Java Management Service(JMS)

Java Management Serviceの概要(25:33)

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のJava Management Serviceは、Javaランタイムおよびワークロードの可視化、脆弱性評価、フリート全体にわたるJavaライフサイクル管理タスクの自動化、アプリケーションのセキュリティとパフォーマンス分析によってJava管理を一元化します。これにより、すべてのJava環境におけるリスクの低減、コンプライアンスの確保、効率の向上を実現します。

包括的なJava Managementの機能

JMSは、Javaのバージョンやパッチ適用の状況をモニターするツールを使用してJavaの管理と可視化を実現するソリューションです。これにより、セキュリティの確保、パフォーマンスの向上、移行の迅速化、メンテナンス・プロセスの自動化を支援します。JMSは、インテリジェンスと自動化によって耐障害性と運用効率を向上するために設計されており、これにより、各チームは時間を節約し、生産性を高め、コストとリスクを削減し、イノベーションに注力できます。

JMSは、すべてのJavaの導入の管理を自動化し、可視性と脆弱性評価を提供するOCIサービスです。クラウドおよびオンプレミス・システムにわたる導入環境を管理し、モニターするため、一元化された「シングルペインオブグラス」を提供します。

このクラウドネイティブな管理サービスによって、デスクトップ、サーバー、クラウド環境全体にわたるすべてのJavaインストールについて、大規模環境での制御の維持、リスクの削減、コンプライアンスの確保を支援します。単一の統合コンソールにより、Javaエコシステム全体を包括的に把握でき、監視業務を一元化することにより時間を短縮できます。

JMSは、導入されているすべてのJavaバージョン(オラクルおよび非オラクル)とサードパーティ・ライブラリを識別し、セキュリティ/パッチの状態、社内アプリケーション、Javaに依存するベンダー・サポート対象ソフトウェアに関する情報を提供することにより、ガバナンスとインベントリの管理を向上させます。このサービスを通じて、最新で最もセキュリティの高いOracle Javaリリースのダウンロードとインストールを直接自動化できるため、Javaアプリケーションの安全性の確保とコンプライアンス遵守に役立ちます。高度な機能により、アプリケーション・パフォーマンスのチューニングや移行作業を簡素化および高速化することができます。

データシートのダウンロード(PDF)

すべてのOracle JDKバージョンの導入と更新を自動化

OCIのJMS Java Downloadでは、最新のOracle JDKリリースとアップデートに簡単にアクセスできます。長期サポート(LTS)版と非LTS版の両方に対応し、Java環境を最新の状態に保つプロセスを簡素化し、自動化を支援します。これにより、企業全体(デスクトップ、サーバー、クラウド環境)におけるOracle Javaランタイムの配布と更新について、安全で一元化され、自動的に管理する方法を提供します。

  • 簡素化され、スクリプトに適したJavaダウンロード
  • 最新かつ最も安全なJavaバージョンの保証
  • 包括的なJavaダウンロード・レポート

Javaの使用状況とインベントリの全社的な可視化と管理

JMSフリートは、セキュリティとリスク管理のニーズに対応し、コスト削減とリソースの効率化を実現するとともに、モダナイゼーションやイノベーションの取り組みを加速させ、リスクを軽減するための高度な機能を幅広く提供します。

  • CVSS に基づく脆弱性監視機能でサードパーティ製のJavaライブラリを追跡
  • インベントリ、パッチ適用、スキャン、Oracle Javaの自動インストール/更新を自動化
  • 陳腐化または脆弱性のあるJavaを検出して削除し、リスクを低減
  • 最適化、ライセンス管理、セキュリティ監査のためのサーバーの使用状況のモニター
  • IPアドレス/ホスト名の取得、インベントリの保存期間の延長、フィルタリング済みデータのエクスポート機能の有効化
  • ライブラリの検出機能とライセンス管理の強化
  • ポリシーやコンプライアンスを適用するための暗号化運用の例
  • レガシーJava 8向けにインスタンス・レベルのチューニングとEPPを提供
  • Kubernetesを含むJava Flight Recordingsを集中管理
  • 新しいJavaバージョンへのより安全な移行を支援

