Cygnet Infotech、OCIで顧客のオンボーディングを数日から数時間に短縮

インドを拠点とするCygnet Infotechは、過去20年間にわたり、信頼できるITソリューション・プロバイダとして、複数の業界にわたるグローバル・クライアントにサービスを提供してきました。Cygnetのチームは、デジタル・ソリューションやクラウド・ソリューションを提供するコンサルタント、ドメイン・エキスパート、アナリスト、デザイナおよび開発者で構成されています。同社のソリューションには、テクノロジー・サービス、電子署名、RPA、テスト・オートメーション、税務技術、フィンテックなどがあります。

Cygnet InfotechのAutomationWhizは、認知機能を備えた、クラウドベースのSaaS対応ロボティック・プロセス・オートメーション（RPA）プラットフォームとして、ユーザーがビジネス・プロセスを自動化できるだけでなく、自動化できる他のプロセスも特定します。その3つのコンポーネントであるBot Designer、Bot Executor、Bot Managerにより、Cygnetのクライアントはニーズに基づいてソリューションを作成、実行、管理できます。

ただし、2021年には、AutomationWhizはデスクトップベースであり、タスクを実行するためにデータ・センターに大きく依存していました。ビジネスの拡大に伴い、Cygnetのレガシー・システムでは顧客の増大する要求をサポートできなくなりました。同社は、顧客満足度を向上させるために、コスト効果の高いスケーラブルなクラウド・ソリューションを求めていました。

Cygnet Infotechは、クラウド・コンピューティング、信頼性の高い製品、自動化機能において実績のあるリーダーシップを発揮しているOracle Cloud Infrastructure（OCI）を採用し、時間とコストを節約しました。

Cygnet創設者のNiraj Hutheesing博士は、「プロジェクト全体が、SaaS機能をサポートするカスタマーファーストのアプローチを中心的な目標として開始されました。これにより、コストを削減しながら、顧客の運用効率とパフォーマンスを向上させることができました」と述べています。

ITソリューション・プロバイダである同社は、2021年のモダナイゼーション・ジャーニーにおいて、まず既存のデータ・センターで自己管理型のKubernetesを導入し、アーキテクチャとPOCを確立するための開発環境、ステージング環境、QA環境を設定しました。その後、データ・センターからOCIに移行する準備が整った後、OCIのマネージドKubernetesサービスを使用しました。

Cygnet Infotechは、Oracleの実装速度と、継続的なカスタマー・サポートを提供するシームレスなクラウド・プラットフォーム・サービスに感銘を受けました。

OCIへの移行後、Cygnetは定性的および定量的な複数のメリットを目の当たりにすることになりした。

Cygnetは、OCIのオープン・ソースのクラウドネイティブ・アーキテクチャを採用し、Oracle Container Engine for KubernetesやOracle Cloud Observability and Managementなどの最先端のテクノロジーを使用することで、顧客のオンボーディングにかかる時間を数日から数時間に短縮しました。また、手作業を25%削減し、コストを15%削減しました。

「OCIのインフラストラクチャにより、AutomationWhizは複雑なタスクを迅速に自動化し、堅牢な構成でRPAワークフローを安全に管理できるようになりました」とHutheesing氏は述べています。「OCIは、ヒューマン・エラーの要素を取り除き、トランザクション速度を向上させ、時間とコストを節約しました。」

ボタンをクリックするだけで仮想マシンを追加できるため、Cygnetの運用効率は20%向上しました。これにより、同社のクライアントはさらなる利益を生み出すことができました。ROIを迅速に達成し、正確性と統一性をもってタスクを実行して、コンプライアンスに欠かせない完全に管理されたログを取得できたのです。同時に、統合されたOCRとインテリジェントなチャットボットにより、作業を自動化することができました。

Cygnet Infotechのクライアントは、ワークロードをインテリジェントに分散する複数のボットを実行できるようになりました。その結果、顧客満足度と信頼度が向上しました。