作成者: BEA Systems Inc.
概要: JCE 1.2.1証明書の2005年7月27日期限切れ
影響を受ける製品: WebLogic Server、WebLogic ExpressおよびWebLogic Platform
この通知は、WebLogic ServerおよびWebLogic Expressの両方に適用されます。以下の説明の中で、「WebLogic Server」について述べた事項はこの両方の製品に適用されます。
I. 通知
WebLogic Server 7.0およびWebLogic Platform 7.0上でJCEを使用する場合は、Sun MicrosystemsのWebサイトからJCE 1.2をダウンロードする必要がありました。SunはJCE 1.2.1の証明書の署名が2005年7月27日に期限切れになると発表しました。この影響を受けるのは以下に該当するWebLogic Server 7.0ユーザです:- JCE 1.2.1を使用中
- Java 2 Securityを使用中
一般的にこれはBEA以外の組織から提供される暗号化パッケージ(例: nCipher SSL アクセラレータ、Bouncy Castle cryptographic providersなど)を使用することによって発生します。該当するユーザは、サーバのタイムゾーンの設定によって異なりますが、7月25日頃からJCE jarファイルのsignedBy節で失敗するようになります。サーバを再起動するまでの間は正常に動作しますが、再起動が失敗するようになります。
該当するユーザは、この問題を解決したJCE 1.2.2にアップグレードする必要があります。
関連するリンク:
- この問題に関するSunの警告:
- http://sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=1-26-101796-1
- SunのJCEページ: http://java.sun.com/products/jce/index-122.html
II. 指示
アプリケーションでJCE 1.2.1を使用している場合は、JCE 1.2.2へのアップグレードを考慮してください。BEA Systemsは、当社のすべてのセキュリティ勧告で推奨される修正をお客様が適用されることを強く提案します。またBEA Systemsは、お客様にすべてのサービスパックをリリース後直ちに適用していただくこともことも強く要請します。サービスパックには、以前の各サービスパックに加えて、製品の各バージョンに対するすべてのバグ修正が累積的に含まれています。サービスパックおよびサービスパックについての情報は次の場所で公開しています。
WebLogic Server: http://commerce.bea.com/showallversions.jsp?family=WLS
WebLogic Platform: http://commerce.bea.com/showallversions.jsp?family=WLP
注: WebLogic ServerおよびWebLogic Expressのセキュリティについての情報は、 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/security.htmlをご覧ください。特定のプロダクション環境のセキュリティに関する情報については、 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/lockdown/index.htmlをご覧ください。
BEA Systemsは、サーバのデプロイメントが安全にコンフィグレーションされていることをお客様が確信できるように、このドキュメントに再度目を通されることを強くお勧めします。
III. セキュリティに関する伝達方針
BEA製品にセキュリティ関連の問題が見つかった場合、BEA Systemsは勧告および適切な対策を示した指示を配信させていただく方針です。お客様のサイト、データ、およびコードのセキュリティは当社にとって最優先事項ですので、セキュリティ関連の問題はすべて包み隠さずはっきりとお伝えすることを約束します。過去のすべての勧告および通知は、 https://support.bea.com/application_content/product_portlets/securityadvisories-ja/index.htmlでご覧いただけます。
BEA Systemsでは、製品のセキュリティに関する勧告および通知の配信のみを目的とした、自由に参加できるメーリングリストを開設いたしました。ユーザがこのメーリングリストに参加しており、そのユーザが利用しているBEA製品にセキュリティ関連の問題が存在する場合、BEA Systemsは必要な勧告および指示を、適切な対処策とともに電子メールで配信させていただく方針です。
勧告の配信登録を新しく希望するユーザは、 https://support.bea.com/application_content/product_portlets/securityadvisories-ja/index.htmlの登録に関する指示に従ってください。
IV. セキュリティ関連の問題の報告
セキュリティ関連の問題をBEA Systemsに報告するには、 secalert@bea.comまで電子メールをお送りいただくか、 https://support.bea.com/application_content/product_portlets/securityadvisories-ja/index.htmlの指示に従ってください。セキュリティ関連の問題の報告はすべて直ちに確認され、お客様のすべての資産の継続的なセキュリティを確保するために必要なあらゆる措置が講じられます。この勧告の信頼性についての疑問または懸念がありましたら、BEAテクニカルサポート( support@bea.com)までご連絡ください。
