Oracle Active Data Guardを使用すると、エンタープライズ・データの高可用性、データ保護、ディザスタ・リカバリを実現できます。同期化された1つまたは複数のスタンバイ・データベースを作成、保守、管理しながら、災害やデータ破損に対処できます。
Data GuardとActive Data Guardは、Oracle Databaseと完全に統合されているというアーキテクチャ上の優位性があるため、Oracle Databaseで卓越したデータ保護と可用性を実現します。一方、ストレージ・レプリケーション技術は、Data GuardとActive Data Guardと比較して、リスクが高くなります。
Oracle Data Guardのベスト・プラクティスを実装すれば、停止時間を最小限に抑え、計画外停止でデータ損失ゼロを実現できます。
Autonomous Data Guardでは、可用性ドメイン(AD)全体で完全に管理された高可用性とディザスタ・リカバリの構成が提供され、ボタンをクリックするか、REST APIを呼び出すだけで利用できます。
Oracle Data Guardの自動化機能によって、同期化された1つまたは複数の本稼働データベース・コピーが管理されるため、プライマリ・データベースの予期せぬ停止が発生した場合でも、データ損失はありません。
インメモリREDOレプリケーションにより、ディスク破損などの根本的な破損が確実に分離されます。さらに、レプリケートされたデータ・ブロックの包括的な検証が自動的に行われます。
Data Guardには3つの異なる保護モードがあるため、データ・レプリケーションでは、データ損失からの保護とパフォーマンスとの間で柔軟にバランスをとることができます。
リアルタイムの問合せとデータ操作言語では、問合せ、レポート作成、不定期更新にスタンバイ・データベースが使用されるため、プライマリ・データベースに影響が及ぶことはありません。
ファスト・スタート・フェイルオーバーにより、Oracle Data Guardブローカは、人が介入することなく、スタンバイ・データベースに自動的にフェイルオーバーできます。
破損したデータベースはスタンバイ・データベースから自動的にリカバリされ、ユーザーはこれを意識することはありません。
サイト障害の発生時に、いかなる距離でも、ネットワーク待機時間なしでデータ損失ゼロを実現します。
リカバリ可能な停止の後に実行中のデータベース・トランザクションをリカバリすることで、エンドユーザーとアプリケーションに停止を気付かれないようにします。
システムに余計なソフトウェアを追加することで生じる複雑さを避けながら、データベースのバージョン・アップグレードのための停止時間を削減します。
Oracle GDSは、接続リクエストのロードバランシングを行うことで、レプリケートされた複数のデータベースにサービス管理を分散させます。また、Active Data Guardの読取りワークロードまたは読取り/書込みワークロードに応じた接続を可能にします。
Oracle Shardingを使用すると、データを水平にパーティション化し、地理的に分散させる機能が最大化されるため、スケーラビリティと障害分離が大幅に向上します。
Oracle Data Guardは、データセンターまたはクラウド全体で、データ保護と可用性を実現します。
本番データベースの同期化されたコピーの管理を自動化します。Data Guardは、Oracle Database Enterprise Editionに付属しています。
フェイルオーバーの自動化により、障害発生時に、プライマリ・データベースから同期化されたスタンバイ・データベースへのシームレスな移行が実現します。同時に、実行中の未コミット・トランザクションを再実行することで、データベースの可用性も確保します。
アップグレードを完全に自動化します。さらに、データベース・バージョンのローリング・アップグレードによって、システムに余計なソフトウェアを追加することで生じる複雑さを避けながら、停止時間を最小限に抑えます。
プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースが地理的に遠く離れた距離に分散する構成であっても、アプリケーションのパフォーマンスを犠牲にすることなく、Far Syncを活用してデータ損失ゼロを達成します。
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Oracle LiveLabs:Oracle DBCSにおけるActive Data Guardの基礎
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