インテリジェント・データ型と最適化されたデータ構造による、XMLドキュメント、マルチメディア・コンテンツ、テキスト、グラフ、地理空間情報の解析および操作
Oracle Database 18cを利用すると、企業全体を通じて、大量の非構造化コンテンツの保護、検索、取得が可能になります。また、あらゆる情報(ドキュメント、マルチメディア、XML、地図データなど)の管理が可能になることで、ユーザーの生産性の向上、ビジネス・プロセスの効率化、ストレージ・コストの削減が実現され、ビジネスのリスクとコストが低減されます。
画像、医用画像、オーディオ、ビデオ・データに対応したOracle Multimediaは、幅広いマルチメディア集約型アプリケーションに対応したプラットフォームです。マルチメディア・データをその他の企業情報と統合した形で、アプリケーションで保存、管理、取得し、データベース内分析を実行できます。
Oracle Spatial and Graphは、土地管理、GIS、モバイル、営業管轄管理、運輸、LiDAR解析、ビジネス・インテリジェンスなどのアプリケーションに必要なあらゆる地理空間データとその解析をサポートします。グラフ機能には、運輸、公益事業、エネルギー、電気通信、時間-距離といったアプリケーション向けのネットワーク・グラフとスケーラブルでセキュアなRDFデータベースが含まれます。
Oracle Textは、SQLを使用して、Oracleデータベースやファイル内、Web上に保存されたテキストとドキュメントの索引付け、検索、分析を実行します。ドキュメントの言語分析を実行し、キーワード検索やコンテキスト問合せ、ブール演算、パターン・マッチング、テーマ混合型問合せ、HTML/XMLセクション検索を使用してテキストを検索し、分類、クラスタリング、情報の視覚化などの高度な機能を提供します。
SecureFilesとDBFS(Database File System)は、データベースとファイル・システムの両方の長所を活かして非構造化データを保存するアーキテクチャを提供します。ファイル・システムAPIにデータベースの管理性、圧縮、セキュリティを組み合わせた機能によって、コンテンツを使用するファイルベース・アプリケーションを変更することなくファイル・コンテンツを保存できます。
Oracle XML DBには、XML、名前空間、DOM、XQuery、SQL/XML、XSLTといったおもなXML標準が含まれています。アプリケーション開発者はXML中心の技術を使用して、データベースに格納されているXMLコンテンツを保存、管理、編成、操作できます。 また、SQL/XML標準を利用することで、Oracle XML DBはSQL中心の開発技術を使用して、Oracle Database 18cに格納されたリレーショナル・データから直接XMLをパブリッシュできます。