Oracle Rdbは、最高のパフォーマンス、信頼性、可用性、保守性を必要とする環境で驚異的な成功を収めています。Rdbはソフトウェア業界でもっとも成功した買収事例です。2014年12月、Rdbは30周年を迎えますが、同月はオラクル製品となって20年の節目にもあたります。
Rdbがオラクル製品となって以来、もっともミッション・クリティカルなシステムに対する比類なきサポートと大幅な機能強化によるメリットが顧客に提供されてきました。製品のコードベースは、オラクルの監督下で大部分が新たに開発されました。これらの大幅な改良により、Rdbは、OpenVMSシステム上の高スループットでクリティカルなデータベース・アプリケーションに適したデータベースの1つとなりました。現在Oracle Rdb製品がホストするシステムは、世界中で次の分野の大部分を占めています。
オラクルは、Rdbに対するこれまでの貢献と、Rdb顧客に提供しているサービスのレベルに誇りを持っています。Rdbはオラクルの開発投資によって強化されているだけでなく、オラクル製品ファミリの一員であることからもメリットを得ています。共通テクノロジーと製品ファミリ基準に対する一層の重視を通じて、Rdbは、カスタム・アプリケーション開発やインターネット・テクノロジーを介した多層アプリケーション・デプロイ向けの幅広いソフトウェア選択肢だけでなくOracleデータベース・エンジン自体の選択肢にも統合されてきました。また、Rdbは高品質なサポートおよびコンサルティングに対するオラクルの投資からもメリットを得ています。このような貢献の結果として、今後もRdbの事業的な成功は継続していきます。
Rdbの成功はおもに、その技術的な強みによるものです。顧客に信頼されるRdbの長所は次のとおりです。
これらの技術的な強みは、データベース製品や開発ツールのファミリにRdbを統合するためにオラクルが行った多大な投資によって、さらに強化されています。開発者やエンドユーザーは、アプリケーション開発、非定型問合せ、意思決定支援、インターネット・アプリケーションのデプロイに対して、広く認められた共通のOracleツールを使用できます。
Rdbに対するオラクルの将来計画は、成功を収めた方式を変更しない、という単純なものです。
つまり、品質と安定性を絶え間なく重視し続けながら、顧客のビジネスが頼りにしている性能の最大化に必要な機能とファミリ互換性を拡張していく予定です。
RdbとRdbの顧客に対するオラクルのコミットメントは進行中であり、制限はありません。オラクルによる今後のRdbの拡張とサポートは、顧客が求める要素によって左右されます。Rdb開発チームは世界各地でRdbテクニカル・フォーラムを開催しており、Rdbのエンジニアやその他の定評あるエキスパートが、Rdbの最新機能や最適なデプロイ方法に関する詳細なテクニカル・プレゼンテーションを実施します。テクニカル・フォーラムや顧客の頻繁な訪問および協議から、オラクルがRdb開発の優先順位を決める重要なフィードバックが得られます。
Oracle Rdbチームを構成する極めて熱心な専門家は、オラクルの総合データベース開発グループに属しています。RdbのエンジニアがRdbの拡張に取り組む際、隣ではOracle Databaseやその他の関連データベース・プロジェクトに取り組むエンジニアが作業を行っています。
Oracle Databaseは世界でもっとも普及しているデータベースです。その高い支持率のため、ほとんどのRdb顧客はOracle Databaseも使用しています。オラクルの一員となって以来、Rdbのエンジニアリング・チームは、RdbがOracle環境で問題なく共存できるようにするための戦略を追求してきました。このアプローチの結果の1つとして、eBusinessアプリケーションやデータウェアハウス、カスタム・アプリケーションの開発用のその他多数のOracleテクノロジーが、Rdbの顧客環境と適切に統合されています。エンジニアから始まり、大規模な顧客インストールへと続く、このようなテクノロジーの'相互交流'を、オラクルは積極的に推奨しています。その結果として、より広範な要件に対応する強力な製品セットが開発され、Rdbの顧客は現在および将来の要件にもっとも適したテクノロジーを選択できるようになりました。