トランザクション、分析、バッチのワークロードの同時実行に最適化されている、完全に自動化されたデータベース・サービスです。Autonomous Databaseは、パフォーマンスを高めるため、行形式、索引、データ・キャッシュについて事前構成され、スケーラビリティ、可用性、透過的なセキュリティ、そしてリアルタイムの運用分析を提供します。Autonomous Databaseを使用することで、アプリケーション開発者およびDBAは、機能やACID(原子性、一貫性、独立性、永続性)プロパティを犠牲にすることなく、迅速かつ簡単に高いコスト効率でアプリケーションを開発し、展開することができます。Autonomous DatabaseはOracle DatabaseおよびOracle Exadataを基盤としており、Oracle Cloud Infrastructure上で提供されます。共有型または専用型のデプロイメント、およびExadata Cloud@CustomerやDedicated Region Cloud@Customerでのオンプレミスで使用することができます。
クラウドで実行され、高可用性を備えた、スケーラブルでセキュアな完全管理型のOracle Databaseサービスで開発を加速し、アプリケーション・パフォーマンスを向上させることができます。
Wikibon社は、Autonomous Database(トランザクション処理および混合ワークロード向け)を使用した場合、AWSや他のクラウド・サービスと比べて、データベースの価格性能比が2倍向上し、停止時間コストが2.5~5倍削減されたとしています。
Oracle Autonomous Databaseは、Gartner社の『Critical Capabilities for Cloud Database Management Systems for Operational Use Cases』レポート(2021年)において、4種類のユースケースすべてで最高スコアを記録しました。
フォルト・トレラントで高い可用性を備えたデータベースを分単位の時間でデプロイします。
停止時間なしでパフォーマンスとスループットの要件を満たすよう、コンピュート・リソースのスケーリングを自動的に行います。オンラインの動的スケーリングによる、真の従量課金を可能にします。
時間の経過に伴って生じるデータとスキーマの変更に合わせ、データベースの構成とチューニングを自動的に行います。メモリ構成、データ形式、索引、およびアクセス構造は、パフォーマンスが向上するよう自動的に最適化されます。
データベースの全体バックアップを週に1回、増分バックアップを毎日、Oracleのオブジェクト・ストレージ内に作成し、最大60日間それらを保持し、任意の時点にリストアおよびリカバリできるようにします。
継続的に障害の監視と予測を行うことにより、ハードウェアおよびソフトウェアの障害を修復します。リクエストは正常なデバイスへとただちにリダイレクトされ、データベースのパフォーマンスを維持します。
Autonomous Data Guardを使用し、本番データベースのリアルタイム・リモート・コピーを維持し、プライマリからリモート・コピーへと自動的に切り替えることで、サイトの停止時間をなくします。
より迅速なアプリケーション開発のため、ドキュメント、グラフ、空間、JSON、XMLなど複数のデータタイプをネイティブでサポートします。データの断片化を回避し、分断されたデータ・ストアに起因するデータ管理上の煩雑さを軽減します。
データベース管理のREST API、Webインタフェース、PL/SQL Gatewayを提供し、すべてのデータをREST対応にしてアクセスを簡素化、高速化します。
Oracle Autonomous Databaseには、Oracleのローコード・アプリケーション開発プラットフォームであるAPEX App Devが組み込まれており、手動コーディングが98 %不要になります。APEX App Devにより、開発者は高度なアプリケーションを迅速に構築できるようになります。
30を超えるMLアルゴリズム、自動化されたML機能、およびオープンソースのPythonおよびRとの統合を提供し、データベースからデータを移動することなくMLモデルと分析ダッシュボードの構築を容易にします。
組込みデータ・ツールは、セルフサービスのデータ・ロード、データ変換、およびビジネス・モデルを提供します。データのロード、複数のデータタイプが対象の複雑な問合せの実行、高度な分析モデルの構築、情報の視覚化、インサイトの提示、そしてデータ駆動型アプリケーションの開発が容易になります。
データベース全体またはメタデータのみの高速クローンを作成し、新規プロジェクトを迅速に開始できるようにします。実行中のデータベース・インスタンスまたはバックアップ・データベースからクローンを作成します。
Microsoft Azureとの高速な相互接続が可能な、完全サポートのマルチクラウド・ソリューションを提供します。
完全管理型でマルチモデルのコンバージド・データベースのクラウド運用が、ほとんどのアプリケーションで適切な選択である理由を示した技術概要を読む(PDF)