エージェントやフリートを設定する必要なく、Javaアプリケーションにすぐに活用可能なインサイトを取得

Analyze Applicationsは、移行作業やパフォーマンスの課題を把握する必要がある開発者だけでなく、Javaアプリケーションを管理する必要がある管理者にも適しています。JavaのアーティファクトやJDK Flight Recordingsをダッシュボードに直接アップロードするか、OCI Object Storageのバケットにあるファイルを参照するだけで、Analyze Applicationsによってデータを処理し、詳細なレポートを作成します。統合ダッシュボードは、すべての分析リクエストやレポートを1か所で開始、監視、管理するための中央コンソールを提供します

  • Java移行分析: アップロードされたJAR/WARファイルを評価し、新しいJavaバージョンへのアップグレードに必要な移行作業、リスク、コード変更に関する詳細なレポートを出力します。
  • パフォーマンス分析: JDK Flight Recordingを処理して、パフォーマンスのボトルネックを見極め、ガベージ・コレクションを分析して最適化を提案します。

AIを活用した成功を実現するための、スケーラブルで最適化され、より安全なJava環境の構築

Oracle Java Management Serviceは、Java資産を強化および最適化し、パッチ適用、ライセンス/脆弱性の可視化、ランタイム・テレメトリを自動化することにより、AI連携アプリケーションのセキュリティ、コンプライアンス、コスト効率の向上を実現します。Oracle Cloud Infrastructure(OCI)AI Servicesは、エンタープライズクラスのセキュリティ、データ・プライバシー、OCIおよびハイブリッド環境全体での統合により、スケーラブルでガバナンスの効いたモデル・トレーニングと推論を提供し、安全で本番環境に対応したAI成果の実現を加速します。

  • 安全で安定したAI基盤: レガシーJavaを最新の状態に保ち、セキュリティを強化し、最適化します。
  • コスト/リソース効率: Java AI アプリケーションにおいて、過剰にプロビジョニングされた容量やアイドル容量を特定します。
  • 大規模環境の管理を簡素化: 運用を自動化することにより、チームはAIのイノベーションに注力できます。
  • セキュリティとコンプライアンス: Javaのパッチ適用、サードパーティ・ライブラリのスキャン、暗号関連イベントの分析を行います。
  • パフォーマンス・チューニング: OCIおよびその他のプラットフォームのJava AIワークロード向け。
  • リスク軽減: 先行的な脆弱性管理により、攻撃対象領域を縮小します。

Java向けのエンタープライズクラスのセキュリティとリスク管理

Java Management Serviceは、すべてのデプロイ、バージョン、サードパーティ・ライブラリを継続的に追跡し、脆弱性やコンプライアンス上のギャップを迅速に明らかにして、Java環境全体に対する統合された実用的な可視性を提供します。JMSは、自動化されたパッチ適用、詳細な暗号解析、設定から、アプリケーションの動作にいたるまで、集中監視を通じてクラウドとオンプレミスのワークロード全体で強固なセキュリティ基準の維持、運用リスクの低減、コンプライアンスへの準拠を支援します。

  • 包括的な脆弱性の可視化
  • 先行的なパッチ管理とコンプライアンス
  • 暗号化制御とポリシー適用
  • フリート全体のセキュリティ・ポスチャに関するインサイト
  • 運用のリスク軽減

以下のスクリーンショットは、「管理エージェントの概要」ページと、「エージェントとゲートウェイ」リストの例です。

Java管理リソース

JMSは、2つのレベルの機能を提供します。

基本機能: すべてのJavaユーザーが利用できる基本機能では、Java Usage Trackerおよびファイル・スキャンを使用して、環境全体のJavaランタイムおよびアプリケーションに関するデータ(バージョン、ベンダー、使用状況、更新ステータスなどの)を検出、追跡、エクスポートできます。

高度な機能: サードパーティ・ライブラリの脆弱性スキャン、JVMパフォーマンス・チューニング、移行分析、暗号化イベント分析、Javaサーバー・スキャン、アプリケーション・モニタリング、リモート・ランタイム管理、デプロイメント・ルール・セット管理など、より深いインサイトと制御を提供します。Oracle Java SE Universal Subscription(または従来のOracle Java SE/Desktopサブスクリプション)をご利用のお客様、OCI上で実行されるJavaワークロードでは、高度な機能を使用できます。すべてのユーザーに必要なのは、Oracle Cloud Free Tierのみです。JMSで使用される OCI リソース(オブジェクト・ストレージ、ロギング、モニタリングなど)は、OCIの標準料金に基づいて課金されます。