Oracle NetSuiteは本日、「NetSuite Field Service Management」により、日本の組織が顧客と従業員にシームレスなフィールド・サービス・エクスペリエンスを提供できるよう支援することを発表しました。新しいフィールド管理ソリューションは、現場とオフィス間のコミュニケーションの改善、スケジューリングと要因配置の簡素化、在庫管理と顧客資産管理の自動化、リアルタイム・データの可視化の強化により、運用コストの削減と顧客満足度の向上を支援することを目的としています。

日本オラクル株式会社 執行役員 NetSuite事業統括 日本代表 カントリー・マネージャー 渋谷 由貴は次のように述べています。「フィールド・サービス組織にとって、オフィス・ワーカーとフィールド・ワーカーの間でワークフローが連携されていない状態は、業務効率化やカスタマー・エクスペリエンスに悪影響を及ぼす可能性があります。『NetSuite Field Service Management』を使用することで、日本のお客様は、手作業によるワークフローの自動化とフィールド・サービス業務全体にわたる可視化の強化による、生産性の向上、コスト削減、意思決定の強化、顧客満足度およびロイヤルティの向上を実現することができます。」

「NetSuite Field Service Management」は、現場におけるデータ収集を効率化し、NetSuiteですぐに利用可能にすることで、フィールド・サービス組織で一般的に使われている紙の書類、スプレッドシート、その他の手動プロセスを置き換えます。「NetSuite Field Service Management」は、組織が以下を改善できるよう支援します。

• スケジューリングと派遣: スケジューラーは、わずか数クリックで、現場に最も近い適切なスキルの技術者を簡単に割り当て、派遣することができます。また、スケジューラーは、NetSuiteのケース、注文書、プロジェクト、お客様の資産から作業指示を作成することで、保証交換、予防保全、修理サービス、インストールなどのアイテムのサービスを最適化することができます。
• 現場の生産性: 現場技術者は、自身のデバイスでモバイル・アプリを使用して、業務の詳細、顧客、資産履歴に関するリアルタイムの情報にアクセスできるため、不足した情報のためにオフィスに電話をかけ直す時間が短縮されます。さらなる生産性の向上と請求の簡素化を支援するため、それぞれの業務に関連する経費が自動的に記録されます。
• 資産管理: 組織はすべての顧客資産を一元管理し、資産の階層、過去の使用状況、メンテナンスに関する完全な可視化を実現できます。これにより、各資産を設置、試運転から廃止または売却までモニターすることが可能になります。また、製造、部品表（BOM）、保証など、あらゆる段階で資産コストを追跡および管理することができます。その結果、組織はタイムリーな予防保全を実施し、保証スケジュールに合ったサービスを保証することができます。
• 在庫管理: 組織は、在庫管理ライフサイクル全体を自動化することで、トラックの在庫を正確に追跡し、すべての部品と機器がカスタマーサービス要件を満たすべく利用可能であることを確認することができます。これにより、初回修理率の向上、在庫不足による再訪問の削減、部品の紛失や欠品による評価損の可能性の低減による在庫損失率の最小化を支援します。さらに、NetSuite在庫管理と直接統合することで、フィールド・サービス技術者がモバイル・アプリケーションを介してリアルタイムに在庫データにアクセスし、更新できるようになるため、在庫水準のさらなる最適化を支援します。
• 財務プロセス: 組織は、完了した作業と使用した在庫に基づいてリアルタイムに請求書を自動的に生成し、継続的な業務に対する自動の請求書作成と支払いを設定することができます。これにより、正確な請求の保証、エラーの削減、収益認識の迅速化を支援します。
• 運用インサイト: 組織は、フィールド・サービスのデータを1つのシステムに統合し、主要業績評価指標のダッシュボードを活用して、すべての業務、顧客、サービス契約、技術者に関連するビジネス・パフォーマンスを測定することが可能です。これにより、意思決定の改善、在庫漏れの検出、カスタマーサービス改善の追跡、収益性の向上を支援します。