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このチュートリアルでは、Oracle ADF Desktop Integration(Oracle ADFdi)で作成されたページ定義を使用してMicrosoft Excelワークシートを作成します。
所要時間
90分
このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。
このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロード し、表示されます。 (警告: すべてのスクリーンショットが同時にロードされるため、ご使用のインターネット接続によってはレスポンス・タイムが遅くなる場合があります。)
注: 各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコ ンの上にカーソルを置いてください。 スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。
このチュートリアルでは、Oracle JDeveloperとOracle ADF Desktop Integrationを使用して、Oracle ADFのバインディング・コンポーネントを含むExcelワークシートを作成する方法について説明します。
はじめに、Excelワークブックに必要なビジネス・コンポーネ ントとページ定義バインディングがあらかじめ定義されたOracle JDeveloperのアプリケーションを使用します。 次に、このアプリケーションのためのセキュリティを定義します。 Oracle ADFdiに準拠したワークブックを開き、Oracle ADFマッピングを使用して読取り専用表を含むOracle ADFdiのコンポーネントを作成します。 次に、Excelのダウンロード表機能を設定します。 さらに、別のページ定義を使用して、LOV機能と挿入/更新機能を含んだワークシートを定義します。
Oracle JDeveloperのアプリケーションを実行してWebLogicサーバーにデプロイしてから、Excelワークブックで設計したアプリケーションを実 行します。
最後に、このワークブックを公開します。
このチュートリアルを始める前に、次のことを確認してください。
| 1. |
Oracle JDeveloper 11gの 製品版にアクセスできるか、またはインストール済みであること。 この製品は、 Oracle Technology Networkからダウンロードできます。 任意のディレクトリにファイルをインストールしてください。このチュートリアルでは、このディレクトリをJDEVELOPER_HOMEと呼びます。
|
| 2. |
Microsoft Office 2007にアクセスできるか、またはインストール済みであること。
|
| 3. |
こちらのリンクを右クリックして「 対象をファイルに保存」を選択したら、任意のディレクトリ(Tempなど)に ADFdi_BC.zipファ イルを保存します。
|
| 4. | 選択したディレクトリに ADFdi_BC.zipファイルを 解凍します。 |
コンポーネントを作成する前に、Oracle ADFdiをサポートするように各種ソフトウェアの構成を行う必要があります。 以下の手順を実行します。
以下の手順をはじめて実行する場合、コンピュータの再起動が必要 になる場合があります。
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Oracle ADFdiのためのOracle JDeveloperの構成 | |
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Microsoft .NET Programmability Supportの有効化 | |
| |
統合されたExcelワークブックを実行 するためのExcelの構成 | |
Microsoft .NET Programmability Supportの有効化
Microsoft .NET Programmability Supportを有効にするには、以下の手順を実行します。
| 1. |
デスクトップで「 スタート」ボタンをクリックします。
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| 2. |
スタート・メニューから「 コントロール・パネル」を選択します。 「 OK」をクリックします。
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| 3. |
コントロール・パネル・ウィンドウで、「 プログラムの追加と削除」オプションをダブルクリックしま す。 |
| 4. |
インストールされているプログラムのリストが表示されたら、下方向にスクロールして「 Microsoft Office Standard 2007」を選択します。
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| 5. |
「 変更」ボタンをクリックします。
|
| 6. |
「 機能の追加と削除」を選択します。 「 Continue」をクリックします。
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| 7. |
「 Microsoft Office」→「 Microsoft Office Excel」の順にノードを開きます。 「 .NET Programmability Support」 を選択します。 「 Continue」をクリックします。 |
| 8. |
設定が完了するまで待ちます。 「 Close」ボタンをクリックします。
|
| 9. |
プログラムの追加と削除ウィンドウを 閉じます。
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| 10. |
コントロール・パネル・ウィンドウを 閉じます。
|
| 11. |
これで、Excelに対して.NET Programmability Supportが追加されました。 |
Oracle ADFdiのためのOracle JDeveloperの構成
Oracle ADFdiコンポーネントをインストールするには、以下の手順を実行します。
| 1. |
Windowsエクスプローラを開き、<JDEVELOPER_HOME>フォルダへ 移動します。
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| 2. |
