Oracle Database Exadata Express Cloud Service向け .NETアプリケーションの開発

.NETアプリケーションとVisual Studioからの接続

Oracle Data Provider for .NET(ODP.NET)とOracle Developer Tools for Visual Studio(ODT)を使用してOracle Database Exadata Express Cloud Serviceに接続することができます。 ODP.NETおよびODTについて詳しくは、Oracle .NET Developer Centerを参照してください。 

以下に、インストールおよび接続の手順を示します。

1.ダウンロードとインストール

2.Oracle Network Connectivityの有効化およびクライアント・ウォレットのダウンロード

  • WebブラウザでExadata Expressサービス・コンソールを表示します。

  • Client Accessが有効になっていない場合は、コンソールの「」をクリックします。

  • コンソールの「」をクリックしてclient_credentials.zipをダウ ンロードします。このファイルには、クライアントがクラウド・データベースにアクセスするためのセキュリティ資格証明とネットワーク構成ファイルが含まれ ています。このzipファイルを安全な場所に保存します。

  •  ダウンロードしたzipファイルを解凍しま す。

    - ODT MSIをインストールする場合は、zipファイルの内容を[ORACLE_HOME]/network/adminディレクトリに解凍します。デフォルト のORACLE_HOMEは、"C:¥Program Files (x86)¥Oracle Developer Tools for VS2017"、"C:¥Program Files (x86)¥Oracle Developer Tools for VS2015"、または"C:¥Program Files (x86)¥Oracle Developer Tools for VS2013"です。

    - Oracle Data Access Componentsをインストールする場合は、zipファイルの内容を[ORACLE_HOME]/network/adminディレクトリに解凍しま す。デフォルトのORACLE_HOMEは"C:¥app¥client¥username¥product¥12.2.0¥client_1"です。

    - xcopyの場合は、zipファイルの内容を[ORACLE_HOME]/network/adminディレクトリに解凍します。インストール・スクリプ トの実行時に定義したORACLE_HOME設定を使用します。

    - NuGetのインストールの場合は、ファイルの内容を、ASP.NETアプリケー ションの場合にはWebアプリケーションのルート・ディレクトリに、Windowsアプリケーションの場合には.EXEディレクトリに解凍します。

  • 解凍先のディレクトリで、sqlnet.oraファイルを開きます。 

  • sqlnet.oraファイルを編集し、?/network/adminエントリを zipファイルの内容が格納されているディレクトリに変更します。 

    たとえば、次のように変更します。

     

        WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file)
    (METHOD_DATA = (DIRECTORY=?/network/admin)))
    から次に変更します。
        WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file)
    (METHOD_DATA = (DIRECTORY=D:\MyOracleHome\network\admin)))
     

     

  • Oracle Database Cloud Exadata Express Serviceに接続するには、Transport Layer Security(TLS)1.2が有効化されている必要があります。一部のWindowsオペレーティング・システムでは、HKLM¥SYSTEM¥ CurrentControlSet¥Control¥SecurityProviders¥SCHANNEL¥Protocols¥TLS 1.2¥Clientの下に以下の2つのWindowsレジストリ設定を追加することによって、この機能を有効化する必要があります。


     Name  Type  Data
     DisabledByDefault   DWORD  0
     Enabled  DWORD  1

3.アプリケーションの実行

  • dbaccessを データソース・エイリアスとして使用できるようになりました。ユーザーID属性とパスワード属性を使用し、.NETアプリケーションからクラウド・データ ベースに接続できます。

  • Visual StudioのServer Explorerから接続するには、Server Explorerから接続の追加ウィザードに移動し、「」 を選択して、接続タイプ「」 を選択します。ドロップダウン・リストから「dbaccess」を選択します。

  • 注:ウォレットを使用する場合の要件により、EZ Connectの接続文字列は使用できません。その他の制限事項について詳しくは、Known Issues for Oracle Database Exadata Express Cloud Serviceを確認してください

Exadata Expressに関するリソース

開発者向けリソース