作成者: BEA Systems Inc.
概要: BEA Plumtree Foundation内部ホスト名漏洩の脆弱性
影響を受ける製品:
BEA Plumtree Foundation 6.0およびBEA AquaLogic Interaction 6.1
脅威レベル: 低
攻撃者によってBEA Plumtree Foundationによってホストされるサーバの内部ホスト名を取得される可能性があります。
重大度: 低
この情報は内部システムのリソースへの不正アクセスを試みようとする悪意のあるユーザに有効です。
BEA Plumtree FoundationおよびBEA AquaLogic Interactionの特定のバージョンにおいて、セキュリティ脆弱性の原因となる可能性がある問題が確認されました。この問題を修正するためのコンフィグレーションの変更が提供されています(後続のセクションIIを参照)。BEA Systemsでは、潜在的なセキュリティの問題を最も緊急度の高い問題として取り扱い、お客様のすべての資産のセキュリティを確保するために可能な限りの措置を講じます。結果として、弊社では以下の対処策を強く提案します。
I. 以下の勧告に目を通します。
II. 対処方法を適用します。
III.今後のセキュリティ勧告に関心をお持ちのユーザをご存知の場合は、この勧告に含まれる登録に関する手順をぜひ転送してください。
I. 勧告
BEA Plumtree Foundationの初期のリリースでは、BEA Plumtree Foundationによってホストされるサーバの内部ホスト名がリクエストされたHTMLページのHTMLコメントに含まれていました。ユーザがブラウザのソースの表示の機能を使用すると内部ホスト名がHTMLコメントに表示されます。この問題は特別に指定されない限り内部ホスト名がHTMLページのHTMLコメントに含まれないようにするコンフィグレーション情報を提供することによって解決されました。
影響およびCVSS評価:
CVSS 評価値: 2.3 (低)
攻撃元区分 (AV): リモート
攻撃条件の複雑さ (AC): 低
攻撃前の認証要否 (Au): 不要
影響: 完全性の一部が影響を受ける
脆弱性のタイプ: アクセス違反
CVSS 基本値区分: (AV:R/AC:L/Au:NR/C:N/I:P/A:N/B:N)
Complete CVSS Guide: http://www.first.org/cvss/cvss-guide.html
Online Calculator: http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?calculator
この脆弱性の影響を受けるのは、AquaLogic Interactionの次に示すバージョンです。
- BEA Plumtree Foundation 6.0のサービスパック1までの全リリース(全プラットフォーム対象)
- BEA AquaLogic Interaction 6.1のサービスパック1までの全リリース(全プラットフォーム対象)
II. 対処方法
BEA Systemsでは、以下の一連の対処方法に従うことを強く推奨します。BEA Plumtree Foundation 6.0
BEA AquaLogic Interaction 6.1
- ポータルをホストするアプリケーションサーバをシャットダウンします。
-
%PT_HOME%\settings\portalフォルダのportalconfig.xmlファイルを編集し、"MachineName"エントリのHostNameを次のようにSecureNameOrURLに変更します。
変更前
<setting name="MachineName"> <value xsi:type="xsd:string">HostName</value> </setting>変更後
<setting name="MachineName"> <value xsi:type="xsd:string">SecureNameOrURL</value> </setting>
- ポータルをホストするアプリケーションサーバを再起動します。
-
BEA AquaLogic Interaction 6.1 MP 1
- ポータルをホストするアプリケーションサーバをシャットダウンします。
-
%PT_HOME%\settings\portalフォルダのportalconfig.xmlファイルを編集し、"PerformanceComments"エントリを次のように1から0に変更します。
変更前
<setting name="PerformanceComments"> <value xsi:type="xsd:integer">1</value> </setting>変更後
<setting name="PerformanceComments"> <value xsi:type="xsd:integer">0</value> </setting>
- ポータルをホストするアプリケーションサーバを再起動します。
-
BEA Systemsは、当社のすべてのセキュリティ勧告で推奨される修正をお客様が適用されることを強く提案します。 またBEA Systemsは、お客様にすべてのサービス/メンテナンスパックをリリース後直ちに適用していただくことも強く要請します。 サービス/メンテナンスパックには、以前の各サービス/メンテナンスパックに加えて、製品の各バージョンに対するすべてのバグ修正が累積的に含まれています。サービス/メンテナンスパックおよびサービス/メンテナンスパックについての情報は次の場所で公開しています。
AquaLogic Integration: http://commerce.bea.com/showallversions.jsp?family=ALI
注: AquaLogic Interactionのセキュリティについての情報は、AquaLogic User Interaction導入ガイド
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/alui/deployment/index.htmlをご覧ください。BEA Systemsは、サーバのデプロイメントが安全にコンフィグレーションされていることをお客様が確信できるように、このドキュメントに再度目を通されることを強くお勧めします。
III. 参照
BEA Systemsは、以下の専門組織のこの問題の調査における貢献を高く評価します:ProCheckUp Ltd www.procheckup.comのAdrian Pastor氏 adrian.pastor@procheckup.com およびJan Fry氏 jan.fry@procheckup.com
http://www.procheckup.com/Vulnerability_2007.php
IV. セキュリティに関する伝達方針
BEA製品にセキュリティ関連の問題が見つかった場合、BEA Systemsは勧告および適切な対策を示した指示を配信させていただく方針です。お客様のサイト、データ、およびコードのセキュリティは当社にとって最優先事項ですので、セキュリティ関連の問題はすべて包み隠さずはっきりとお伝えすることを約束します。過去のすべての勧告および通知は、 https://support.bea.com/application_content/product_portlets/securityadvisories-ja/index.htmlでご覧いただけます。
BEA Systemsでは、製品のセキュリティに関する勧告および通知の配信のみを目的とした、自由に参加できるメーリングリストを開設いたしました。ユーザがこのメーリングリストに参加しており、そのユーザが利用しているBEA製品にセキュリティ関連の問題が存在する場合、BEA Systemsは必要な勧告および指示を、適切な対処策とともに電子メールで配信させていただく方針です。
勧告の配信登録を新しく希望するユーザは、 https://support.bea.com/application_content/product_portlets/securityadvisories-ja/index.htmlの登録に関する指示に従ってください。
V. セキュリティ関連の問題の報告
セキュリティ関連の問題をBEA Systemsに報告するには、 secalert@bea.comまで電子メールをお送りいただくか、 https://support.bea.com/application_content/product_portlets/securityadvisories-ja/index.htmlの指示に従ってください。セキュリティ関連の問題の報告はすべて直ちに確認され、お客様のすべての資産の継続的なセキュリティを確保するために必要なあらゆる措置が講じられます。この勧告の信頼性についての疑問または懸念がありましたら、BEAテクニカルサポート( support@bea.com)までご連絡ください。