<JDEVELOPER_HOME>\jdeveloper\adfdi\bin\excel\clientフォ ルダを開き、「 setup.exe」ファイルをダブルクリックします。
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| 3. |
インストール・プロセスが開始されると、Microsoft Office Customization Installerウィンドウが表示されます。 インストール前のチェック中に最初の処理が実行されます。
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| 4. |
ADF Desktop Integrationのインストールが開始されます。 インストールされているソフトウェアによっては、前提条件にある別のソフトウェアをインストールするよう指示される場合があります。また、コンピュータの 再起動が必要になる場合もあります。 終了したら、「 Close」をクリックします。 |
統合されたExcelワークブックを実行するためのExcelの構成
統合されたExcelワークシートを実行できるようにExcelを構成するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
デスクトップで「 スタート」ボタンをクリックします。
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| 2. |
スタート・メニューから「 すべてのプログラム」→「 Microsoft Office」→「 Microsoft Excel 2007」を選択します。
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| 3. |
Microsoft Excelが起動されたら、「 Office」ボタンをクリックします。
|
| 4. |
Officeウィンドウで、「 Excel Options」ボタンをクリックします。
|
| 5. |
Excel Optionsウィンドウで「 Trust Center」タブを選択し、「 Trust Center Settings」ボタンをクリックします。
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| 6. |
Trust Centerウィンドウで「 Macro Settings 」タブを選択し、「 Trust access to the VBA project object model」チェック・ボックスを選択します。 「 OK」をクリックします。
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| 7. |
Excel Optionsウィンドウに戻り、「 OK」をクリックします。
|
| 8. |
Excelに戻ったら、アプリケーションを 閉じます。 |
ModelコンポーネントとViewControllerコンポーネントを含む起動用のFusion Webアプリケーションをアップロードします。
| 1. |
「 スタート」→「 すべてのプログラム」 →「 Oracle Fusion Middleware」→「 JDeveloper Studio 11.1.1.1.0」の順に選択して、Oracle JDeveloperを起動します。 Migrate User Settingsダイアログ・ボックスが開いたら、「 NO」 をクリックします。 ユーザー・ロールを選択するよう指示されたら、「 Default」 を選択します。 「 Close」をクリックして、Tip of the Dayウィンドウを閉じます。 Oracle JDeveloper IDEが表示されます。
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| 2. |
「 Open Application」リンクをクリックします(または、メイン・メニューから「 File」 →「 Open」の順に選択します)。
|
| 3. |
Openダイアログで、ADFdi_BC.zipファイルを解凍したフォルダを開き、「 ADFdi_BC.jws」 ファイルを選択します。 「 Open」をクリックします。 以前のバージョンからアプリケーションを移行するよう指示されたら、処理を受け入れます。
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| 4. |
ロードが終了したら、アプリケーション・ナビゲーションに2つのプロジェクトが表示されます。 アプリケーション・ナビゲータは、次のように表示されます。
|
| 5. |
アプリケーション・ナビゲータで「 ViewController」プロジェクトを右クリックし、コ ンテキスト・メニューから「 Project Properties」を選択します。
|
| 6. |
Project Propertiesダイアログで「
Technology Scope」ノードを選択したら、「
「 OK」をクリックします。 これで、ViewControllerプロジェクトはADF Desktop Integrationをサポートできるようになりました。
|
| 7. | Oracle JDeveloperメニュー・バーの「
|
ワークブックに必要な定義済みビジネス・コンポーネントに対して、データベース接続を確認または作成するには、 以下の手順を実行します。
| 1. |
「 Model」プロジェクトを右クリックし、コンテキスト・メニューから「 Project Properties」を選択します。
|
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| 2. |
Project Propertiesウィンドウで「 Business Components」ノードを選択したら、接続フィールドの横にある「 Edit」アイコンをク リックします。
|
||||||||||||||||||
| 3. |
Edit Database Connectionダイアログで、以下の値を入力します。
|
||||||||||||||||||
| 4. |
「 Test Connection」ボタンをクリックして、接続パラメータの設定が成功したことを 確認します。 「 OK」をクリックします。
|
||||||||||||||||||
| 5. |
「 Model」プロジェク・ノードを開き、既存のビジネス・コンポーネントをすべて表示します。 アプリケーション・ナビゲータは、次のように表示されます。
|
||||||||||||||||||
| 6. |
「 AppModule」ノードを右クリックし、コンテキスト・メニューから「 Run」 を選択します。
|
||||||||||||||||||
| 7. |
