GDSは、Oracle Active Data GuardやGoldenGateなどのテクノロジーを使用して、レプリケートされたデータベース間の自動ワークロード管理、高可用性、ディザスタ・リカバリを可能にするOracle AI Databaseの機能です。動的なロード・バランシング、フェイルオーバー、サービスの一元管理により、ミッション・クリティカルなシステムのダウンタイムを短縮し、パフォーマンスを最適化し、管理を簡素化します。
GDS構成には、グローバル・サービス・マネージャ(GSM)、GDSカタログ、GDSデータベース・プール、グローバル・サービスが含まれます。GSMはワークロードのルーティングとフェイルオーバーを管理し、GDSカタログはGDS構成メタデータを格納し、GDSデータベース・プールはサービスの配置と管理のためのデータベースをグループ化し、グローバル・サービスはレプリケートされたデータベース間のロード・バランシングとフェイルオーバーを可能にします。
GSMは現在、他のオラクル製品とは別のOracleホーム・ディレクトリにインストールされており、専用のインストール・メディアが必要です。また、動作には4GB以上のRAM、必要なポート(GSMリスナー用には1522、ONS用には6123/6234など)の開放、ORACLE_HOME、PATH、TNS_ADMIN環境変数の正しい設定が必要です。リアルタイムのロード・バランシングとより迅速なフェイルオーバーのために、アプリケーションではJDBC UCPなどオラクルの統合ドライバおよび接続プールを使用する必要があります。
はい。GDSはOracle RACや単一インスタンス・データベースに加え、Oracle Data Guard、GoldenGate、True Cache、Raftなどの様々なレプリケーション方法をサポートしています。一元的なワークロード管理、インテリジェントなロード・バランシング、多様なデータベース環境間でのフェイルオーバーにより、リソースの使用率とパフォーマンスを最適化します。
GDSは、リージョンごとに複数のグローバル・サービス・マネージャ(GSM)を導入することで(3つを推奨)、リージョン内のGSM障害に対応し、高可用性を実現します。リージョン間でレプリケートされたデータベースを単一のデータベース・プールにまとめることができ、GDSがリージョンをまたいだグローバル・サービスの運用、スイッチオーバー、フェイルオーバーを透過的に制御します。また、FAN(Fast Application Notification)、FCF(Fast Connection Failover)、TAC(Transparent Application Continuity)により、障害発生時に接続を即座にリダイレクトできます。Active Data Guardなどのレプリケーション・テクノロジーを利用して、ゼロ・ダウンタイムとゼロ・データ損失のスイッチオーバーおよびフェイルオーバーを実現することで、リージョン間の回復性を高めるバディ・リージョンもサポートしています。
GDSCTLユーティリティを使用し、「gdsctl add service」コマンドでグローバル・サービスを作成して、region、roleまたはlagなどのパラメータを設定します。「gdsctl start service」コマンドを実行してサービスを開始します。これにより、プール内のデータベース全体での一元管理、ロード・バランシング、フェイルオーバーが可能になります。