GM Financial、Oracle Fusion Cloud EPMによりレポートと計画を改善

General Motorsの完全子会社であるGM Financialは、ディーラーを通じて自動車金融を提供することで、「夢を車のある生活へ」と導くよう支援しています。エグゼクティブに月末のビジネス・レビュー、差異分析、人材計画に必要なデータを提供するために、同社の財務チームは3つの財務アプリケーションと追加のデータベースからデータを取得し、スプレッドシートにデータを統合してレポートを作成する必要がありました。GM FinancialはOracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management(EPM)を使用することで、プロセスを標準化し、プランニングのサイクル時間を短縮し、財務や異なる事業部門間における計画の可視性を向上させました。現在、同社は財務データの単一ソースを備え、エグゼクティブはニーズに合わせて構成されたダッシュボードを介してそのデータを受け取ることができます。

2010年のGMによる買収以来、GM Financialは着実な成長を遂げており、その間にさまざまな財務プラットフォームを立ち上げ、発生する計画とレポートのニーズに対応しました。たとえば、北米とカナダの財務計画はあるシステムで、活動ベースのコスト計算は別のシステムで、国際財務報告はさらにその他のシステムで行っていました。同社は、すべての財務データを理解できる計画および分析のための環境が必要であることを認識していました。そして、Oracle Fusion Cloud ERPを実行し、財務報告、分析、計画、および製品の収益性とコスト管理のためのワンストップ・プラットフォームを実現するために、Oracle Fusion Cloud EPMを選択しました。

GM Financialがオラクルを選んだ最大の理由の1つに、将来のイノベーションがあります。Oracle Cloud EPMを使用しているということは、四半期ごとに新しいイノベーションとアップデートが提供されるということです。導入時にOracle Consultingチームと連携して作業したことで、GM Financialチームは、今後行う新しいダッシュボードや分析の作成といったタスクに関するヒントを得ることができました。「一緒に仕事をすることで、導入して終わりではなく、構築方法や製品を使用して革新を起こす方法を学ぶことができました」と、財務計画分析担当バイスプレジデントのBrian Mastropiero氏は語ります。

Oracle Fusion Cloud EPMを導入したGM Financialは、より堅牢なレポート作成機能を得ました。以前は、レポートの作成はおろか、データへのアクセスにさえ時間がかかりすぎていました。現在、データへのアクセスの高速化、手動によるデータ収集エラーの削減、ナビゲーションしやすいダッシュボードにより、従業員は分析と計画の促進を支援するレポートを迅速に作成できます。手動タスクが減少したことで、これらのデータ関連プロセスにかかる時間とコストを削減できます。

GM Financialにとって人件費は最大の経費であるため、人材計画はOracle Cloud EPMの最も重要な用途の1つです。同社では、さまざまな事業部門の時間調査を実施することで、拡大する顧客基盤をサポートするためにさらに何人の従業員が必要かを把握しています。GM Financialは、Oracle Cloud EPM Workforce Planningを使用して、人件費をより効率的かつ正確に計画および分析し、戦略的な人員計画に関する人事とのコラボレーションを向上させることができます。

イノベーションという観点では、この金融機関では現在、少数のチームを編成し、エグゼクティブ使用向けの新しい分析ビューやダッシュボードの迅速な開発と提供に注力しています。そして次は、Oracle Cloud EPMに組み込まれたAIと予測計画機能を使用して意思決定をサポートすることを目指しています。

Oracle Consultingは、GM FinancialにOracle Fusion Cloud EPMを導入し、オラクルのアプリケーションの使用方法の習得だけでなく、プロセスの刷新も支援しました。「私たちは、オラクルのテクノロジーによって成功しただけでなく、オラクルのコンサルティング・サービスによっても成功しました。イノベーションを起こし、アイデアを出し合い、これまで知らなかったことを学ぶことができました」と、Mastropiero氏は述べます。