作成者: BEA Systems Inc.
概要: パスワード保護のためのパッチの提供
影響を受ける製品: BEA WebLogic Server
脅威レベル: 低
重大度: 低
WebLogic Serverの特定のバージョンにおいて、セキュリティ脆弱性の原因となる可能性がある問題が、最近になってBEAのコンサルタントにより確認されました。この問題を修正するためのパッチが提供されています(後続のセクションIIを参照)。BEAでは、潜在的なセキュリティの問題を最も緊急度の高い問題として取り扱い、お客様のすべての資産のセキュリティを確保するために可能な限りの措置を講じます。結果として、弊社では以下の対処策を強く提案します。
I. 以下の勧告に目を通します。
II.対処方法を適用します。
III.今後のセキュリティ勧告に関心をお持ちのユーザをご存知の場合は、この勧告に含まれる、登録に関する手順をぜひ転送してください。
I. 勧告
この脆弱性はシステムパスワードの表示に関係します。アプリケーションがブリッジを使用してメッセージをJMSターゲットドメインにルーティングしており、そのドメインが利用できないか、またはコンフィグレーションの問題によりJMSターゲットドメインの初期コンテキストが取得できない場合、WebLogic ServerはResourceAllocationExceptionを送出しますが、その例外にユーザのパスワードが含まれる場合があります。この脆弱性の影響を受けるのは、WebLogic Serverの次に示すバージョンです。
- バージョン: BEA WebLogic Server 6.1、7.0、および7.0.0.1
II. 対処方法
BEAでは、以下の一連の対処方法に従うことを強く推奨します。- バージョン: WebLogic Server 6.1リリース、サービスパック1、サービスパック2、およびサービスパック3
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- WebLogic Server 6.1サービスパック4にアップグレードします。
- バージョン: WebLogic Server 7.0リリース、サービスパック1、およびWebLogic Server 7.0.0.1
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- WebLogic Server 7.0サービスパック1にアップグレードし、次のパッチを適用します。
ftp://anonymous:dev2dev%40bea.com@ftpna.bea.com/pub/releases/security/CR093060_70sp1.jar - WebLogic Server 7.0サービスパック2が公開された後は、7.0サービスパック1とこのパッチの代わりに7.0サービスパック2を利用できます。
- WebLogic Server 7.0サービスパック1にアップグレードし、次のパッチを適用します。
http://commerce.beasys.com/downloads/weblogic_server.jsp#wls
注: BEA WebLogic ServerおよびWebLogic Expressのセキュリティについての情報は、 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/security.htmlをご覧ください。特定のプロダクション環境のセキュリティに関する情報については、 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/lockdown/index.htmlをご覧ください。弊社では、サーバのデプロイメントが安全にコンフィグレーションされていることをお客様が確信できるように、このドキュメントに再度目を通されることを強くお勧めします。
III. セキュリティに関する伝達方針
BEA製品にセキュリティ関連の問題が見つかった場合、BEA Systemsは勧告および適切な対策を示した指示を配信させていただく方針です。お客様のサイト、データ、およびコードのセキュリティは当社にとって最優先事項ですので、セキュリティ関連の問題はすべて包み隠さずはっきりとお伝えすることを約束します。BEAは、製品のセキュリティに関する勧告のみを目的とした、パーミッションベースのメーリングリストを開設いたしました。ユーザがこのメーリングリストに参加しており、そのユーザが利用しているBEA製品にセキュリティ関連の問題が存在する場合、BEAは必要な勧告および指示を、適切な対処策とともに電子メールで配信させていただく方針です。
このメッセージは、BEA WebLogicセキュリティ勧告に参加されているお客様に配信されています。メーリングリストにご登録いただきありがとうございます。
お客様のサイトにセキュリティ関連の問題を担当されるユーザが他にもいる場合は、次のURLでの登録をお勧めください。
http://contact2.bea.com/bea/www/advisories/login.jsp
IV. セキュリティ関連の問題の報告
BEA製品のセキュリティに関する問題の可能性を報告していただける電子メールアドレスを設けました。セキュリティの問題に関する報告は、 security-report@bea.comまでお送りください。このアドレスに対するすべてのメールは直ちに確認され、お客様のすべての資産の継続的なセキュリティを確保するために必要なあらゆる措置が講じられます。このメッセージの信頼性についての疑問または懸念がありましたら、BEAテクニカルサポート( support@bea.com)までご連絡ください。
ご協力ありがとうございます。
BEA Systems, Inc.
