であることを確認する必要があります。

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Oracle WebCenter Portalのパッチ適用とアップグレードに関する問題


必要なパッチのダウンロードと適用


バグ:17063926、17565171
プラットフォーム:すべて

Oracle Fusion Middlewareをインストールして構成した後に、特定の既知の問題を解決するために追加パッチが必要となる場合があります。

回避策:

パッチを取得するには、以下の手順を実行します。

  1.My Oracle SupportのWebサイト(https://myoraclesupport.com/)にログインします。
  2.「Patches & Updates」タブをクリックします。
  3.Patch Search領域でパッチを見つけます。
  4.Patch Search Resultsページで、パッチを選択して「Download」をクリックします。
  5.パッチに含まれるREADMEファイルの手順に従って、パッチをインストールします。

PeopleSoftとOracle WebCenter Portalの統合


バグ:17063926
プラットフォーム:すべて

これは、WSS1.0のユーザー名のトークンとパスワードを利用してPeopleSoftとOracle WebCenter Portalを統合する場合の、既知の問題です。これは、WebCenter PortalでPeopleSoftポートレットをセキュアに使用する必要がある顧客にお勧めのアプローチです。この問題を解決するには、オラクル・カス タマ・サポートに問い合わせてパッチを入手する必要があります。


トップ・バナーが正しくレンダリングされない


バグ:16786746
プラットフォーム:すべて

Oracle WebCenter Portalで、以前のインストールからアップグレードしたポータルを開こうとすると、ポータルのトップ・バナーが正しくレンダリングされません。ポータルのページ・テンプレートが特定の値に設定されており、スキンが[System Default]のままであると、この問題が発生します。

回避策:この問題を解決するには、ページ・テンプレートに合うスキンを選択する必要があります。アップグレードしたポータルを構成して、ページ・テンプレートに応じてSpaces FXFusion FXのスキンを使用するようにします。


Jive Webサービス・レイヤーのAPIを使用したカスタム開発


バグ:13425243
プラットフォーム:すべて

オラクルは、Jive Softwareの組込みのディスカッション・サーバーをサポートしています。このディスカッション・サーバーを呼び出すには、WebCenter Portalに付属するタスク・フローを使用します。Jive WebServiceレイヤーでのAPIを使用したカスタム開発は、すべてオラクルによって確認されます。また、サポートの対象にはなりません。

Jive Softwareがディスカッション・サーバーの一部として提供する、オラクルの推奨およびサポートの対象外の機能もいくつかあります。

参照専用のJiveフォーラムのドキュメントが含まれています。WebCenter Portal製品のインストール以外でのJiveソフトウェアのインストールとアップグレードは、サポートされていません。

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モバイル・アプリケーションに関する問題


iPadでスクロールバーが表示されないため、コンテンツの一部しか表示できない


バグ:14488651
プラットフォーム:iOS(モバイル)

Apple iOSプラットフォームでは、スクロールバーを使用していません。iPadでページを表示すると、スクロールバーが表示されないため、コンテンツが切り捨 てられて表示される場合があります。また、iFrameコンポーネントではiPad上のディメンションが無視されます。

回避策:コンテンツ領域をすべて表示するには、iPadで2本指のスクロール・ジェスチャを使用します。


RSSリンクがiPadで正しく動作しない


バグ:14487974
プラットフォーム:iOS(モバイル)

Apple iOSプラットフォームでは、RSSリンクをreader.mac.comサイト経由でロードしてレンダリングします。WebCenter Portalインスタンスがファイアウォールの外部にアクセスできない場合は、RSSリンクを表示できません。


iPadを使用してコンテンツをアップロードできない


バグ:14488559および14487904
プラットフォーム:iOS(モバイル)

Apple iOSプラットフォームはネイティブ・ファイル・システム・ブラウザをサポートしていないため、iPadからコンテンツをアップロードできません。 iPadからWebCenter Portalにアクセスすると、すべてのアップロード操作(公開、アップロード、共有など)が無効または非表示になります。


iPadを使用してページ上のテキストをコピーできない


バグ:14488336
プラットフォーム:iOS(モバイル)

iPadからページにアクセスした場合、ページに表示されるテキストをコピーできません。これは、Apple iOSプラットフォームの制限事項です。


Nexus 4デバイスで、モバイル・ページ・バリアントが正しく表示されない


バグ:16954597
プラットフォーム:モバイル

新しいNexus 4デバイスで、モバイル・ページ・バリアントが表示されません。

回避策:この問題を解決するには、次のユーザー・エージェント文字列を使用して新しいデバイスを作成します。

Mozilla/5.0 \(Linux; Android.+4.2.+Nexus 4.+Chrome.*Mobile Safari.*

新しいデバイスの作成とユーザー・エージェント文字列の指定については、Oracle Fusion Middleware Administrator's Guide for Oracle WebCenterを参照してください。

