IT企業の教育担当者に聞く、ORACLE MASTERの魅力 
ソフトバンクグループ、PSソリューションズ――わずか数回のチャレンジで次々と最難関のPlatinumに合格! その秘密は? なぜORACLE MASTERを選んだのか?

「努力すれば、自分たちもPlatinumを取れる!」――オラクル製品を扱い始めて間もない同僚らが次々にOracle Database管理者資格の最高峰であるORACLE MASTER Platinumに合格するのを見て、ソフトバンクグループのPSソリューションズに所属するエンジニアたちはそう確信した。そして数年、オラクル製品の 導入支援/運用サポートを手掛ける同社は、中核となるシステムソリューション事業部で10名ものPlatinum保持者を抱えるまでになる。同社の資格取 得に向けた取り組みの秘訣、経営にもたらした効果を教育担当者らに聞いた。

■ソフトバンクグループの基幹システム再構築を担う精鋭集団

関谷雅宏氏"
PSソリューションズ株式会社 システムソリューション事業部 テクノロジー・エバンジェリストの関谷雅宏氏
 「(エキスパート集団として)IT部門本体や経営層の要求に応えていくには、社員に実力を付けさせ、自信を持たせる必要がある。 それには資格取得が最適だが、ではどの資格がベストかを考えた末、最上級のIT資格ブランドであるORACLE MASTER Platinumしかないという結論にたどり着いた。Platinum は、それこそITベンダーからヘッドハンティングされるようなエンジニアが持つ資格であり、目指すべきゴールとして経営層を納得させやすい。それに、この 資格を持つことは個々のエンジニアの技術力を証明し、自信にもつながる。当時、周囲からは『無理だろう』と言われたが、我々はやれると確信していた」 ――PSソリューションズでORACLE MASTER Platinum取得への取り組みを主導した1人、同社システムソリューション事業部 テクノロジー・エバンジェリストの関谷雅宏氏はこう語る。

 ソフトバンクグループの中で、Oracle Databaseを中心とするオラクル製品の導入支援/運用ソリューションなどを展開するPSソリューションズのシステムソリューション事業部は、エンジ ニア全員がORACLE MASTER Oracle Databaseを取得しており、10名が最高峰のPlatinumを保有するというエキスパート集団だ。

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ソフトバンクモバイル株式会社、ソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社 情報システム本部システム基盤統括部 統括部長の細田靖氏
 同社は現在、主にソフトバンクグループ通信3社であるソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコム、ソフトバンクBB に対してサービスを提供している。例えば、2007年秋から2010年春にかけて行われたソフトバンクモバイルの基幹システム再構築プロジェクトでは、一 部のシステムにおいて、当時の最新版であるOracle Database 11g Release1 Real Application Clusters(RAC)でのデータベース構築などを担当した。PSソリューションズの活躍を、ソフトバンクグループ通信3社の情報システム本部システ ム基盤統括部 統括部長の細田靖氏は次のように評価する。

 「2006年に仮想的に統合した通信3社の情報システム部門は、過度なITベンダー依存から脱却し、自分たちが主導してシステムを開発/運用するという方針を掲げてきた。この部門改革に、PSソリューションズも大きく貢献している」

■最上級のIT資格ORACLE MASTER Platinumの取得が、経営方針/エンジニア個人の目標と合致

 ソフトバンクグループ通信3社の情報システム部門は2008年春、自社システムの中核を担うオラクル製品などを扱い、ソフトバン クグループのITソリューション・プロバイダーとして将来は外販も狙えるエキスパート集団を育てようと、優秀なエンジニアを集結させた。それがPSソ リューションズである(同社は、前身となったソフトバンク・ペイメント・サービスから2010年9月に分離/独立するかたちで設立された)。

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ソフトバンクグループにおけるPSソリューションズの位置づけ

 そんな同社の能力の高さをソフトバンクグループ内に知らしめたのが、相次ぐORACLE MASTER Platinumの取得だった。自社の技術力の高さを知らしめるにはIT資格の最上級ブランドであるORACLE MASTER Platinumを取得するしかないと決めた同社は、社員が勉強会や業務を通じて実践的に知識を習得できるよう取り組みを進める。特に勉強会は「会を終え る度に、皆ゲッソリしていた」(関谷氏)というほどの内容の濃さで、Platinumの実技試験に備えて、実機で擬似的に障害を作り出し、復旧作業を経験 させたりもした。一方、日頃の業務の中でも、「文章化することにより、論理的思考力が高まる」(関谷氏)と障害対応レポートを作成させたり、一定時間を自 己研鑽のため自由に使うことを認めたりした。当然、ORACLE MASTER受験費用は会社負担であり、合格報奨金も設けた。