Business Component Browserウィンドウが表示されます。
|
||||||||||||||||||
| 8. |
「 DepartmentsView1」ノードをダブルクリックし、Departmentsデータを 表示します。 各部門を順に表示するには、「 右」矢印をクリックします。
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| 9. |
AppModuleブラウザ・ウィンドウを閉じます。
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| 10. |
Oracle JDeveloperメニュー・バーの「
|
Oracle ADFdiワークブックを実行するには、認証ステップを使用する必要があるため、アプリケーションを保護する必要があります。 アプリケーションを保護するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
ExcelでOracle ADFdiを実行できるようにするには、アプリケーションを保護する必要があります。 メイン・メニューから「 Application」→「 Secure」→「 Configure ADF Security」の順に選択します。
|
| 2. |
Enable ADF Securityダイアログで、「 ADF Authentication」 を選択します。 「 Next」をクリックします。
|
| 3. |
Select Authentication typeページで、「 HTTP Basic Authentication」を選択します。 「 Next」を2回クリックします。
|
| 4. |
Summaryページで、「 Finish」をクリックします。
|
| 5. |
Security Infrastructure Createdウィンドウで「 OK」をクリック します。
|
| 6. |
アプリケーション・ナビゲータは、次のように表示されます。 アプリケーション・ナビゲータの weblogic.xmlエントリにセキュリティ・ロールの割当て プロパティが表示されていることを確認します。
|
| 7. | Oracle JDeveloperメニュー・バーの「
|
DepartmentListワークシートを作成するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
Windowsエクスプローラで、アプリケーションが格納されているフォルダ( d:\ADFDI\ADFdi_BC\ViewController\public_html) を開き、 Excelという名前の 新規フォルダを作成します。
|
| 2. |
<JDEVELOPER_HOME>\jdeveloper\adfdi\bin\excel\clientフォ ルダにある adfdi-client.xlsxファイルをコピーします。 先ほど作成した Excelフォルダにこのファイルを貼り付けます。
|
| 3. |
Book1.xlsxから DepartmentsList.xlsxへ と名前を変更します。
|
| 4. |
もう一度Book1.xlsxファイルをExcelディレクトリにコピーし、 EditDept_LOVと いう名前に変更します(このファイルは後ほど使用します)。
|
| 5. |
Oracle JDeveloperで「
ViewController」ノードを選択し、「
|
| 6. |
これで、 DepartmentsList.xlsxと EditDept_LOV.xlsxの 両方のファイルがアプリケーション・ナビゲータに表示されました。 |
DepartmentPage.jspxバインディングに基づいて読取り専用表のワークブック・バインディング を定義するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
アプリケーション・ナビゲータで「 DepartmentsList.xlsx」をダブルクリック し、Microsoft Excelで開きます。
|
| 2. |
Excelが開くと、 Oracle ADF Desktop Integrationがロードされ ます。
|
| 3. |
Page Definitionダイアログで「 ADFdi_view_DepartmentPagePageDef 」 ページ定義を選択します。 「 OK」をクリックします。
|
| 4. |
Excel内に Document Actionsウィンドウが開き、ページ定義から利用できるバイ ンディングが表示されます。
|
| 5. |
ワークブック内の任意の セルを選択し、 Bindingsタブか ら「 DepartmentsView1」を選択して「 Insert Binding」 をクリックします。
|
| 6. |
Select Componentダイアログで「 ADF Read-only Table」を選択 します。 「 OK」をクリックします。
|
| 7. |
Insert Component: ADF Read-only Tableダイアログで、「 OK」 をクリックしてデフォルト値を受け入れます。
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| 8. |
Excelワークブックは次のように表示されます。
|
| 9. |
「 Save」アイコンをクリックしてワークブックを保存します。 保存する際、次の警告メッセージが表示される場合があります。 "
プライバシーに関する注意: このドキュメントには、マクロ、ActiveXコントロール、XML拡張パック・・・が含まれています。"
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| 10. |
Oracle JDeveloperに戻り、「 ViewController」プロジェクトを右ク リックし、コンテキスト・メニューから「 Project Properties」を選択します。
|
| 11. |
Project Propertiesダイアログに戻り、「 Java EE Application」 ノードを選択したら、 Java EE Web Application Nameフィールドと Java EE Web Context Rootフィールドに ADFdi_BCと入力します。 「 OK」をクリックします。
|
| 12. |
Excelに戻り、Document Actionsペインで「 Workbook Properties」 リンクをクリックします。
|
| 13. |
Edit Workbook PropertiesダイアログのWebAppRootフィールドの横に、 http://127.0.0.1:7101/ADFdi_BC と 入力します。