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REST実装に関する問題


RESTのインストール後の構成


バグ:12710929
プラットフォーム:すべて

Oracle WebCenter PortalのiPhoneアプリケーションなどのRESTクライアントを使用している場合に、Oracle WebCenter PortalのRESTサーバーの特定の機能が正しく動作するようにするには、Oracle WebLogic ServerプラグインのフラグであるWLForwardUriUnparsedONに設定する必要があります。

  • WebLogic Serverの前面でApacheを実行している場合は、このフラグをweblogic.confに追加します。
  • WebLogic Serverの前面でOracle HTTP Serverを実行している場合は、このフラグをmod_wl_ohs.confに追加します。

以下の例は、この両方の場合に使用できる構成を示しています。

WebLogic Serverプラグインの構成方法について詳しくは、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerにおけるWebサーバー1.1プラグインの使用を参照してください。

例1(推奨):<location /rest>を使用して、フラグを/rest URLのみに適用します。

<Location /rest>
   #以下のフラグを"On"に設定する必要があります
   WLForwardUriUnparsed   On
   #他の設定:WebLogicCluster、WebLogicHostやWebLogicPortは
   #ハンドラがweblogicになるように設定します
   SetHandler weblogic-handler
</Location>

例2:Oracle WebLogic Serverを使用するすべてのURIにフラグを適用します。

<IfModule mod_weblogic.c>
   #以下のフラグを"On"に設定する必要があります
   WLForwardUriUnparsed   On
   #他の設定:WebLogicCluster、WebLogicHost、WebLogicPort
   WebLogicCluster        johndoe02:8005,johndoe:8006
   Debug ON
   WLLogFile              c:/tmp/global_proxy.log
   WLTempDir              "c:/myTemp"
   DebugConfigInfo        On
   KeepAliveEnabled ON
   KeepAliveSecs 15
</IfModule>


REST APIを使用して作成したポータルで、ページを作成できない


バグ:17062598
プラットフォーム:すべて

WebCenter PortalのREST APIを使用して作成したポータルでのページ作成について、いくつかの問題があります。

回避策:ページを作成できるようにするには、ページ権限を選択解除してから再適用します。

   1.WebCenter Portal BuilderのAdministrationで、Securityページに移動します。
   2.Rolesタブで、ページのすべての権限を選択解除して保存します。
   3.同じ権限を選択して保存します。

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一般的な問題と回避策


タスク・フローのパラメータ名が英語でハードコーディングされている


バグ:20509590
プラットフォーム:すべて

タスク・フローの入力パラメータは、タスク・フロー定義で定義されます。このため、タスク・フロー・パラメータの名前が翻訳バンドルに含まれないま まとなります。この結果、英語以外の言語がWebCenter Portalインスタンスに適用された場合、タスク・フロー・パラメータの名前は英語のままとなります。


Oracle Workflowキューのポートレットを使用してコンテンツ・ワークフローを操作できない


バグ:19143743
プラットフォーム:すべて

ポータルのワークフロー対応のコンテンツは、Oracle Workflowキューのポートレット経由ではアクセスできません。これは、既知の制限事項です。

回避策:ワークフロー対応のコンテンツを操作するには、ドキュメント・タスク・フローとコンテンツ・プレゼンタを使用します。


NCHARデータ型のSQL問合せで、例外がスローされる


バグ:12956478
プラットフォーム:すべて

SQLデータ・コントロールを使用している場合、問合せにNCHARデータ型の列が含まれると、エラーが発生する場合があります。

回避策:to_char (NCHAR_COLUMN NAME)関数を使用すると、この問題を回避できます。


JSFポートレットをカスタマイズまたはパーソナライズできない


バグ:13331428
プラットフォーム:すべて

JSFポートレット(Oracle JSFポートレット・ブリッジを使用して作成したポートレット)をカスタマイズまたはパーソナライズした後に「OK」をクリックすると、ポートレットでタイムアウト・メッセージが表示されて応答しなくなります。この問題は、1回の操作で2つの処理(ポートレット・モードを編集後に変更する)を実行すると発生します。

回避策:まず編集処理を実行し、(「OK」でなく)「Apply」をクリックしてから「Return」をクリックしてポートレット・モードをビュー・モードに戻すと、この問題を解決できます。ポートレット開発者は、生成されるedit_defaults.jspxファイルのEdit Defaultsモードとedit.jspxファイルのEditモードのコードを編集して、この問題を完全に回避できます。「OK」ボタンのコードを削除して、ユーザーが「Apply」を使用するようにします。


埋込みイメージがレンダリングされない


バグ:14407330(拡張リクエスト:14552633)
プラットフォーム:すべて

電子メールのタスク・フローでは、埋込みイメージがレンダリングされません。インライン・イメージが含まれる電子メールで、メッセージ本文にこれらのイメージがレンダリングされず、添付ファイルとして表示されます。