山中健氏"
PSソリューションズ株式会社 システムソリューション事業部 オラクル事業推進部 部長代理の山中健氏
 大方の予想を覆し、こうした取り組みがすぐに実を結ぶ。何とオラクル製品に触れ始めて半年ほどしか経っていない2人の社員が、 Platinumの試験に一発で合格したのだ。これに「自分たちユーザー企業のエンジニアでも、やればできるんだ!」と刺激を受けた他のエンジニアが続々 と触発され、わずか1、2回の受験で"超難関"を突破していく。PSソリューションズ システムソリューション事業部 オラクル事業推進部 部長代理の山中健氏は、当時の状況を次のように話す。

 「多くの社員がPlatinumを取得したことで、個々のエンジニアや組織内に"ITサービス提供会社"としての強い自覚/自信 が生まれるとともに、我々に対する周囲の見方が大きく変わるのを感じた。取引先のITベンダーとの間にも良い意味での緊張感が生まれ、本当のパートナー関 係を築くことができた」

 一方、関谷氏は、ORACLE MASTER Platinumの試験内容を次のように評価する。

 「Platinumの試験では、実システムで起こりうる複雑な障害状況を再現して、それに対処するスキルを測る。自前の環境でも、そうした障害状況を再現するのは困難であり、そこまでして実力を評価してくれるPlatinum試験にはありがたさすら感じる」

■Platinum保持者らの活躍が、ソフトバンクグループ全体のエンジニアの意欲向上を加速

 名実ともにエキスパート集団へと変貌したPSソリューションズは、Oracle Database構築/運用で大きな改善を成し遂げていく。例えば、ソフトバンクモバイルの基幹システムの1つ、「申込受付システム」では、Oracle Databaseの性能をチューニングすることで、処理能力を約40%も高めた。さらに、「データベースに起因するシステム障害が大幅に減ったため、通信 3社が抱えるさまざまなOracle Databaseを少数のスタッフでサポートできるようになった」(山中氏)という効果も生まれた。

 こうして直接的な成果を上げるほかに、ソフトバンクグループ通信3社情報システム部門本体の改革にも好影響も与える。関谷氏は、 「我々の取り組み成果を見て、情報システム部門本体のエンジニアの中に『自分たちも、やればできる』という強い意識が芽生えた」と振り返る。実際、 2008年秋から部門内でIT資格取得が強く奨励され、PSソリューションズのPlatinum保持者が勉強会の講師を務めたりもした。すると、「同僚が Platinumを取得し、勉強会の講師まで務めるようになるのを見た情報システム部門本体のエンジニアの間に『自分もやってやろう!』という気持ちが湧 き、自然と資格取得への意識が高まっていった」(関谷氏)という。

■継続的な人材育成のためにもプロフィットセンター化を目指す

 PSソリューションズはこれまで、主にソフトバンクグループの通信3社に対してオラクル製品の導入支援/運用サポートを行ってきたが、今後は設立当初からの狙いであるグループ外企業へもソリューションを提供していく。その抱負を、関谷氏はこう語る。

 「経営から継続的に人材投資を受け、高い技術力を維持していくためには、コスト削減の原動力となるのはもちろん、会社に利益をもたらすプロフィットセンターの機能も併せ持つことが望ましい」

 これはグループのIT部門本体が目指す方向性とも一致しており、この取り組みでもまた、PSソリューションズは先陣を切ることになる。

 多くの企業が望みつつも、その難しさから躊躇する「情報システム部門のプロフィットセンター化」。この困難な取り組みを、経営サ イドとエンジニア個人双方の意識を合致させて推進するうえで、ORACLE MASTER Platinum取得は極めて有効に機能する。PSソリューションズの事例は、そのことを証明した好例と言えるだろう。

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※ PSソリューションズの名称、ロゴは、PSソリューションズ株式会社の登録商標または商標です。