|
| 14. |
WebPagesFolderの横の「
「 OK」をクリックします。
|
| 15. |
「
Login」セクションを開き、「
ProtectedWebPage」フィールド をクリックします。 ProtectedWebPageフィールドの「
|
| 16. |
WebPagesFolderウィンドウで「 Yes」をクリックします。
|
| 17. |
Browse For Folderダイアログで「 ADFdi_BC」→「 ViewController」 →「 public_html」の順に選択します。 「 OK」をクリックします。
|
| 18. |
Select Pageダイアログでは、ページの接頭辞として /facesがあらかじめ指定されて います。ページの選択で、「 /StarterPage.jspx」を選択します。 「 OK」をクリックします。 StarterPageは、アプリケーションを起動するための空のページです。
|
| 19. |
ワークブック・プロパティは次のように表示されます。 「 OK」をクリックして、Edit Workbook Propertiesダイアログを閉じます。
|
| 20. |
Document Actionsペインで「 Worksheet Properties」リンクを クリックします。
|
| 21. |
Eventsフィールドの横の「
|
| 22. |
WorksheeetEvent Collection Editorダイアログで、「
Add」ボ タンをクリックしてStartupメンバーを追加します。 「
ActionSet」ノードを開き、Actions フィールドの横の「
|
| 23. |
Action Collection Editorダイアログで、「 Add」ボタンをクリックして ドロップダウン・リストから「 ComponentAction」を選択します。
|
| 24. |
Actionフィールドの横の「
|
| 25. |
Choose Component Actionダイアログで「 Download」を選択します。 「 OK」をクリックします。 スクリーンショットの表ID(ROT813992144)は実際のIDとは異なります。
|
| 26. |
WorksheeetEvent Collection Editorダイアログで、 Actionsの Annotationフィー ルドに DownLoad_Dataと入力します。 「 OK」をクリックします。 Edit Worksheet Propertiesダイアログに戻り、「 OK」をクリックします。
|
| 27. |
「 Add-Ins」ボタンをクリックして、Oracle ADFdiカスタム・ツールバーを表示します。
|
| 28. |
ここで作成したワークブックは Book1.xlsxを変換したワークシートをベースとしています が、それぞれのOracle ADFdiワークシートには一意の識別子が必要であるため、「 Tools」→「 Reset WorkbookID」の順に選択して新しい識別子を作成します。
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| 29. |
Reset WorkbookIDの警告ダイアログで「 Yes」をクリックしてIDをリセットしま す。 Reset WorkbookIDの情報ダイアログで、「 OK」をクリックします。
|
| 30. |
Excelワークブックを 保存してから、Excelを 終了しま す。 |
ページをテストするには、以下の手順を実行してください。
| 1. |
Oracle JDeveloperに戻り、「 StarterPage.jspx」ノードを右ク リックしてコンテキスト・メニューから「 Run」を選択します。
|
| 2. |
WebLogicサーバーが起動し、ブラウザ・ウィンドウが開くまで待ちます。 Authentication Requiredダイアログで、User nameフィールドに weblogicを、Passwordフィールドに weblogic1を 入力します。 「 OK」をクリックします。
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| 3. |
起動ページがロードされ、Starter Pageというテキストが表示されます。
|
| 4. |
これでWebLogicサーバーへのページのデプロイは完了しました。次に、Excelワークブックを実行します。 Oracle JDeveloperに戻り、 「 DepartmentList.xlsx」ノードをダブルクリックして、 Microsoft Excelで開きます。
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| 5. |
ページにワークブックがロードされます。 「 Add-Ins」ボタンをクリックします。
|
| 6. |
カスタム・ツールバーで、「
|
| 7. |
Loginの警告ダイアログで「 Yes」をクリックして接続を開始します。
|
| 8. |
Connectダイアログで、User nameフィールドに weblogicを、 Passwordフィールドに weblogic1を入力します。
|
| 9. |
DepartmentListの値が返され、ワークシートに表示されます。
|
| 10. |
必要に応じて、レイアウトを見やすくするためにワークシート・セルの配置を変更します。
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| 11. |
Oracle ADFdiツールバーの「 Stop」ボタンをクリックします。
|
| 12. |
Excelアプリケーションを保存せずに 終了します。 ここまでで、データベース表から自動的にデータをダウンロードする基本的なExcelワークシートの作成が完了しました。 |
更新可能な表のワークブック・バインディングを定義するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
アプリケーション・ナビゲータで「 EditDept_LOV.xlsx」をダブルクリックし、 Microsoft Excelで開きます。
|
| 2. |
Excelが開くと、 Oracle ADF Desktop Integrationがロードされ ます。
|
| 3. |
Page Definitionダイアログで、「 ADFdi_view_EditTable_LOVPageDef 」 ページ定義を選択します。 「 OK」をクリックします。
|
| 4. |
