プロセス統合パック(PIP)に従って、アプリケーションが連携するために必要なオブジェクトの定義を提供するコンポーネントです。 ファウンデーション・パックにも含まれています。

SOA手法においてアプリケーション同士が協調動作するためには、オブジェクト(データモデル)の定義やサービスの動きまで共通化しておく必要があります。それを実現するのが、共通オブジェクト(エンタープライズ・ビジネス・オブジェクト)や共通サービス( エンタープライズ・ビジネス・サービス )です。 エンタープライズ・ビジネス・オブジェクトは、アプリケーションの機能要素を1つ1つオブジェクト化したデータモデルです。複数のアプリケーションの最大公約数的な要素やISOといった標準を採用したデータモデルを活用することで、複数のシステムを柔軟にスピーディに連携させることができます。また、業界標準のフォーマットに基づき定義しているため、レガシー製品まで含めた異なるアプリケーション間の共通言語(共通のデータモデル)として用いることができます。

