“Oracle Autonomous Database 23aiは、生成AI機能を実現しながら、複雑なデータ・エンジニアリングの必要性を排除します。ベクトル検索とAIツールセットを既存のデータ・フローに導入することで、顧客がよりシンプルでコスト効果の高いアーキテクチャでAIのメリットを実現できるよう支援します。”
DXC Technologyは、世界70カ国に125,000人の従業員を擁し、コンサルティング、エンジニアリング、テクノロジー・サービスを提供する世界有数のテクノロジー・サービスプロバイダーです。DXCがグローバル顧客基盤で直面している最大の課題は、データがあまりに多くの異なる拠点やアプリケーションにわたり断片化されていること、そして自動化と生産性向上のためにAIをより多くの方法で活用することへの要望が満たされていないことでした。
DXCは、企業のITベストプラクティスの導入を支援するだけでなく、独自のSoftware-as-a-Service自動車アプリケーションであるInternational Material Data Systems（IMDS）を提供し、グローバルな製造メーカーが材料のコンプライアンスを管理できるよう支援しています。同社は、Oracle Cloud Infrastructure（OCI）上のAutonomous Databaseに移行することで、IMDSシステムを含むテスト用、開発用、本番用の個別のインスタンスを、以前の環境よりも低コストで実行できるようになりました。Oracle Databaseに組み込まれたAI機能を使用して、DXCはチャットボットを構築し、IMDSのユーザーサポートを改善し、ユーザーがより優れたデータ品質とデータベース分析を達成できるよう支援するインテリジェント・ツールを作成することを目指しています。
Oracle Database 23aiの独自の点は、データを移動したりコピーする必要なく、アプリケーションのデータをシームレスな統合して使用できる機能です。これはDXCによる導入の自動化とAI機能のデータへの迅速な導入を支援します。
DXCがオラクルを選んだ理由
DXCは、コスト面のメリット、強化されたセキュリティとパフォーマンス、シンプルなデータベース管理、優れたサポート、および Oracle との長年のパートナーシップを理由に、OracIe Cloud Infrastructure (OCI) 上の Oracle Autonomous Database を選択しました。DXC のData および AI チームは、Oracle Database 23ai の Veector Search 機能を使用してセマンティック検索を提供するAIチャットボットの概念実証も開発しています。
成果
DXC は、Oracle Autonomous Transaction Processing Database on OCI を使用して、構造化データ、非構造化データ、およびリアルタイム データのデータ統合を 1 つのプラットフォームに自動化することで、アプリケーションを最新化しました。これによりデータ・エンジニアリングの複雑さを排除し、DXCはより貴重なビジネス・インサイトを顧客により迅速に提供できるようになりました。
同社はまた、オラクルのアプリケーションと一部の顧客の組織をOracle Database 23aiに移行する予定であり、これによりDXCのグローバル・クライアントは、マルチクラウドやハイブリッド環境にあるデータにAIモデルをより簡単に導入できるようになります。Database 23aiにより、DXCはオープンソースAIモデルや独自の大規模言語モデルを選択することができ、特定のコンプライアンス要件への対応を支援することができます。
お客様について
DXCの自動車業界向けSaaSアプリケーションIMDSは、自動車製造メーカーが国や地域の規制に準拠した材料コンプライアンスを管理できるよう支援します。DXC Technologyは、30年以上にわたってオラクルのパートナーとして、4,000社を超える企業のお客様がオラクルのテクノロジーを利用してビジネス・ゴールを達成できるよう支援しています。DXCのエンジニアは、クラウド・アプリケーション、データベース、クラウド・インフラストラクチャのプロバイダーとしてのオラクルの立場を利用して、企業がデータ・バリュー・チェーン全体にわたりインサイトを得られるよう支援します。