Oracle Cloud上のMySQL HeatWave、Estuda.comの驚異的な成長の維持を支援

この教育テクノロジー企業は、Oracle Cloud InfrastructureとMySQL HeatWaveを活用して、高速な分析、予測可能な低コスト、オンデマンドのスケーラビリティを実現しています。

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当社のプラットフォームには1か月に300万人の受講者がいます。estuda.comにアクセスするユーザーは全員、自分の評価レポートをリアルタイムに確認できる必要があります。Oracle Cloud Infrastructure上のMySQL HeatWaveは、予測可能な低コストで、当社が必要としている問合せのパフォーマンスと柔軟性を実現してくれています。

Vitor Pereira de Freitas氏Estuda.com、共同創設者兼最高技術責任者

ビジネス課題

Estuda.comは、ブラジルの受講者が高等教育機関に向けて準備できるようにすることを目的としたプラットフォームです。B2CとB2Bの両方のセグメントにサービスを提供します。B2Cでは、受講者は模擬試験を受け、その成績がリアルタイムで評価されます。B2Bでは、管理者と教師は、テストの作成に使用する問題のデータベースにアクセスできます。この教育テクノロジー企業は、オフラインとオンラインでの演習、シミュレーション、フィードバック、評価など、試験プロセス全体を自動化しています。

10年前、Estudaの教材の95%は紙ベースで、オンラインのものはわずか5%でしたが、この比率は同社が想定していたよりも早く逆転しました。処理する必要があるデータ量は、当初は年々倍増していましたが、その後さらに加速し、大幅に増加していました。この2年間にわたり、パンデミックの影響でスタッフや受講者が在宅を余儀なくされるなか、Estuda の需要が高まり、ユーザー数は200万人から900万人に急激に増加し、結果データの処理能力に多大な負担がかかりました。

Estudaのユーザーは処理速度向上を期待していましたが、同社の急速な成長がその実現を妨げていました。受講者がフィードバック・レポートを30秒以内に確認できなかった場合、ページは閉じられ、取引は失われるでしょう。Estudaにとって重要な課題は、高速でコスト効率に優れ、拡張を簡単かつ迅速に行えるクラウドベースのデータベースを見つけることでした。

オラクルとは素晴らしいパートナシップを築いており、今後さらに発展していくでしょう。現在使用しているオラクルのサービスはごく一部ですが、Oracle Cloudには、マーケティングやその他のサービスを含め、利用できる機能が数多くあります。

Vitor Pereira de Freitas氏Estuda.com、共同創設者兼CTO

Estuda Tecnologias Educacionais S.A.がオラクルを選んだ理由

Estudaは当初、AWS RDSを使用しており、時間をかけてGCPのBigQueryを含む他のクラウドサービスを採用しました。Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上のMySQL HeatWaveは、10秒未満での分析問合せ処理というパフォーマンス要件を打ち破りました。有利なコスト構造と相まって、OCI上のMySQL HeatWaveは、Estudaにとって最適な選択肢でした。

結果

MySQL Heatwaveに移行することで、BigQueryと比較して、複雑な問合せに対する応答時間が300倍と驚くほど速くなりました。また、定額料金というOCIの予測可能な価格設定モデルにより、GCPと比較して、Estudaはコストを85%削減できました。さらに、MySQL Heatwaveにより、分析対象のトランザクション・データベースからデータを抽出、変換、ロード(ETL)する必要がなくなり、時間とコストがさらに削減されました。

Estudaは、MySQL HeatWaveの優れた問合せ速度、オンデマンドのスケーラビリティ、手頃な価格のおかげで、ビジネスを迅速に拡大し、影響範囲をより多くの受講者に広げることができました。B2Bの顧客が自身の抱える受講者に同社の評価システムをアップセルしていることで、ますます同社の立ち位置が明らかになりました。これにより、プラットフォームのユーザー数が増えただけでなく、成長が予測不能なものになりました。しかし、900万人もの受講者を擁する地域市場でも、Estudaは現在、MySQL HeatWaveの容量のわずか20%しか使用しておらず、信頼できるプラットフォームを活用して成長する余地を残しています。

公開日:2022年3月29日