パートナーシップを強化する取り組み: ISV向けOracle@Oracleプログラム

Oracleでの数々の移行実績を生かしたナレッジの提供

クラウドへの移行は、特に自社でデータセンターとホスト環境を運営しているISVにとっては大きな変化です。幸いなことに、オラクルはすでに自社でこの移行を実現しています。そのため、御社でオンプレミスからクラウドへの移行(またはクラウド・プロバイダから別のプロバイダへの移行)を行う場合でも、オラクルが培ったベストプラクティス、教訓、結果を活かしていただくことができます。これらが当社にもたらしたビジネス変革は、今もなお続いています。

Oracle@Oracleプログラムは、そのような事例を共有するためのプログラムです。このプログラムには、60 以上のSaaSベースのアプリケーションをOracle Cloud Infrastructure (OCI) に移行した当社の経験が集約されています。これらのアプリケーションは、8つの業界と世界中の199,000以上のお客様にわたって、企業の中核機能をサポートしています。私たちは、カスタマー・エクスペリエンスから、当社のチームが乗り越えた課題とその結果導入したソリューションの多くが、お客様がクラウドモデルに移行する際のリソースとして適切かつ有用であることを実感しています。

多くの組織と同様、オラクルもオンプレミスの製品アーキテクチャ、顧客提供モデル、およびプラットフォーム・コンポーネントを使用しており、これらはすべて、無数のホスティングおよびコロケート・データセンター環境に分散していました。これにより、イノベーションの創出が遅くなり、アップグレードと採用のサイクルが長くなり、不要な技術的制約が生じていました。Oracle@Oracleによる変革の一環として、OCIを活用してインフラストラクチャを効率化し、イノベーション、ソリューション提供、およびカスタマー・サービス提供の速度を向上させました。

成果

当社の世界各地のビジネスユニットにおける移行作業は、すでにコスト削減と効率化において大きな成果を上げています。主な成果は以下のとおりです。

  • ソフトウェアベンダー28社から10社への移行により、サードパーティーのライセンス費用を42%削減
  • インフラストラクチャの設備投資費用を80%削減
  • プロビジョニングに要する時間が98%、計画保守に要する時間が98.8%、アップグレードに要する時間が97.5%短縮されるなど、サイクルタイムが短縮
  • インフラストラクチャ費用を64%削減

成果はこれだけにとどまりません。クラウド移行によるメリットは、Oracle Cloud Applicationsを活用した当社のビジネス変革イニシアチブとともに、当社のビジネス全体に及んでいます。

  • インフラストラクチャ:アプリケーションのポートフォリオ全体で99.99%の可用性を達成し、30%のコスト削減と2倍から10倍のパフォーマンス向上を実現
  • 財務:10日以内の決算処理および収益報告を実現
  • 人事:タレント・レビューのサイクルタイムを70%短縮
  • サプライチェーン:サプライチェーン計画サイクルを1週間から48時間に短縮(71%の改善)
  • CX:キャンペーンのリードタイムを4週間から5日間に短縮(82%の改善)
  • サステナビリティ:19年度にオラクルで回収された廃止機器の99.4%を再利用またはリサイクル
Oracle@Oracle ISV向けプレイブック

プレイブック

ISVが自社の移行体験からどのような利点を享受できるかを見る

オラクルのISV向けSaaS移行プレイブックでは、ベストプラクティスのガイダンスと、19万人以上のお客様に提供する60以上の業界別アプリケーションをOCIに移行したオラクル自身の事例から学んだ教訓を紹介しています。

その過程で直面した上位5つの課題、変革によってもたらされたビジネスの変化、移行を開始するためのリファレンス・アーキテクチャを知ることができます。

ISVとの提携

Oracle@Oracleプログラムでは、ISVパートナー様は、NetSuite、Fusion、業界別、および社内企業アプリケーションのOCIへの移行を担当したオラクルの役員から直接話を聞くことができます。カスタマイズされたピアツーピアのエンゲージメントを通じて、当社が直面した主要な課題を学び、OCI上でSaaSアプリケーションを実行するためのインサイトとベストプラクティスを得ることができます。

OCIに移行したISVパートナー様は、オラクルとの提携により、いかにビジネスが前進したかを一貫して語って下さいます。それには、TCOの削減、パフォーマンスの向上、そして予想外の市場開拓などが含まれます。ISV向けのOracle@Oracleプログラムでは、もう一つの嬉しいメリットとして、OCIへの移行を実際に経験したオラクルのシニア・エグゼクティブから直接話を聞くことができます。

David Hicks オラクル、グローバルISVエコシステム担当バイスプレジデント


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