データベース全体の自動暗号化、および暗号鍵の作成、管理が行われているバックアップの自動暗号化を提供します。これにより、使用中かどうかに関わらず、データは常に保護されます。
セキュリティ上の脆弱性を解消するパッチおよびアップグレードを停止時間ゼロでデータベースに適用します。パッチの適用が開始してもアプリケーションは継続します。
データベース管理者は、顧客データを見ることなく、すべての管理タスクを実行できます。OSや管理権限へのアクセスをブロックし、フィッシング攻撃を防止します。
Oracle Autonomous Database(トランザクション処理および混合ワークロード向け)に含まれるOracle Data Safeにより、機密データの検出、セキュリティ・リスクの評価、機密データのマスキング、そしてセキュリティ管理の実装と監視を簡単に行うことができます。
パフォーマンスへの影響を最小限にしつつ、すべてのイベントを記録します。分析、フォレンジック調査、コンプライアンスのため、監査の状況をいつでも監視できます。
データベースに最適化されたハードウェア、自動化されたチューニング、索引付けにより、他のクラウド・プロバイダと比較して、待機時間は80 %減少し、5倍を超えるスループットを発揮します。
OracleのGen 2 Cloud Infrastructure、Oracle RAC、Autonomous Data Guard、そして毎日の自動バックアップを組み合わせることで、99.95 %を超える可用性を実現します。
Oracle Autonomous Database(トランザクション処理および混合ワークロード向け)とともに提供されているOracle Flashbackは、アプリケーション・スキーマへの偶発的な変更を即座に元に戻し、人的エラーからユーザーを保護します。Oracle Flashbackは、行レベル、トランザクション・レベル、表レベルなど、全レベルでのリカバリに加え、データベース全体のリカバリをサポートします。
KuppingerCole社:Oracle Autonomous Databaseは、クラウド・データベースおよびビッグ・データ・セキュリティの分野で1位となっています。
レポートを読む(PDF)Wikibon社:Oracleには、Autonomous Databaseを備えた、もっとも強力なクラウド・データベース・プラットフォームがあります。
レポートを読む(PDF)dbInsight社は、Oracleがクラウドとオンプレミスの両方で自己稼働データベースを提供する最初の企業であると確認。
レポートを見る(PDF)Oracle Autonomous Databaseを使用してトランザクション処理を高速化し、ビジネスの変革に取り組んでいるお客様の事例をご紹介します。
カスタムおよびISVアプリケーションを最適化して拡張し、パフォーマンス、可用性、セキュリティを向上させるとともに、管理の複雑さを軽減します。自律的運用により、総所有コストを削減します。
PeopleSoft、JD Edwards、Siebelなどのオラクル・アプリケーションを最適化および拡張し、管理の複雑さを軽減します。コストを削減しながら、アプリケーションからより大きな価値を引き出します。
PeopleSoft on Oracle Autonomous Database(トランザクション処理および混合ワークロード向け)
Oracle Siebel CRM on Oracle Autonomous Database(トランザクション処理および混合ワークロード向け)
Oracle JD Edwards on Oracle Autonomous Database(トランザクション処理および混合ワークロード向け) (PDF)
Oracle Autonomous Databaseに組み込まれたトランザクション処理と混合ワークロード用のローコード開発ツールであるAPEX App Devを使用して、最小限のコーディングでスケーラブルで安全なデータドリブン・アプリケーションを構築します。
共通のセキュリティ、パフォーマンス、可用性モデルを維持しながら、複数のデータベース・モデルや個別のデータベース・コンテナを利用するマイクロサービス・アプリケーションを構築します。
IT部門がデータの予算、容量計画、可用性、セキュリティ、およびガバナンスを管理しながら、安全で統制のとれた、高性能なセルフサービス・データベースを提供することができます。
IoTデータなどのKey-Valueトランザクションに対応した強力な分析機能により、毎秒数十億件の挿入と検索を、単一目的のデータベースのような運用の複雑さを伴わずに提供します。
製品 |
比較価格 ( /vCPU)* |
単価 |
単位 |
Oracle Autonomous Transaction Processing |
OCPU per hour |
||
Oracle Autonomous Transaction Processing - Exadata Storage |
— |
Terabytes Storage Capacity per month |
