Oracle Rdb

Oracle Rdb方針説明

Oracle Rdbは、最大限のパフォーマンス、信頼性、可用性、および保守性を必要とする環境において、驚異的な成功を収めています。Rdbは、ソフトウェア業界で最も成功した買収事例の1つです。2019年12月にRdbは開発から35年目を迎えましたが、同月は、RdbがOracle Corporationの一部となってから25年が経つ節目の月でもあります。

RdbがOracle Corporationの製品となって以来、顧客は最もミッション・クリティカルなシステムにおいて、大幅な機能拡張と無比のサポートを享受してきました。オラクルの監督のもとで、製品のコードベースの大部分が新たに開発されました。これらの大幅な機能拡張により、RdbはOpenVMSシステム上の高スループットで重要なデータベース・アプリケーションにとって、最適なデータベースとなりました。Oracle Rdb製品は現在、世界中で次のようなシステムの大部分をホストしています。

  • 携帯電話のカスタマーサービスと請求システム
  • 宝くじ
  • 金融取引
  • 直接衛星放送テレビシステム
  • 集積回路の製造
  • 障害が決して許容されない、その他多数の超大容量システム

オラクルは、Rdbに対するこれまでの貢献と、Rdbのお客様に提供しているサービスのレベルに誇りを持っています。Rdbはオラクルの開発投資によって強化されているだけではありません。Rdbにとって、オラクル製品ファミリーの1つであることもメリットとなっています。Rdbは、共通テクノロジーと製品ファミリー基準をいっそう重視することで、カスタム・アプリケーション開発向けや、インターネット・テクノロジーを使用した多層アプリケーション・デプロイ向けの幅広いソフトウェアだけでなく、Oracle Databaseエンジン自体にも統合されてきました。Rdbはまた、高品質なサポートやコンサルティングに対するオラクルの投資からもメリットを得ています。このようなあらゆる貢献の結果として、今後もRdbはOracle Corporationにおいて成功を収めるビジネスであり続けます。

Rdbの長所

Rdbの成功は、主にその技術的な強みに起因します。お客様から信頼されるRdbの長所は、次のとおりです。

  • 非常に高いパフォーマンスにより、驚異的な実スループットを実現。
  • きわめて高い信頼性により、データセキュリティとデータベース稼働時間の両方を保証。
  • きわめて高い可用性要件により、計画メンテナンスによる停止時間を最小化。
  • 容易な保守性により、変更を迅速に行うことが可能。
  • トランザクション当たりのコストを低減。

これらの技術的な強みは、Oracle CorporationがRdbに多大な投資を行い、データベース製品や開発ツールのファミリーにRdbを統合してきたことで、さらに強化されています。開発者やエンドユーザーは、アプリケーション開発、アドホッククエリ、意思決定支援、インターネット・アプリケーションのデプロイにおいて、広く認められた共通のOracleツールを使用できます。

Rdbの未来

Rdbに対するオラクルの将来計画は、成功を収めたやり方を変更しない、という単純なものです。

つまり、品質と安定性を厳格に重視し続けながら、お客様のビジネスにおいて信頼される性能の最大化に必要な機能とファミリー互換性を拡張していく予定です。

Rdb、およびRdbのお客様に対するOracle Corporationのコミットメントは進行中であり、終わりはありません。Rdbを引き続き拡張し、サポートする中で、オラクルはお客様が何を求めているかに耳を傾けます。Rdb開発チームは世界各地でRdbテクニカルフォーラムを開催しており、Rdbのエンジニアやその他の定評あるエキスパートが、Rdbの最新機能や最適なデプロイ方法について詳細なテクニカル・プレゼンテーションを実施しています。オラクルは、テクニカルフォーラムに加え、お客様との頻繁な訪問や協議から重要なフィードバックを取得して、Rdb開発における優先順位を決定します。

Oracle Databaseとの統合

Oracle Rdbチームは、Oracle Corporationの総合データベース開発グループに属する、きわめて熱心な専門家で構成されています。Rdbの拡張に取り組むRdbのエンジニアは、Oracle Databaseやその他の関連データベース・プロジェクトに取り組むエンジニアと連携して作業を進めています。

Oracle Databaseは、世界で最も普及しているデータベースです。その高い支持率のため、Rdbのほとんどのお客様はOracle Databaseも使用しています。Rdbのエンジニアリング・チームは、オラクルの一員となって以来、オラクル環境でRdbをうまく共存させる戦略を追求してきました。このアプローチの成果の1つとして、E-Businessアプリケーションやデータウェアハウス、カスタム・アプリケーション開発用のその他多数のOracleテクノロジーが、Rdbの顧客環境と適切に統合されました。エンジニアから始まり、お客様による大規模なインストールへと続く、このようなテクノロジーの「相互交流」を、オラクルは積極的に推奨しています。その結果として、より広範な要件に対応する強力な製品セットが開発され、Rdbのお客様は、現在および将来のニーズに最も適したテクノロジーを選択できるようになりました。