Oracle Cloud Infrastructure Database （OCI）におけるJavaアプリケーションとIDEの使用

Oracle JDBCおよびUniversal Connection Pool（UCP）を使用し、Java SEアプリケーション、Java Webアプリケーション（Servlets）およびJava EEコンテナから、Oracle Cloud Infrastructure Databaseにアクセスします。 以下の手順を使用して接続します。

1.Oracle Cloud Infrastructureにデータベース・インスタンスを作成します。

  • データベース・インスタンスを作成済みの場合は、この手順を省略できます。作成済みでない場合は、 「Launching a DB System」に示す手順に従って新たにデータベース・インスタンスを作成します。

  • "Connecting to a DB System"に示す手順に従って、SSHを使用しデータベース・インスタンスに接続します。 接続後は、データベースにアクセスしたり、新規ユーザーの作成やデータベース・ユーザー・パスワードの変更を行ったりできます。

2.ポート1521をSecurity Listに追加します。

  • Oracle Cloud Infrastructure Databaseは、標準のOracle Net Listenerポート（1521）経由でのデータベースへのアクセスをサポートします。 Oracle Net Listenerポート（1521）を忘れずにDB System向けSecurity Listに追加してください（図1参照）。 'Source Port Range'= ALL、'Destination Port Range'=1521となります。 

  •    図1：ポート1521をSecurity Listに追加

3.接続の確立に必要なデータベース詳細の準備

  • Usename：<作成した任意のユーザー>

  • Password：インスタンスの作成時に指定した、データベースのadminパスワード

  • Hostname：データベースのパブリックIPアドレス

  • Port：1521（あらかじめSecurity Listに追加しておくこと）

  • Service Name：Database Unique NameとHost Domain Nameを連結したものです（例：db1_ph1x1tv.mycompany.com）。これは、データベース・インスタンスの詳細情報を表示して確認できます。

4.Simple Java Applicationのコンパイルと実行

  • 12.2.0.1 JDBC Thinドライバ（ojdbc8.jar）と12.2.0.1 UCP（ucp.jar）、または12.1.0.2 JDBC Thinドライバ（ojdbc7.jar）と12.1.0.2 UCP（ucp.jar）を所定の位置にダウンロードし、その場所をクラスパスに追加します。

  •  下記を参照し、環境に応じた接続文字列を設定します。 HRスキーマは、デフォルトでは利用できません。使用するスキーマ/ユーザーを作成する必要があります。

    例：

    DB_USER = <Any user created>
    DB_PASSWORD = <password chosen while creating a user>
    DB_URL = "jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ADDRESS=(HOST=<public IP address>)(PORT=1521)(PROTOCOL=tcp))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=<database_unique_name>.<host_domain_name>.)))";
  • [Windows]  java -cp .\lib\ojdbc8.jar;.\lib\ucp.jar UCPSample

Bare Metalリソース上のデータベース・サービス

他の開発者向けリソース

  • JDBCとUCP  - ホワイトペーパー、Javadoc、フォーラム他