Firefoxで、最初のドキュメント・チェックアウトが失敗する


バグ:14697381
プラットフォーム:すべて

Mozilla Firefoxブラウザを使用している場合、SSL接続かHTTPS接続で初めてWebCenter PortalにアクセスしてDesktop Integrationを使用してドキュメントを開こうとすると、環境で有効な証明書を使用しているにも関わらず、証明書が信頼されていないという警告が 表示されます。ドキュメントを開くことはできますが、Microsoft Officeアプリケーションからドキュメントをチェックアウト/チェックインできません。その後は、FirefoxブラウザでDesktop Integrationを問題なく使用でき、Microsoft Officeアプリケーションからドキュメントをチェックイン/チェックアウトできます。


バージョニングされたアプリケーションがサポートされていないため、デプロイメントが失敗する


バグ:15869339
プラットフォーム:すべて

Oracle ADFアプリケーションでは、アプリケーションのバージョニングがデフォルトではサポートされていません。初期のデプロイメントでは、アプリケーションの バージョニングに関係なく、JDeveloperからWebLogic Serverに、既存または新規のアプリケーションが正常にデプロイされます。ただし、バージョニングされたインスタンスが実行されているバージョニング されていないアプリケーションを再デプロイすると、デプロイメントが失敗します。次のようなエラー・メッセージが表示されます。

Weblogic Server Exception:
weblogic.management.ManagementException:[Deployer:149082]You cannot deploy application 'Application1_application1' without version.The application was previously deployed with version 'V2.0'

回避策:この問題を解決するには、まずバージョニングされたアプリケーションをアンデプロイしてから、バージョニングされていないアプリケーションをデプロイします。


ページ名に空白が含まれる場合のエラー


バグ:16977809
プラットフォーム:すべて

タブレットやiPhoneなどのデバイスでポータル・ページにアクセスする場合、次の条件がすべて満たされると問題が発生します。

  • ページ名に空白が含まれる
  • ページでページ・バリアントが定義されていない
  • ページやポータルのPage Fallback設定がDisplay No Pageになっている

タブレットやiPhoneなどのデバイスでポータル・ページにアクセスする場合は、デバイスにPage Not Availableと表示されるのが正常な動作ですが、上記の条件がすべて満たされると、Page Not Availableのメッセージの代わりに(ページ・タイトル以外の)ページ・コンテンツがデバイスに表示されます。

詳しくは、『Oracle Fusion Middleware Building Portals with Oracle WebCenter Portal』の"Setting Page Behavior for a Portal When No Page Variant Exists""Setting Page Behavior for a Specific Page When No Page Variant Exists"の項を参照してください。

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ドキュメントの修正


migrateFoldersGDataToFrameworkFolders WLSTコマンドの実行


バグ:20863293
プラットフォーム:すべて

WLSTコマンドmigrateFoldersGDataToFrameworkFoldersの実行時にFolders_gデータをFrameworkFoldersに移行する場合、WebCenter PortalアプリケーションではcontentDbConnectionUrlパラメータとcontentDbUserNameパラメータが必須です。ただし、Portal Frameworkアプリケーションではオプションです。

これは、"Running migrateFoldersGDataToFrameworkFolders to Validate the Migrated Data"(『Administering Oracle WebCenter Portal』)と"migrateFoldersGDataToFrameworkFolders"(『WebLogic Scripting Tool Command Reference』)の項の修正です。


保存した検索およびその他のタスク・フローのSES 11.2.2.2での使用


プラットフォーム:すべて

検索に関するドキュメントの章には、保存した検索および一部の古いタスク・フロー(Search - Preferences、Search - Toolbar、Search - Non-Faceted Searchなど)はSES 11.1.2のみで使用でき、SES 11.2.2.2では使用できないと記載されていますが、これは正しくありません。Search Settingsの管理ページでUse new search task flow with facet supportオプションが選択解除されていれば、保存した検索と古いタスク・フローをSES 11.2.2.2で使用できます。

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推奨事項


Portal Frameworkの代わりにPortal Builderの使用を検討する


新規ポータルは、Portal FrameworkではなくPortal Builderを使用して作成することをお勧めします。ポータル・ソリューションを開発する場合、Portal Frameworkのカスタム・アプリケーションの柔軟性は高いかもしれませんが、通常はこのような柔軟性によって、製品のサポート性や新しい WebCenter Portalリリースへのアップグレード機能が低下します。Portal Builderを使用すれば、複雑さが増したり、スケーラビリティが低下したりすることなく、このような制約を回避できます。

Frameworkアプリケーションは引き続き、11gリリースで完全にサポートされます。

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