Excel内に Document Actionsウィンドウが開き、ページ定義から利用できるバイ ンディングが表示されます。
|
| 5. |
ワークブック内の任意の セルを選択し、 Bindingsタブか ら「 DepartmentsView1」を選択して「 Insert Binding」 をクリックします。
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| 6. |
Select Componentダイアログで「 ADF Table」を選択します。 「 OK」をクリックします。
|
| 7. |
Insert Component: ADF Tableダイアログで、「 OK」をクリックしてデ フォルト値を受け入れます。
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| 8. |
Excelワークブックは次のように表示されます。 更新可能な表であるため、情報を表示するために最初の3列が自動的に生成されています。
|
| 9. |
「 Add-Ins」ボタンをクリックして、Oracle ADFdiカスタム・ツールバーを表示します。
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| 10. |
このワークブックも Book1.xlsxを変換したワークシートをベースとしていますが、それぞれ のOracle ADFdiワークシートには一意の識別子が必要であるため、「 Tools」→「 Reset WorkbookID」の順に選択して新しい識別子を作成します。
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| 11. |
Reset WorkbookID警告ダイアログで「 Yes」をクリックしてIDをリセットしま す。 Reset WorkbookIDの情報ダイアログで、「 OK」をクリックします。
|
| 12. |
「
|
EditDept_LOVワークブックに定義するワークブック・プロパティは、上述の項で DepartmentsList.xlsxワークブックに定義したものと同じです。 したがって、DepartmentsList.xlsxでワークブック・プロパティを定義した直後にファイルを別名で保存しておくと、この手順を繰り返す 必要がなくなります。
ワークブック・プロパティを定義するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
Document Actionsペインで「 Workbook Properties」リンクをク リックします。
|
| 2. |
Edit Workbook Propertiesダイアログの WebAppRootフィールドの 横に、 http://127.0.0.1:7101/ADFdi_BC と 入力します。
|
| 3. |
WebPagesFolderの横の「
「 OK」をクリックします。
|
| 4. |
「
Login」セクションを開き、「
ProtectedWebPage」フィールド をクリックします。 ProtectedWebPageフィールドの「
|
| 5. |
WebPagesFolderの警告ウィンドウで「 Yes」をクリックします。
|
| 6. |
Browse For Folderダイアログで「 ADFdi_BC」→「 ViewController」 →「 public_html」の順に選択します。 「 OK」をクリックします。
|
| 7. |
Select Pageダイアログでページの接頭辞として /facesがあらかじめ指定されていま す。ページの選択で、「 /StarterPage.jspx」を選択します。 「 OK」をクリックします。
|
| 8. |
ワークブックのプロパティは次のように表示されます。 「 OK」をクリックして、Edit Workbook Propertiesダイアログを閉じます。 |
表のプロパティを定義するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
Excelワークシートに表示された表の左端のセル(B2など)を選択し、カスタム・ツールバーの「
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||||||
| 2. |
Edit Component: ADF Tableダイアログで、
Unique Attributeフィー ルドの横にある「
|
||||||
| 3. |
Select Tree Binding Attributeダイアログで「 DepartmentsView1 (tree)」→「 DepartmentsView」→「 DepartmentId」 の順に選択します。 「 OK」をクリックします。
|
||||||
| 4. |
「
RowActions」ノードを開き、
DeleteRowActionIdフィー ルドの横の「
Select Bindingダイアログで「 Delete」アクションを選択します。 「 OK」をクリックします。
|
||||||
| 5. |
InsertBeforeRowActionIdフィールドに対して前の手順を繰り返し、「 CreateInsert」 アクションを選択します。
|
||||||
| 6. |
RowActionsセクションで次の値を設定します。
RowActionsプロパティは次のように表示されます。
|
||||||
| 7. |
BatchOptionsセクションで、 CommitBatchActionIDに「 Commit」 を設定します。
|
||||||
| 8. |
Edit Componentダイアログで、
Columnsフィールドの隣にある「
|
||||||
| 9. |
「
Add」をクリックして新規列を追加してから、
HeaderLabelフィー ルドの横にある「
|
||||||
| 10. |
Edit Expressionダイアログで、「 bindings」→「 Departments1View1」 →「 Departments1View」→「 hints」→「 LocationId」 →「 label」の順に開き、「 Insert Into Expression button」 をクリックします。 「 OK」をクリックします。
|
||||||
| 11. |
UpdateComponentフィールドの横の「
|
||||||
| 12. |
Select subcomponent to createダイアログで、「 TreeNodeList」 を選択して「 OK」をクリックします。
|
||||||
| 13. |
「
UpdateComponent」ノードを開き、
Listフィー ルドの横の「
|
