オラクル財務チーム、Oracle Analyticsを採用し、生産性を2倍に向上

手動のソリューションやプロセスをOracle Analyticsに移行することで、オラクル財務チームは、コラボレーション、正確性および効率を強化できました。

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Oracle Analyticsによって提供されるビジネスに関するインサイトは、より詳しくわかりやすくなっており、数値の正確性を確保し、本当に理解してもらうのに役立っています。データにこれだけ簡単にアクセスできるため、オラクルの経営陣は真にデータに基づくビジネス上の意思決定を行うことができます。

Kieran Leiperオラクル、Global Controller Organization担当シニアディレクタ

ビジネス課題

オラクル財務チームは、予算編成、予測、関連分析の実行など、様々な主要なタスクで親会社を支援しています。これまで、世界中のチームメンバーは、広範囲に及ぶ回避策、元帳照合およびデータ入力を必要とする、手作業による集約的なExcelベースのプロセスに依存していました。

その結果、チームワークフローはまとまりがなく、非効率的で時間がかかることが多々ありました。財務タスクを実行するために、アナリストが別のアナリスト(多くの場合、別の地域や事業部門)のスプレッドシートを無作為に探し回ることが必要になることも頻繁にありました。

プロセスにはそれほどのギャップはないものの、一定の頻度で行われることがなく、特別なコーディングスキルが必要になることも少なくありませんでした。また、アナリストは、組織的な反復フローを作成して統合された決算を適時に実現することなく、様々な時点で関連データを抽出していました。

オラクル財務チームは、全社からデータを取り込む包括的なシステムに移行することを決定しました。アプリケーションには、迅速な作成、更新および修正が可能な視覚化とダッシュボードの作成機能も必要でした。

Oracle Analyticsでスケジュール済のデータフローを使用すると、すべてのユーザーが生産性を1桁向上できます。

Kieran Leiperオラクル、Global Controller Organization担当シニアディレクタ

オラクルがOracle Analyticsを選んだ理由

オラクル財務チームは、分析プロセスをグローバルに自動化、接続および合理化できる堅牢なクラウドベースのプラットフォームを望んでいました。また、チャートやグラフ、プレゼンテーションを臨機応変に最適化または調整できる豊富なデータ視覚化機能も求めていました。

さらに、分析システムは他のOracleソリューションとネイティブに統合し、共通のデータフォーマットを共有している必要がありましたが、Oracle以外の特定の主要システムにもリンクする必要がありました。そのため、オラクル財務チームが、データの取込みやモデリングから視覚化やコラボレーションに至るまでの幅広い機能を提供するOracle Analyticsを選択するのは当然のことでした。

このプラットフォームは、視覚化およびデータ検出のための直感的な対話型機能を備え、個々のユーザーのニーズにも幅広く対応しています。こうしたシステムにより、財務担当のエンドユーザーはそのうちに、独自の革新的な方法でデータを活用できるようになります。

Oracle Analyticsにより、オラクル財務チームは、コラボレーションの強化、財務の正確性向上、決算の迅速化を実現しました。

成果

Oracle Analyticsが稼働した後、オラクル財務チームは、定量的にも定性的にも多様なメリットを享受しました。チームは自動データフローをプラットフォームに定期的にスケジュールできるようになり、生産性が2倍以上向上しました。また、システムは、関連性のある有意義な情報を適時に提供するダッシュボードを備え、優先度の高い領域のデータ視覚化を提供し、迅速な決算処理を可能にしています。

プラットフォームが自動化されたことで、チームは分析エンジンの使用にさらなる時間を費やし、インサイトを得ることができるようになりました。ソフトウェアの使いやすさと機能が、新しいインサイトや能力を引き出しています。「ドラッグ・アンド・ドロップ形式になったことで、チームは質問をすることができるようになりました。オラクルのGlobal Controllers OrganizationでExcelのみを使用していたら、そうする時間を取ることはできなかったでしょう」と、Global Controllers Organization担当シニアディレクタであるKieran Leiperは言います。

ユーザーは、データのクレンジング、チャートタイプの変更、質問の調査、フィールドのスワップアウト、合理化されたレポート形式でアクセスできる財務ストーリーの作成を簡単に行えます。チームは、コスト機会、収益成長イニシアティブ、営業活動、生産性などについて深く調査できます。また、スタッフは、以前は不可能だった複数のディメンションでのビジネス検討を行い、最も正確なデータとシナリオを提供することで意思決定者をサポートできます。

「これは非常に有益で、最も大きな影響はフィクションと事実を区別するのに役立つことです。営業の生産性を高める要因について長年培ってきた考え方を検証することができます」と、Leiperは語ります。

ユーザーは具体的に必要としているリソースを扱い、運用チームは特定の事業部門に適用されるKPIを分析しています。一方で、会計チームと財務チームは、決算前に同じデータを確認して、傾向を調べて予想と照合し、同時に潜在的な問題を特定することができます。

また、統合機能により、アナリストはオラクルおよびサードパーティの様々なプラットフォームやアプリケーションから簡単に情報を取得できます。チームは大量のデータをマージして、ドリルダウンや問題解決を迅速に行うこともできます。

公開日:2022年7月1日

お客様について

オラクルは、統合されたアプリケーション・スイートと、セキュアな自律型インフラストラクチャをOracle Cloudで提供しています。同社は175か国で事業を展開しており、430,000社のお客様にサービスを提供し、年間収益400億米ドルを上げています。