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Hudson Physicians、Oracle Health Clinical AI Agentで事務負担を軽減

AIを活用した記録作成とEHR連携により、医師は記録業務の時間を短縮し、患者対応に集中できるようになります。

米国 | 医療

私はただ患者さんと話し、向き合うだけでいいのです。その裏でソリューションが詳細な内容やメモ、次のアクションをすべて記録してくれます。これは、私と患者さんの双方にとってより良い体験をもたらすだけでなく、勤務時間外に記録を更新するために費やしていた時間を大幅に削減してくれました。
Dr. Ryan McFarlandHudson Physicians、家庭医療科医師

Hudson Physiciansは、独立系の医師所有医療グループであり、ウィスコンシン州のハドソンとニューリッチモンドにある2つのクリニックで、60名の医療提供者を通じてプライマリケアと専門医療を提供しています。人員不足と事務負担増大に直面する中、同グループは患者体験を損なうことなく、記録業務の負担を軽減する方法を模索していました。Oracle Health Foundation EHRと統合されたOracle Health Clinical AI Agentの、音声入力と画面操作に対応した高度なAI機能により、Hudson Physiciansは、医師が記録を作成し、EHRへ容易に入力できるようにしました。その結果、患者と向き合う時間を増やし、事務作業に費やす時間を減らせるようになったと報告しています。Hudson Physiciansによると、現在ではほぼすべての医師が、その日の業務を終えて帰宅する前に記録作成を完了しています。中には、以前のような手間のかかるやり方に戻るくらいなら引退したいと話す医師もいました。

Hudson PhysiciansがOracleを選んだ理由

Hudson Physiciansは、成長する医療グループの複雑な業務フローを簡素化するソリューションを求めていました。特に、増大する事務負担が医師の時間を圧迫していたためです。「これまで私は、自分で記録を書く“高コストな記録係”でした」と、Hudson Physiciansの家庭医療科医師、Ryan McFarland氏は語ります。「必要な3つの情報を得るためにすべての記録を読み返す、高コストなデータマイナーでもありました。今では、その時間をすべて患者ケアに充てられるようになりました」

請求業務も課題であり、記録作成やコーディングの滞留により、多くの場合、請求が数週間から数か月遅れていました。複数の選択肢を比較検討した結果、Hudson Physiciansは、Oracle Health Foundation EHRとの高い親和性、医師主体の設計、導入のしやすさを評価し、Oracle Health Clinical AI Agentを選定しました。オラクルは、診療内容の詳細を記録し、正確な記録ドラフトを生成し、臨床検査や処置のオーダーを提案し、請求対象業務に対して適切な評価・管理コードを提示できる、包括的なソリューションを提供しました。

Oracle Health Clinical AI Agentの導入以来、Hudson Physiciansでは調整後の平均記録作成時間が68%短縮され、患者1人あたりのEHR利用時間も37%削減されました。[1]

成果

同グループがOracle Health Clinical AI Agentを導入する前は、McFarland医師だけでも、記録処理や臨床検査・処置のオーダー入力を、医療アシスタント2人が常勤で担当していました。何人かの同僚は記録作成が常に2〜6週間遅れており、追いつくために時間外に働くこともしばしばあった、と彼は語ります。現在では、90%以上の医師が退勤前に記録を完了しています。これにより、Hudson Physiciansは限られた人員をデータ入力から患者支援へと振り向けることができ、患者ケアの質と従業員の士気の双方が向上しています。

人材確保が難しい労働市場において、Oracle Health Clinical AI Agentは採用面でも訴求材料になっているとMcFarland医師は述べています。面接担当者は、このツールが業務を簡素化し、ワークライフバランスの改善にも役立つ点を強調しています。一方で、患者からは、診察中によりきめ細かな対応を受けられるようになったとの声も寄せられています。

新しいOracle Health EHRの機能のベータテストに関わっているMcFarland医師は、Oracle Health Clinical AI Agentの別の利点もいち早く確認しています。それは、正確でタイムリーな請求と、支払いルールやモデルの可視化を支援する事前承認エージェントです。将来的には、保険者ごとのルールにアクセスできる新たなAI機能により、同グループの医師は、どこまで保険適用されるかという情報を踏まえて、治療や投薬の判断を下せるようになる見込みです。主な目標は、正確な請求を行うこと、予期せぬ費用の発生を抑えること、そして医師が診察時にその場で「患者がどの治療や投薬を受けられるか」を把握できるようにすることです。これにより、患者が未承認の薬の高額な費用を薬局の窓口で初めて知り、代替案を相談するために医師のもとに戻らなければならないという、ありがちな事態を避けられます。

このソリューションの使い方を医師に覚えてもらうのにかかる時間は、通常、モバイル端末にそのアプリをダウンロードするより短いくらいだとMcFarland医師は言います。さらに、グループ内で特に導入に消極的だった医師の一人が、ある患者の診療で試しに使うことに同意したときのエピソードも教えてくれました。「診察が終わって1分ほどで記録が返ってきて、それを見た彼は『これは、私が40年間で書いた中でいちばんいい記録だ』と言ったのです」とMcFarland医師は振り返ります。

新しいOracle Health EHRのベータテストの一環として、McFarland医師は「多くの製品をいち早く見てきた」と言います。「医療情報学と医療データ交換の観点から見て、オラクルが取り組んでいるようなことを実現している製品は、市場にはありません」

お客様について

ウィスコンシン州ハドソンに拠点を置くHudson Physiciansは、プライマリケアを中心に、救急外来、産科、婦人科、足病医療、スポーツ医学、一般外科、小児科など多角的な専門サービスを提供する、独立系医療グループです。

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[1] Hudson Physiciansでは、48人の医師のうち35人が、記録の80%超でOracle Health Clinical AI Agentを使用しています。データはLights On NetworkおよびAdvanceから取得し、2023年8月1日〜10月31日と2025年8月1日〜10月31日の期間を比較しています。