||||||
| 14. |
Select Tree Binding Attributeで、「 LocationId」を選択 して「 OK」をクリックします。
|
||||||
| 15. |
「 6」列目を選択したら、「 Remove」ボタンをクリックし てもとのLocationId列を削除します。次に、LOV機能をサポートしている新規列で置き換えます。
|
||||||
| 16. |
「 3」列目( DepartmentId)を選択し、「 UpdateComponent」 ノードを開きます。 ReadOnlyプロパティを「 True」に変更します。 「 OK」をクリックします。 「 OK」をクリックして、 Edit Componentダイアログを閉じます。
|
||||||
| 17. |
Excelワークブックを 保存します。 |
ここでは、以下のボタンを定義して追加のバインディング・プロパティを設定します。
| |
ダウンロード・ボタンの定義 | |
| |
削除ボタンの定義 | |
| |
アップロード・ボタンの定義 | |
ここでは、ワークシートを実行すると自動的にデータをダウンロードする代わりに問合せアクションを実行するボタ ンを追加します。 ボタン・プロパティを定義するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
Document Actionsペインで「 Components」タブをクリックし、ワークシー トのセル(A1など)を選択したら、「 ADF button」コンポーネントを選択して「 Insert Component」をクリックします。
|
| 2. |
Insert Component for the ADF Buttonで「
ActionOptions」 ノードを開き、
Actionsフィールドの横の「
|
| 3. |
Action Collection Editorダイアログで、「 Add」ボタンをクリックして ドロップダウン・リストから「 ADFmAction」を選択します。
|
| 4. |
Actionフィールドの横の「
|
| 5. |
Select Bindingダイアログで「 Execute」を選択します。 「 OK」をクリックします。
|
| 6. |
「 OK」をクリックしてAction Collection Editorへ戻り、 Designの Annotationフィー ルドに Executeと入力します。
|
| 7. |
Action Collection Editorダイアログで、「 Add」ボタンをクリックして ドロップダウン・リストから「 ComponentAction」を選択します。
|
| 8. |
Actionフィールドの横の「
|
| 9. |
Choose Component Actionダイアログで「 Download」を選択します。 「 OK」をクリックします。
|
| 10. |
Action Collection Editorへ戻り、 Designの Annotationフィー ルドに Downloadと入力します。 「 OK」をクリックします。
|
| 11. |
Insert Component: ADF Buttonに戻り、Labelフィールドに Queryと 入力します。 「 OK」をクリックします。
|
| 12. |
Excelワークブックを 保存します。 |
確認ダイアログ付きの行削除ボタン用にプロパティを定義するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
ボタンを配置するセル( C1など)をワークシートで選択したら、Componentsペインで「 ADF button」を選択して「 Insert Component」ボタンをクリックします。
|
||||||||
| 2. |
Insert Componentで「
ClickActionSet」→「
ActionOptions」 の順に開き、
Actionsフィールドの横の「
|
||||||||
| 3. |
「 Add」ボタンをクリックし、ドロップダウン・リストから「 Confirmation」 を選択します。
|
||||||||
| 4. |
Dataセクションに次の値を入力します。
|
||||||||
| 5. |
「 Add」ボタンをクリックし、ドロップダウン・リストから「 ComponentAction」 を選択します。
|
||||||||
| 6. |
ComponentAction propertiesで
Actionフィールドの横の「
|
||||||||
| 7. |
Choose Component Actionダイアログで「 DeleteFlaggedRows」 を選択します。 「 OK」をクリックします。 再度「 OK」をクリックします。
|
||||||||
| 8. |
Insert Component: ADF Buttonで、Labelフィールドに Delete Flaggedと 入力します。 「 OK」をクリックします。 |
データベースへの変更をコミットするアップロード・ボタン用のプロパティを定義するには、以下の手順を実行しま す。
| 1. |
ボタンを配置するセル( E1など)をワークシートで選択したら、Componentsペインで「 ADF button」を選択して「 Insert Component」ボタンをクリックします。
|
| 2. |
Insert Componentで「
ClickActionSet」→「
ActionOptions」 の順に開き、
Actionsフィールドの横の「
|
| 3. |
「 Add」ボタンをクリックし、ドロップダウン・リストから「 ComponentAction」 を選択します。
|
| 4. |
ComponentAction propertiesで
Actionフィールドの横の「
|
| 5. |
Choose Component Actionダイアログで「 Upload」を選択します。 「 OK」をクリックします。 再度「 OK」をクリックします。
|
| 6. |
Insert Component: ADF Buttonで、 Labelフィールドに Upload と入力します。 「 OK」をクリックします。
|
| 7. |
ワークシートは次のように表示されます。 再度「 OK」をクリックします。
|
| 8. |
「 Save」アイコンをクリックしてワークブックを保存します。 Excelを 終 了します。 |
これでWebLogicサーバーへのアプリケーションのデプロイは完了したので、次の手順を実行して、ワーク シートでLOV機能の編集とテストを行います。
| 1. |
デフォルト・サーバーが実行中のままであることを確認したらOracle JDeveloperに戻り、「 EditDept_LOV.xlsx」 をダブルクリックしてもう一度Excelで開きます。
