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Oracle Database技術INDEX
TimesTen In-Memory Database
Oracle SQL Developerは、生産性を向上させ、データベース・アプリケーション開発者の開発作業を簡素化するグラフィカル・ツールです。
TimesTenでのSQL Developerの使用は、SQL DeveloperをOracle Databaseで使用することに類似しています。ユーザーはツリー形式のオブジェクト・ブラウザ内で、データベース接続とオブジェクトの間を移動します。TimesTenデータベースのユーザーは、表、ビュー、索引、PL/SQLサブプログラムなどのデータベース・オブジェクトを、Oracle Databaseで行う場合と同じように作成して編集できます。詳細については、接続のデモと基本操作のデモを参照してください。
TimesTen SQL Developerは、TimesTenの製品機能とシームレスに連携し、多数のTimesTenユーティリティや、管理タスクおよびパフォーマンス調整のための組込みプロシージャの使用を簡略化します。
TimesTen表へのデータのロード
Oracle DatabaseからTimesTenに、表の定義やデータを短時間で簡単にコピーできます。TimesTen SQL Developerは、TimesTenの基礎的な組込みプロシージャであるttLoadFromOracleを使用して、Oracle Databaseからの表、ビュー、SQLクエリーの結果セットのロードをサポートしています。詳細については、データ・ロードのデモを参照してください。
パフォーマンス・メトリックとレポート
TimesTenは、多種多様なデータベース・パフォーマンス・メトリックや統計情報を収集します。このような情報は、TimesTenのシステム表で保持されます。SQL Developerは、TT_STATSを使用して、指定されたワークロードのパフォーマンス・メトリック取得タスクを簡略化します。TTSTATSレポートの生成方法については、ttStatsのデモを参照してください。
TimesTen Index Advisor
TimesTenデータベース・エンジンは、クエリー・パフォーマンス向けのコストベースのSQLオプティマイザと一緒に開発されました。そのため、クエリー・パフォーマンスが最適であるかは、正しい索引があるかどうかに依存しています。TimesTen Index Advisorは、特定のワークロードの索引を分析したり、提案したりします。SQL Developerは、Index Advisorの実行タスクを簡略化します。詳細については、Index Advisorのデモを参照してください。
TimesTen Application-Tier Database Cache
TimesTenデータベースでOracle Databaseの表をキャッシュする、TimesTen Application-Tier Database Cache製品オプションのユーザーは、SQL Developerを使用して、Oracle Databaseで表のスキーマを参照して対象となる表、列、および行を選択することによって、TimesTenキャッシュ・グループを作成するタスクを簡素化できます。キャッシュ・グループへの初期データセットの入力、データ・リフレッシュ時間間隔の属性設定、データ・エージングのポリシーなどの管理タスクは、SQL Developerを使用すると直感的に実行でき、カスタマイズも可能です。キャッシュ・グループの設定については、キャッシュ・グループの作成とロードのデモを参照してください。
TimesTenデータベースとOracle Databaseの両方に同時接続するユーザーは、SQL Developerでキャッシュ・データの同期を視覚的に確認できます。読取り/書込みキャッシュ・グループの場合、TimesTenのキャッシュ表を更新すると、Oracle Databaseにも伝搬します。読取り専用キャッシュ・グループの場合は、Oracle Database表を更新すると、TimesTenキャッシュ表に反映されます。詳細については、キャッシュ・データの参照と編集のデモを参照してください。
まとめ
TimesTenでSQL Developerを使用するユーザーは、以下の作業を実行できます。
SQL Developer 4.0は、TimesTen 11.2.1.4以降のリリースをサポートしています。