製品 |
比較価格 ( /vCPU)* |
単価 |
単位 |
Oracle Autonomous Transaction Processing - Dedicated |
OCPU per hour |
||
Oracle Cloud Infrastructure - Database Exadata Infrastructure - Quarter Rack - X8M |
— |
1時間あたりのホスト環境 |
|
Oracle Cloud Infrastructure - Database Exadata Infrastructure - Quarter Rack - X8 |
— |
1時間あたりのホスト環境 |
|
Oracle Cloud Infrastructure - Database Exadata Infrastructure - Half Rack - X8 |
— |
1時間あたりのホスト環境 |
|
Oracle Cloud Infrastructure - Database Exadata Infrastructure - Full Rack - X8 |
— |
1時間あたりのホスト環境 |
|
Oracle Cloud Infrastructure - Database Exadata Infrastructure - Quarter Rack - X7 |
— |
1時間あたりのホスト環境 |
|
Oracle Cloud Infrastructure - Database Exadata Infrastructure - Half Rack - X7 |
— |
1時間あたりのホスト環境 |
|
Oracle Cloud Infrastructure - Database Exadata Infrastructure - Full Rack - X7 |
— |
1時間あたりのホスト環境 |
製品 |
比較価格 ( /vCPU)* |
単価 |
単位 |
Oracle Autonomous Transaction Processing |
OCPU per hour |
||
Oracle Autonomous Transaction Processing - Dedicated |
OCPU per hour |
* クラウド・サービス・プロバイダー間の価格比較を容易にするため、オラクルのWebページでは、コンピュートベースの価格設定の製品について、vCPU(仮想CPU)の価格とOCPU(Oracle CPU)の価格の両方を表示しています。製品本体、ポータルでのプロビジョニング、課金などは、引き続きOCPU(Oracle CPU)単位で使用します。OCPUは物理的なCPUコアを表します。x86を含むほとんどのCPUアーキテクチャでは、物理コアあたり2スレッドを実行するため、x86ベースのコンピュートでは1OCPUが2vCPUに相当します。プリエンプティブ・インスタンスなどのサブコア・インスタンスでない限り、OCPU1個に対して2個のvCPUの計算能力が与えられるため、時間当たりのOCPU料金は、vCPU料金の2倍となります。OCPUとvCPUの違いについて、詳しくはこちらをご覧ください。
Oracle Database Standard EditionをオンプレミスでOLTP、分析、またはそれらの混合ワークロード向けに運用している多くの組織が、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)におけるフル・マネージドOracle Autonomous Databaseへの移行や、データ・センターでAutonomous Database on Exadata Cloud@Customerを使用して多数のデータベースの統合を検討していることでしょう。この移行シナリオのビジネス面と技術面のメリットをご確認ください。
記事全文を読む製品ドキュメントとヘルプ・センターを参照して、sharedおよびdedicatedインフラストラクチャ向けのOracle Autonomous Database(トランザクション処理および混合ワークロード向け)サービスをデプロイしてください。
300ドルの無料クレジットとAlways FreeインスタンスでOracle Autonomous Database(トランザクション処理および混合ワークロード向け)を探検してください。
製品エキスパートが行うライブ・ハンズオン・ワークショップに参加
オンライン試験で、いつでもどこでも認定を受けることができます。
もっと詳しく知りたいですか? 業界をリードする当社エキスパートにお問い合わせください。
1 GARTNER PEER INSIGHTSロゴは、Gartner Inc.および/またはその関連会社の商標およびサービス・マークであり、許可を得た上で使用しています。無断転載を禁じます。Gartner Peer Insightsのレビューは、文書化された手法に基づき適用された個々のエンドユーザーによるレビュー、評価、およびデータの主観的な意見であり、Gartnerまたはその関連会社の見解を示すものでも、推奨を意味するものでもありません。