Oracle XML DB

XML Developers Kit

Oracle XML Developer Kit(XDK)はJava、C、およびC++のコンポーネント、ツール、ユーティリティのセットで、Oracle Database 12cにバンドルされています。XDKを使用すると、商用再配布ライセンス付きのXML対応アプリケーションの構築とデプロイが容易になります。

Oracle XDKは多くのシェアウェアやトライアル版XMLコンポーネントとは異なり、要求の厳しいエンタープライズ本番環境で実績のある高性能XMLをサポートしています。Oracle XDKは他にもOracle SOA、Oracle JDeveloper/ADF、Oracle XML DB、Oracle BI Publisherなどの多くのオラクル製品に統合されています。

サポートされるXDKコンポーネント

  • XML Parsers:DOM(3.0など)、SAXおよびJAXP 1.3の各インタフェースを使用してXMLを作成し解析します。Oracle Database 11g Release 2のXMLTypeへは、統一されたC DOMインタフェースを使用して直接アクセスします。
  • XSLT Processors:XMLを変換またはレンダリングします。XSLT 2.0 Javaサポート機能が追加されました。XSLT VMはコンパイラとともに、コンパイル済のスタイルシートを使用する高性能のC XSLT変換エンジンを提供します。
  • XSLT VM:説明文。
  • XML Schema Processors:XMLスキーマ検証をサポートします。ストリーム・ベースの処理を実行するための検証インタフェースも実装されました。
  • XML Java Beans:Javaコンポーネントを使用して、XML文書を解析、変換、差分検出、検索および圧縮します。
  • XML Class Generator:JAXBのサポート機能が追加されました。XMLをWebフォームやWebアプリケーションから送信するためのクラスを、DTDおよびXMLスキーマから自動的に生成します。
  • XML SQL Utility:SQL問合せからJavaでXML文書、DTDおよびXMLスキーマを生成し、XML文書をOracleデータベースに挿入します。
  • XSQL Servlet:サーバー内のXML、SQL、XSLTを結合して、動的なWebコンテンツを配信し、データベースに支えられた稼働する高度なWebサイトとWebサービスを構築します。
  • XML Pipeline Processor:XML制御ファイルを介してJavaプロセスを起動します。
  • TransX Utility:グローバル化したシード・データとメッセージのOracleデータベースへのロードを容易にします。