セキュリティアドバイザリ
セキュリティ勧告: (BEA01-11.00)

作成者: BEA Systems Inc.

概要: 管理コンフィグレーションの脆弱性に対する修正の提供

影響を受ける製品: BEA WebLogic ServerおよびWebLogic Express

すべてのプラットフォームのBEA WebLogic ServerおよびWebLogic Expressの特定のバージョンにおいて、セキュリティ脆弱性につながる可能性がある問題が確認されました。この問題を修正するためのサービスパックが提供されています(後続のセクションIIを参照)。BEAでは、潜在的なセキュリティの問題を最も緊急度の高い問題として取り扱い、お客様のすべての資産のセキュリティを確保するために可能な限りの措置を講じます。結果として、弊社では以下の対処策を強く提案します。

      I. 以下の勧告に目を通します。

      II.対処方法を適用します。

      III.今後のセキュリティ勧告に関心をお持ちのユーザをご存知の場合は、この勧告に含まれる、登録に関する手順をぜひ転送してください。

I. 勧告

未認可のRMIクライアントがサーバの管理コンフィグレーションを変更できる可能性があるセキュリティ脆弱性が、BEA WebLogic ServerおよびWebLogic Expressに存在することが最近になって報告されました。

この脆弱性の影響を受けるのは、BEA WebLogic ServerおよびWebLogic Expressの次に示すリリースです。

バージョン: BEA WebLogic ServerおよびWebLogic Express 6.0

II. 対処方法

BEAでは、以下の対処方法に従うことを強く推奨します。

  • 以下の適切なサービスパックを適用します。
    • 対処策: サービスパック2またはそれ以上を適用します。
BEA Systemsは、当社のすべてのセキュリティ勧告で推奨される修正をお客様が適用されることを強く提案します。またBEA Systemsは、お客様にすべてのサービスパックをリリース後直ちに適用していただくことも強く要請します。サービスパックには、以前の各サービスパックに加えて、製品の各バージョンに対するすべてのバグ修正が累積的に含まれています。サービスパックおよびサービスパックについての情報は次の場所で公開しています。
http://commerce.beasys.com/downloads/weblogic_server.jsp#wl

注: BEA WebLogic ServerおよびWebLogic Expressのセキュリティについての情報は、 http://edocs.beasys.co.jp/weblogic/docs/admindocs/lockdown.htmlで公開されています。弊社では、サーバのデプロイメントが安全にコンフィグレーションされていることをお客様が確信できるように、このドキュメントに再度目を通されることを強くお勧めします。

III. セキュリティに関する伝達方針

BEA製品にセキュリティ関連の問題が見つかった場合、BEA Systemsは勧告および適切な対策を示した指示を配信させていただく方針です。お客様のサイト、データ、およびコードのセキュリティは当社にとって最優先事項ですので、セキュリティ関連の問題はすべて包み隠さずはっきりとお伝えすることを約束します。

BEAは、製品のセキュリティに関する勧告のみを目的とした、パーミッションベースのメーリングリストを開設いたしました。ユーザがこのメーリングリストに参加しており、そのユーザが利用しているBEA製品にセキュリティ関連の問題が存在する場合、BEAは必要な勧告および指示を、適切な対処策とともに電子メールで配信させていただく方針です。

お客様のサイトにセキュリティ関連の問題を担当されるユーザが他にもいる場合は、 今後のセキュリティ通知用に登録をお勧めください。