Oracle Migration Tools Statement of Direction
2008年5月更新
はじめに
オラクルは、顧客が簡単にサード・パーティ製データベースからOracleプラットフォームに移行するためのさまざまなツールを提供しています。 これらのツールは、現在、Oracle Technology Networkから無償でダウンロードできます。
現在の状況
- Oracle SQL Developer
Oracle SQL Developerを使用すると、簡単なポイント・アンド・クリック・プロセスで、既存のMicrosoft SQL Server、 Microsoft Access、Sybase Adaptive ServerまたはMySQLデータベースからあらゆるOracleデータベースへ移行できます。 移行機能はOracle SQL Developerと緊密に統合されており、すべてのスキーマ・オブジェクト、トリガー、ストアド・プロシージャおよびデータを移行します。
- Oracle Migration Workbench(10.1.0.4.0
)
オリジナルのスタンドアロンOracle Migration Workbench(OMWB)を使用すると、既存のInformix Dynamic Server、IBM DB2/400およびIBM DB2 UDBデータベースからあらゆるOracleデータベースへ移行できます。 このツールは、すべてのスキーマ・オブジェクト、トリガー、ストアド・プロシージャおよびデータを移行します。
Oracle Migration Tools再開発の背景
Oracle Migration Workbenchは、Oracle SQL Developerの拡張機能として、再開発され強化されました。新しいOracle Migration Workbenchは、移行プロジェクトの全工程を管理する単一の環境を提供します。 この拡張機能は、移行プロセスに関するレポートも提供します。
2007年8月に実施されたOracle SQL DeveloperのOracle Migration Workbenchの最初のリリースでは、Microsoft Access、SQL Server 2005を含むMicrosoft SQL Server、およびMySQLがサポートされていました。 最新リリースのOracle SQL Developer 1.5は、Sybase Adaptive Serverもサポートしています。 Oracle Migration Workbenchが現在サポートしているInformixやIBM DB2など、ほかのプラットフォームは、オリジナルのスタンドアロンOracle Migration Workbench
(10.1.0.4.0)リリースで引き続いてサポートされます。
Oracle SQL DeveloperのOracle Migration Workbenchを使用すると、ユーザーは次のことを実行できます。
- Oracle SQL Developer内でサード・パーティ製データベースの内容を表示する。 サポートされるデータベースを以下に示します。
- Microsoft Accessバージョン97、2000、2002/XPおよび2003
- Microsoft SQL Server 7、2000および2005
- MySQLバージョン3、4および5.0
- Sybase Adaptive Server 12および15
- 異なる移行方法を利用する。
-
- シンプル・モード: 最小限のユーザー・インタラクションで完全な移行を実行するウィザードを提供する。
- エクスパート・モード: 移行プロセスに詳細な制御を提供する。 これにより、ユーザーは移行するオブジェクトを選択できます。 また、ユーザーはワークロードを移行チーム内で分散できます。
- 最小権限での移行 - DBA権限を必要とすることなく、オブジェクトをソースからターゲットへ移行する。 ワークベンチは表示する権限のあるオブジェクトを移行するため、特別な権限を実行する必要はありません。
- サード・パーティ製データベースのスナップショットを取得する。 ブラウズおよび変更できるサード・パーティ製データベースのコピーがユーザーに提供されます。 これは、移行で使用される静的なターゲットです。 安全のために、サード・パーティ製データベースが更新または変更されることはありません。
- ストアド・プロシージャを含むスキーマ・オブジェクト(表、ビュー、索引など)を変換する。
- サード・パーティ製データベースから移行先のOracleデータベースにデータをコピーする。
- Oracle SQL Developerを使用して新たに移行されたスキーマ・オブジェクトとスキーマ・データを参照、編集、更新する。
- 単一のSQL文、SQLスクリプトおよび手続き型SQLの変換に高度な解析テクノロジーを使用する。
- 移行プロセスの計画と見積りから、完全な移行の実行と完了に対し、提供されたレポートを実行する。
- パラレル・オンライン・データ移動 - 増加するスループットのために多数のパラレル接続を使用してデータを移動する。
- オフライン・データ移動スクリプト生成 - オフライン・データ移動のソース・データのエクスポートおよびターゲット・データベースへのインポートを可能にするスクリプトを生成する。
- 言語変換機能 - Transact SQLまたはMicrosoft Access SQLで定義されたストアド・プログラム、プロシージャ、ファンクション、トリガー、制約およびビューの変換をサポートする。
- Translation Scratch Editor - Transact SQLおよびMicrosoft Access SQLのインタラクティブな編集機能により、PL/SQLまたはSQLへの即時変換が可能になる。 このエディタは、1つの文の変換および複雑なSQLスクリプトの変換をサポートしています。
- Translation Difference Viewer - 変換されたSQLを確認するインライン差分ビューア。 このビューアは、変換後のSQLコードを色分けし、並べて比較し、ソース・コードと変換後のコード間のセマンティック上の類似点を表示します。
Oracle Migration Toolsの今後の計画
- 現在、Oracle SQL DeveloperのOracle Migration Workbenchによって提供される機能を拡張しており、IBM DB2/400およびIBM DB2 UDBからの移行のサポートを開発中です。 スタンドアロンのOracle Migration Workbench(10.1.0.4.0)リリースは、現在サポートされているすべてのプラットフォームがOracle SQL Developerでサポートされるようになるまで継続されます。 新しいOracle Migration Workbenchでの全プラットフォームのサポート完了後は、オリジナルのスタンドアロンOracle Migration Workbenchは廃止されます。
- Application Migration Assistant(AMA)が、Oracle SQL Developerの拡張機能として使用できるようになります。
- 現在、Oracle Database Migration Verifier(Oracle DMV)が提供している機能は、Oracle SQL DeveloperのOracle Migration Workbenchに統合されます。 現在、Oracle DMVはコマンドライン・ツールです。 この機能は、Oracle SQL Developerの機能となり、ユーザーに検証ステータスのグラフィカル・ビューを提供します。
OTNのフォーカス・エリア(補足情報および情報)
移行顧客に対する現行のサポート・チャネルは、引き続き提供されます。
サポート
Oracle SQL Developerは、Oracle Databaseのサポート契約を結んでいるすべての顧客を対象とし、Oracle Supportによってサポートされる無償の製品です。 顧客が問題を見つけた場合は、
MetaLinkを使用してTechnical Assistance Reportのログを取ることをお薦めします。
結論
このドキュメントには、オラクルの顧客サポートに対する継続的なコミットメントが示されています。 Oracleの移行ツールは、インストールが簡単かつ軽量で拡張が容易なOracle SQL Developerプラットフォームで稼動するよう、再開発されています。 このフレームワークは、移行の専門家に統合ソリューションを提供し、拡張性とクロス・プラットフォームの機能を実現します。 Oracle SQL Developerは、Windows、Mac OS X、Linuxで稼動します。
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