Oracle Virtual Directoryかんたん設定ガイド

[第7章] Active Directoryと接続しよう
日本オラクル
システム製品統括本部 Fusion Middleware技術部 Identity Managementグループ
大森 明央

◆ 接続するActive Directoryについて
本章を進めるにあたって、データの参照が可能なActive Directoryが必要となります。
また、Active Directoryにはユーザー情報を格納したツリーが用意されている必要があります。
ここでは、次のようなActive Directoryが用意されていることを前提として設定手順を紹介します。

■Information

ご利用の環境に合わせて、接続するActive Directoryに関する情報を読み替えてください。


◆ アダプタの確認




◆ LDAPアダプタの作成




◆ アダプタ接続先情報の追加




◆ Active Directoryホスト情報の設定


■Information

ご利用の環境に合わせて、接続先のサーバー名とポート番号を変更してください。
サーバー名の代わりにIPアドレスで設定することもできます。


◆ Active Directory接続ユーザーの設定


 
 
■Information

管理者ユーザーのバインドDNがわからない場合は、
バインドDNとパスワードを設定しない(anonymousバインド)でアダプタを作成することも可能です。
anonymousバインドによる接続では、次のように設定します。


◆ Active Directoryとの接続確認


 
 
■Information

バインドDNとパスワードを設定しなかった場合、anonymousバインドによる
接続確認を実行することを示す、次のような画面が表示されます。


◆ Active Directoryツリーの情報を取得




◆ Active Directoryツリーのルートを選択


■Information

ここでは
[OU=Marketing,
DC=msad,DC=example,DC=com]を
Active Directory側のルートとして
選択していますが、環境によって表示されるディレクトリツリーの情報は異なります。
ご利用中の環境に合わせて適切な場所を選択してください。


◆ Active Directoryツリーのマッピング


■Information

[ Remote Base ] は
Active Directory側のディレクトリツリーを表し、
[ Mapped Namespace ] はOracle Virtual Directory側で対応するディレクトリツリーを表しています。
ここでは、Active Directory上の
[OU=Marketing,
DC=msad,DC=example,DC=com ] が
Oracle Virtual Directory上の
[ OU=Marketing,DC=example, DC=com ]
にマッピングされます。
 
 


◆ アダプタ設定情報をサーバーに反映する




◆ 設定情報をサーバーに保存




◆ アダプタの再起動


 
 
 
 
■Information

アダプタが利用中の場合は、設定情報を再読み込みするためのアダプタの再起動を
あとで実行することもできます。


◆ 作成したアダプタの接続を確認


 
 
■Information

今後アダプタを追加作成した際には、[Client View]を右クリックして表示されるメニューから
[ Refresh Current Node ] を選択し[Client View]を再表示することによって、追加したアダプタによる接続情報を表示できます。