
Session Border Controller (SBC)
あらゆる種類のIPネットワークにおいて、プロトコルサポート、スケーラビリティ、管理性を備えた信頼性の高いキャリアグレードのリアルタイムコミュニケーション(VoIP、VoLTE、リッチコミュニケーションサービスなど)を提供します。Oracle Communications Session Border Controllerは、お客様のネットワークを5Gおよびクラウド環境へと進化させます。
Oracle Communications Session Border Controllerの詳細をご覧ください。
Session Border Controllerの機能とメリット
STIR/SHAKEN準拠を保証
相互接続された標準仕様であるSTIR/SHAKENフレームワークを用いて、着信VoIP通話を検証します。
トラフィックの正当性を確認および検証
STIR/SHAKEN RESTクライアントを実装し、ダイアログ外の初回SIP INVITEを受信した際に、STIRサーバーへRESTリクエストを送信し、発信者IDの証明または検証を行います。
運用状況のモニタリング
コンテナ・オーケストレーション・ツールとしてKubernetesを活用することで、自動修復機能を利用できます。
拡張されたSTIR/SHAKENクライアント統計情報に基づき、運用状況を評価、追跡、トラブルシューティングします。
柔軟なSBCを構成
アクセスポイント用SBC、インターコネクト用SBC、またはその両方として展開でき、アクセス機能とインターコネクト機能を単一システムに統合できます。
標準IMS機能との連携
アクセス境界やインターコネクト境界で使用するIMS(IP Multimedia Subsystem)のフル機能を活用し、次世代サービス提供アーキテクチャとの統合を容易にします。
ネットワーク内のシグナリング・トラフィックを統合
管理を簡素化するとともに、資本コストおよび運用コストの削減を実現します。
サービス構築および統合の促進
アクセス境界で新規サービスの立ち上げやサービスインフラの統合を推進できます。
インフラストラクチャの脅威からの保護
インフラストラクチャを脅威から保護しつつ、サービス提供範囲、信頼性、ユーザー・エクスペリエンスを最大限に高めます。
サービス提供や拡大の迅速化
インターコネクト境界でIMSまたはIPサービスの導入や拡張を実現し、時分割多重化(TDM)コストを削減するとともに、サービスプロバイダー間のパートナーシップ拡大を支援します。
幅広いプラットフォームから選択可能
オラクルが提供するさまざまな価格帯やパフォーマンスレベルのプラットフォームの中から、お客様のニーズに最適なデバイスをお選びいただけます。Oracle Acme Packetプラットフォームは、高可用性、キャリアグレードの管理性、冗長性を備えており、優れた品質、相互運用性、セキュリティを提供します。
SBCをVirtual Network Functionとして展開
SBCをVirtual Network Function(VNF)として、単独インスタンスまたはオーケストレーションされた仮想環境内で展開できます。どちらの方法でも、機能性、セキュリティ、相互運用性、信頼性が確保されます。
仮想化SBCと物理SBCのインスタンスをクラスターとして統合
仮想化SBCのインスタンスと専用プラットフォーム上の物理SBCをまとめて「ハイブリッドクラスター」を構築できます。これにより、段階的な導入や、さらに柔軟で俊敏なネットワーク展開が可能です。
お好みのパブリック・クラウドを利用可能
さまざまなパブリック・クラウドへの導入に対応しています。
セッション管理およびサービスデリバリー・プラットフォームの管理
SBC、ロード・バランサ、コアネットワークのシグナリング管理プラットフォーム、ポリシー管理プラットフォームなど、セッション管理およびサービスデリバリー・プラットフォームをVNFとして導入できます。
さまざまな環境でVNFのオーケストレーションが可能
SBCに組み込まれたREST APIを活用することで、サードパーティ製オーケストレーション・ソリューションと連携し、さまざまな環境でVNFのオーケストレーションが可能です。
REST API対応
REST APIを利用することで、SBC VNFのゼロタッチ導入、リモート構成、およびモニタリングが可能となります。
ネットワークIPシグナリングコアの簡素化とスケーリング
Oracle Communications Session Routerを活用することで、サービスプロバイダーのアクセス・ネットワークやインターコネクト・ネットワーク内外で、大量のSession Initiation Protocol(SIP)ベースの音声、ビデオ、インスタントメッセージ、マルチメディアセッションのルーティングに伴う課題を解決できます。
適応型ロード・バランサの提供
SBCをOracle Communications Subscriber-Aware Load Balancerと組み合わせてクラスター構成で展開することにより、ネットワークの中断を伴うことなく、数百万人規模の加入者にも対応可能なスケーラビリティを実現します。
組み込みの管理機能によるメリット
コマンドライン・インターフェースやREST APIなどの強力な組み込み型管理オプションを活用できます。
ネットワーク障害の監視とトラブルシューティング
SBCに統合されたモニタリング機能とOracle Communications Operations Monitorを組み合わせることで、ネットワーク内の必要なすべてのシグナリングメッセージやメディアをキャプチャ・解析し、リアルタイムで包括的な相関分析や品質指標の把握が可能です。
ネットワーク運用管理の簡素化
Oracle Session Delivery Management Cloud Serviceが提供する単一画面を利用し、すべてのSBCや関連するセッションデリバリー製品を一元的に管理・監視できます。
Microsoft Teams Direct Routing認定済みSBCの導入
Microsoft TeamsのDirect Routing機能をマルチテナント方式で提供できます。エンタープライズのお客様向けに、ホスト型電話サービスとTeamsを効率的に統合します。さらに、オラクルのSBCはOperator Connectにも対応します。
Oracle Communications Session Border Controllerを選ぶ理由
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包括的なセキュリティ
すべてのアクセス、インターコネクト、ピアリングの境界を保護し、不正または異常なエンドポイントからの脅威を防御します。トラフィックを暗号化してプライバシーも確保します。
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優れたパフォーマンス、容量、スケーラビリティ
幅広いSBCアプライアンス、またはパフォーマンスや容量に応じて拡張できる仮想ソリューションから選択できます。