|
| 2. |
Excelにワークシートが表示されます。
|
| 3. |
「 Add-Ins」メニュー・オプションをクリックして、 ADFdiカスタム・ ツールバーを表示します。
|
| 4. |
カスタム・ツールバーの「 Run」ボタンをクリックします。
|
| 5. |
ログインの情報ダイアログで「 Yes」をクリックします。 User nameフィールドとPasswordフィールドにアカウントを入力します( weblogic/weblogic1)。 「 OK」をクリックします。
|
| 6. |
ADFコンポーネントを表示したワークシートがロードされますが、データはまだ表示されていません。
|
| 7. |
見出し行のセル・サイズを 再設定し、「 Query」ボタンをク リックします。 問合せ処理が開始されます。
|
| 8. |
取得されたデータが表示されます。
|
| 9. |
ワークシートの最下部へ移動したら、最後の行の後に新しい部門名を入力し、ドロップダウン・リストから都市を選択します。 この行の Changed列には、自動的にフラグが付きます。 もう1行 追加し ます。
|
| 10. |
既存の行に対して、ドロップダウン・リストを使用して ロケーションを変更してみます。
|
| 11. |
「 Upload」ボタンをクリックし、変更を検証します。 Upload Optionsで「 Download all rows after successful upload」を選択します。 「 OK」をクリックします。 フラグが消去されます。
|
| 12. |
先ほど追加した2行の「 Flagged」列をクリックします。 「 Delete Flagged」ボタンをクリックします。 先ほど作成したDelete Confirmationダイアログで、「 Yes」をクリックしま す。
|
| 13. |
ワークシートが更新されています。
|
| 14. |
「 Stop」ボタンをクリックしてデザイン・モードに戻ります。 |
問合せ、削除、アップロード機能を持ったADFボタンの作成と同じ方法で、ワークシートにメニュー項目を作成で きます。 問合せアクションのメニュー・オプションを作成するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
Document Actionsペインで「 Worksheet Properties」リンクを クリックします。
|
| 2. |
Edit Worksheet Propertiesで、MenuItemsフィールドの横にある「
|
| 3. |
WorksheetMenuItem Collection Editorで、「 Add」ボタンを クリックして WorksheetMenuItemを追加します。
|
| 4. |
「
SelectActionSet」→「
ActionOptions」 の順にノードを開き、Actionsフィールドの横の「
|
| 5. |
Action Collection Editorダイアログで、「 Add」ボタンをクリックして ドロップダウン・リストから「 ADFmAction」を選択します。
|
| 6. |
Actionフィールドの横の「
|
| 7. |
Select Bindingダイアログで「 Execute」アクションを選択します。 「 OK」をクリックします。
|
| 8. |
「 OK」をクリックしてAction Collection Editorへ戻り、 Designの Annotationフィー ルドに Executeと入力します。
|
| 9. |
Action Collection Editorダイアログで、「 Add」ボタンをクリックして ドロップダウン・リストから「 ComponentAction」を選択します。
|
| 10. |
Actionフィールドの横の「
|
| 11. |
Choose Component Actionダイアログで「 Download」を選択します。 「 OK」をクリックします。
|
| 12. |
Action Collection Editorへ戻り、 Designの Annotationフィー ルドに Downloadと入力します。 「 OK」をクリックします。
|
| 13. |
WorlsheetMenuItem Collection Editorに戻り、Labelフィールドに Queryと 入力します。 「 OK」をクリックします。 再度、「 OK」をクリックしま す。
|
| 14. |
「
Save」ボタンをクリックしたら、「
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| 15. |
ログインの入力を指示されたら「 Yes」をクリックします。
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| 16. |
Connectダイアログで、デフォルトのユーザー名とパスワード( weblogic/ weblogic1) を入力します。
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| 17. |
「 Oracle ADF 11g Desktop Integration menu」オプション をクリックし、「 Query」を選択します。
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| 18. |
Queryボタンを使用した場合と同じようにデータが表示されます。 その他のボタンについても同じ手順を繰り返すことで、残りのメニュー項目のエントリを作成できます。
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| 19. |
「 Stop」ボタンをクリックしてデザイン・モードに戻ります。
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| 20. |
Excelを 終了します。 |
ワークブックを公開するには、以下の手順を実行します。
| 1. |
Oracle JDeveloperに戻り、「 DepartmentList.xlsx」ノードを ダブルクリックしてExcelで開きます。
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| 2. |
「 Office Button」をクリックします。
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| 3. |
Officeダイアログで、「 Excel Options」ボタンをクリックします。
