Oracle NetSuiteは本日、日本の組織がより効率的に目標を達成できるよう支援する、新たなAIイノベーションを発表しました。この新たなAI機能は、NetSuiteのスイート全体に既に組み込まれている広範なAI機能を基盤とし、データ入力やコラボレーションの効率化、財務上の例外の検出、意思決定の改善、独自のビジネスニーズに合わせた生成AI機能のカスタマイズを可能にします。

Oracle NetSuiteのテクノロジーおよびAI担当シニア・バイスプレジデントであるブライアン・チェスは次のように述べています。「AIには強固なデータ基盤が必要です。NetSuiteの統合スイートは、お客様がビジネス全体にわたるデータを接続し、AIからより多くの価値を得ることを可能にします。NetSuiteは、日本の組織がより効率的にビジネスを運営できるよう、追加コストなしでさらに多くのAI機能を組み込んでいます。今回のアップデートにより、お客様はデータからさらなる価値を引き出し、AIワークフローをカスタマイズしてビジネスの成功を推進することができます。」

NetSuiteが日本の組織向けに新たに発表した最新の AIイノベーション には以下が含まれます。

• NetSuite Prompt Studio: 管理者や開発者が応答の形式、トーン、表現の柔軟さを設定できるようにすることで、AIが生成するコンテンツの品質向上を支援します。生成AIのプロンプト設定をより細かく制御できるため、コンテンツの質が向上し、エンドユーザーの生産性も高まります。
• カスタムフィールド向けのText Enhance: この生成AI機能は、企業のデータを参照して必要な情報をカスタムフィールドに入力することで、データ入力のスピードと正確性を向上させます。Prompt Studioを使用することで、管理者や開発者は、NetSuite内の任意のカスタムテキストフィールドに対し、生成AIが指定された形式・トーン・柔軟さでテキストを提案するよう設定できます。これにより、データ品質の向上やAIを活用した業務フローの強化を図ることができます。
• Text Enhance Translate: ユーザーが、NetSuite上で特定の業務フローやビジネスの文脈に応じてフィールドやテキストの一部を即座に翻訳できる機能を提供することで、22言語にわたる言語の壁を取り払い、より効果的なコラボレーションを実現します。その結果、さまざまな国における従業員のオンボーディングの迅速化や、顧客とのコミュニケーションのより正確なローカライズ、さらには、スムーズな海外展開も可能となります。
• NetSuite Financial Exception Management: 予測型AIとエージェント型AIを活用して、財務上の例外を自動的に検出・管理することで、業務効率の向上とリスクの軽減を支援します。これにより、お客様は状況をすばやく把握し、調査が必要な取引を特定して、実行可能なインサイトを得ることができます。その結果、決算前に問題を解決し、業務の効率化につなげることができます。
• The Generative AI API for SuiteScript: NetSuiteの拡張機能やカスタマイズに、新しい生成AI機能を組み込むことを可能にします。お客様は、AIを活用した新しい機能を迅速に開発し、それらの生成AI機能でNetSuiteに標準搭載されたAI機能を補完することで、独自のビジネスニーズに対応できるようになります。
• NetSuite Advanced Customer Support (ACS) AI Playbook: スイート製品全体で、AI機能を設定・最適化・作成できるようにします。このツールにより、お客様は、効率性の向上、インサイトの拡大、意思決定の強化に役立つ新たなAI機能を迅速に展開できるようになります。