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高い信頼性と品質
厳格な稼働率要件にも対応するソリューションで、ネットワークやサービスインフラの高品質な通信を確実にサポートします。
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収益向上とコスト最適化
多くのIMS機能を統合できるオプションにより、コスト管理と収益向上を実現します。
Oracle Communications Cloud Native Session Border Controllerの詳細をご覧ください。
Cloud Native Session Border Controller (SBC) の機能とメリット
より高い柔軟性、俊敏性、再利用性を活用
マイクロサービスベースのアーキテクチャにより、個々のネットワーク処理が簡素化され、柔軟性・俊敏性・再利用性が大幅に向上します。さらに、マイクロサービス・アーキテクチャは、大規模で複雑なネットワークの開発を加速させると同時に、リードタイム、デプロイ頻度、障害発生率、復旧時間を改善します。
独立したスケーラビリティとトラフィック変動への適応
Oracle Communications Cloud Native SBCは、メディア、シグナリング、トランスコーディングなどの一般的なサービスを、それぞれ独立してスケーリング可能なため、トラフィックパターンの変動にも柔軟に対応します。
自動修復機能の活用
コンテナ・オーケストレーション・ツールとしてKubernetesを活用することで、自動修復機能を利用できます。問題発生時には、該当インスタンスが自動的に削除・再作成されます。
ソフトウェア提供の加速とリリースサイクルの短縮
Oracle Communications Cloud Native SBCは、DevOpsの原則や継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)を取り入れており、新機能やアップデートの迅速な開発・テスト・導入が可能です。
REST経由の自動テスト実行
Oracle Communications Cloud Native SBCには、あらかじめ用意されたテストケースを搭載した自動テストスイートが提供されています。このテストスイートは、CDパイプラインツールからREST経由で呼び出すことができ、運用前後のチェックを自動で行えます。
新サービスの試験的導入
各マイクロサービスのライフサイクル管理が独立しているため、個別にアップデートが可能です。これにより人手による作業やテスト工数を最小限に抑えつつ、新サービスの試験的な導入などイノベーションの機会が広がります。
共通サービスによる相関分析とトラブルシューティングの簡素化
Oracle Communications Cloud Native SBCは、メトリックやアラーム向けのPrometheusおよびAlert Manager、カスタマイズ可能なKPI可視化のためのGrafanaに対応しており、これらのツールセットに簡単に読み込めるデフォルトファイルも用意されています。リアルタイムロギングは、OpenSearchやElasticsearchなどの時系列データベースを利用し、標準プロトコルで柔軟な可視化が可能です。また、JaegerやGrafana Tempoを用いたトレースのためにOpenTelemetryプロトコルもサポートします。
テクノロジー・ロックインを避けたカスタム環境の構築
共通サービスの活用により、すべてのコンテナが同じフレームワークでテレメトリを提供できるため、相関分析やトラブルシューティングが簡単になります。これらのツールを活用すれば、複数ベンダーによるネットワーク機能を一元的に監視し、すべてのデータを集約してネットワーク全体を一か所で可視化できます。
AIや機械学習ツールとの連携を活用
Oracle Communications Cloud Native SBCは、メトリックやアラームをリアルタイムで可観測性レイヤーに公開します。このレイヤーはカスタマイズ可能であり、データレイクへの集約やAI・機械学習ツールとの連携にも対応しています。
データ収集の簡素化
トラブルシューティング用データの収集が容易になるように、各種システムからデータを取得し、サポートしやすい形にパッケージ化するためのデータ収集ユーティリティが用意されています。
設定管理および構成の検証
分散クラウド環境でのセキュリティ向上のため、Oracle Communications Cloud Native SBCにはIDアクセス管理と制御を集中管理できるコンソールが搭載されています。グラフィカル・ユーザー・インターフェースから設定管理や構成検証が可能です。
Oracle Communications Cloud Native SBCを選ぶ理由
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俊敏性とイノベーションを推進
クラウドネイティブ・アーキテクチャを活用し、新機能やサービスを迅速に市場投入することで、顧客の急速に変化するニーズに対応できます。
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優れたスケーラビリティと弾力性
マイクロサービス・アーキテクチャにより、個々のサービスが必要に応じて拡張できるため、リソース利用の最適化やピークトラフィック時の効率的な対応が可能です。
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可観測性とトラブルシューティングの向上
ロギングやメトリック、トレーシング用のオープンソースツールを活用することで、ネットワークパフォーマンスの詳細な把握とトラブルシューティングが簡素化されます。
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コストの最適化
クラウドネイティブな導入を通じて、共有インフラの活用および自動化により運用を効率化することで、コストを最適化します。
SBC関連ネットワーク製品およびソリューション
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Session Delivery Management Cloud
ネットワーク運用管理を簡素化し、俊敏性、信頼性、安全性を確保しながら運用コストを最小限に抑えます。
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Operations Monitor
ネットワーク内の必要なすべてのシグナリングメッセージやメディアをキャプチャおよび解析し、リアルタイムで包括的な相関分析と品質指標を提供します。
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Acme Packet Platforms
幅広いSBCプラットフォームを通じて、IPネットワーク境界を越えた信頼性の高いリアルタイムコミュニケーションを提供します。
