エディションベースの再定義(EBR)

エディションベースの再定義(EBR)

エディションベースの再定義(EBR)を使用すると、アプリケーションの利用を中断することなく、オンラインでアプリケーションをアップグレードできます。アップグレードのインストールが完了すると、アップグレード前のアプリケーションとアップグレード後のアプリケーションを同時に使用できます。そのため、既存のセッションでは、ユーザーが終了を決定するまでアップグレード前のアプリケーションを継続して使用できます。また、すべての新しいセッションで、アップグレード後のアプリケーションを使用できます。アップグレード前のアプリケーションは、それを使用するセッションがなくなった時点で使用中止できます。EBRをこのように使用すると、アップグレード前のバージョンからアップグレード後のバージョンへのホット・ロールオーバーが、停止時間ゼロで実現します。

EBRでは、次の方法でオンライン・アプリケーション・アップグレードが行われます。

  • コード変更は、新しいエディションに内部的にインストールされます。
  • データ変更を安全に実行するために、旧エディションでは表示されない新しい列や表にのみ変更を書き込みます。エディションごとに異なる表示で表を公開するエディション・ビューにより、各エディションに固有の列のみが表示されます。
  • クロスエディション・トリガーにより、古いエディションによって行われたデータ変更が新しいエディションの列に、またはその逆方向に(ホット・ロールオーバーの場合)伝播されます。

EBRは、ライセンス許可を受けなくても、Oracle Databaseのすべてのエディションで使用できます。

エディションベースの再定義の最新情報

動画 : エディションベースの再定義によるダウンタイムゼロのアップグレード

動画 : エディションベースの再定義によるダウンタイムゼロのアップグレード

エディションベースの再定義によるダウンタイムゼロのアップグレード

デモ - LiquibaseおよびSQLclでのエディションベースの再定義およびオンライン再定義の使用