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| 4. |
Excel Optionsで、「 Trust Center 」ボタンをクリックします。
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| 5. |
Trust Centerページで「 Trust Center Settings」ボタンをクリッ クします。
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| 6. |
Trust Center Settingsで「 Trusted Locations」タブをク リックします。
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| 7. |
「 Allow Trusted Locations on my network」チェック・ボッ クスを選択し、「 Add New Location」ボタンをクリックします。
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| 8. |
Microsoft Office Trusted Locationダイアログで、WebAppRootのURL(例: http://localhost:7101/ADFdi_BC) を入力します。 「 Subfolders」オプションを選択します。 「 OK」をクリックします。 再度「 OK」をクリックして Excel Optionsを終了します。
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| 9. |
DepartmentListワークブックで「 Add-ins」メニュー・オプションを選択してか ら、Oracle ADFdiツールバーの「 Publish」アイコンをクリックします。
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| 10. |
Publish Workbookダイアログが開き、現在のExcelフォルダが表示されます。 「 create directory」アイコンをクリックして、公開するワークブック専用のロケーションを作成します。
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| 11. |
フォルダ名として Deployed_XLSを入力したら、「 Open」 ボタンをクリックします。
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| 12. |
ファイル名に DepartmentList_dpdと入力したら、「 Save」 をクリックします。
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| 13. |
Publish Workbookダイアログで「 Yes」をクリックします。
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| 14. |
Publish Workbookの情報ダイアログで「 OK」をクリックします。
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| 15. |
「
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| 16. |
Excelを 終了します。 これでワークブックの公開が完了し、アプリケーションとともにWebLogicサーバーへデプロイする準備が整いました。 |
これで、Oracle ADFdiの概要についての学習が完了しました。
このチュートリアルでは、Oracle JDeveloperとOracle ADFdiの使用方法について学習し、以下のタスクを実行しました。
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Oracle JDeveloper ADFdiをサポートする環境の構成 |
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Oracle ADFdiをサポートするための.xlsxワークシートの変換 |
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起動用のFusion Webアプリケーションのロード |
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アプリケーションの保護 |
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ビジネス・コンポーネントに対する接続の確認 |
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DepartmentListワークブックの作成 |
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ワークブック・バインディングの定義 |
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ページのデプロイとワークブックのテスト |
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EditDept_LOVワークシートの定義 |
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ワークブックのプロパティの設定 |
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ワークシートのプロパティの設定 |
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表のプロパティの設定 |
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ワークシートへのボタンの追加 |
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EditDept_LOVワークシートの実行 |
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ワークシートへのメニュー項目の追加 |
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ワークシートの公開 |