![Oracle Virtual Directoryかんたん設定ガイド]()
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日本オラクル
システム製品統括本部 Fusion Middleware技術部 Identity Managementグループ
大森 明央 |
Oracle Virtual DirectoryはOracle Internet Directoryと並び、オラクルの ディレクトリソリューションの中核をなす製品です。 Oracle Virtual Directoryは、企業内に散在しているLDAPサーバーやデータベースに格納され ている情報を仮想的に1つのディレクトリに統合する仮想ディレクトリサーバーです。
メタディレクトリと呼ばれるディレクトリ統合ソリューションと異なり、 Oracle Virtual Directoryは統合するデータの実体を保持しないため、データ の同期処理を行う必要がありません。既存のLDAPサーバーやデータベースの設 定やハードウェア構成などを変更せず、格納されているデータをそのまま利用 することができます。また、それらのサーバーの設定やハードウェア構成など を変更する必要もありません。
Oracle Virtual Directoryを導入することによって次のような課題が解決されます。
- シングル・サインオン製品導入にともなうディレクトリ統合の負荷を軽減したい
- データベースに格納されたID情報をLDAPアプリケーションから活用したい
- ファイヤーウォールを越えてディレクトリを使いたい
- ディレクトリ情報をフィルタリングしてセキュリティを高めたい
- アクセスログを集約して監査に備えたい
この連載ではOracle Virtual Directory 10gのインストールからLDAPサーバー やデータベースと接続して仮想ディレクトリを構築するまでの手順をわかりや すく紹介します。
目次
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第2章 Oracle Virtual Directoryサーバーをインストールしよう 
インストールプログラムの起動
インストールプログラム準備画面
インストールプログラムの開始
インストールフォルダの選択
プログラムショートカットの作成
サーバー初期設定の開始
サーバー管理用の通信設定
サーバー管理ユーザーのパスワード設定
リスナーの設定
LDAPポートの設定
ベースサフィックスの設定
Windowsのサービス設定
インストール内容の確認
インストールの実行
インストールの完了
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第7章 Active Directoryと接続しよう |
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接続するActive Directoryについて
アダプタの確認
LDAPアダプタの作成
アダプタ接続先情報の追加
Active Directoryホスト情報の設定
Active Directory接続ユーザーの設定
Active Directoryとの接続確認
Active Directoryツリーの情報を取得
Active Directoryツリーのルートを選択
Active Directoryツリーのマッピング
アダプタ設定情報をサーバーに反映する
設定情報をサーバーに保存
アダプタの再起動
作成したアダプタの接続を確認
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第9章 Oracleデータベースと接続しよう |
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接続するデータベースについて
JDBCドライバファイルの読み込み
データベースアダプタの作成
データベース接続情報の設定
表の選択
表の結合
オブジェクトクラスの選択
マッピングされる属性の定義
アダプタ設定情報をサーバーに反映する
設定情報をサーバーに保存
アダプタの再起動
作成したアダプタの接続を確認
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