Generali社、Oracle Cloudで人事におけるデータ・ドリブンな文化を醸成

Oracle HCM、Autonomous Database、Analyticsを導入することで、Generali社はHRコミュニティにおけるデータ・ドリブンのアプローチを向上させ、人事レポートにおけるプロセスの合理化と自動化を実現しています。

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以前は、レポート作成に多くの人員を投入しなければなりませんでしたし、同僚たちは、世界各国に対して毎月情報を配信しなければなりませんでした。しかし今では、そのプロセスの自動化に成功しています。

Luca AscoleseGlobal Head of Workforce Analytics, Generali

ビジネス課題

Generali社は、イタリア最大かつ、世界最大規模を誇る保険会社です。50カ国以上で70,000人を超える従業員を抱え、大規模なグローバル事業を展開している同社には、Oracle Cloud HCMアプリケーションやその他のさまざまなソースに含まれる人事データが豊富にありました。 そこでGenerali社は、データ活用に向けた新たな分析手法を採用することを決定しました。

Generali社の人事部門では、データを手作業でテンプレートにまとめ、そのテンプレートを本社チームに送り、レポートや分析を行っていました。このアプローチは時間がかかり、ミスが発生しやすいものでした。Generali社は、より効率的で信頼性の高い、自動化されたプロセスを求めていました。

同社のゴールは、Generali社の人事コミュニティ全体でデータ・ドリブンの考え方を浸透させるソリューションを見つけることでした。これにより、効率性の向上や、より良い意思決定のための人事パターンの関連付け、D&Iのサポート、人事機能全体と従業員エンゲージメントの向上に焦点を当てたレポーティングと主要指標の分析の自動化など、長期的な波及効果をもたらすと考えられました。

Generali社がオラクルを採用した理由

Generaliは、レポートのパフォーマンスを向上させ、フットプリントの拡大やピーク時に必要な容量の増加に応じてソリューションを容易に拡張し、Generaliの既存のOracle HCMソリューションと統合する上での最良の選択肢として、Oracle Autonomous Data WarehouseOracle AnalyticsOCI Functionsを採用しました。

結果

Oracle Autonomous Data WarehouseとOracle Analyticsは、Generali社のレポート作成プロセスを変革し、人事部がより正確な情報に直接アクセスできるようにすることで、会社において最も重要な資産である人材管理をサポートしました。

Generali社のレポーティング・プロセスが合理化・自動化されたことで、人事担当者はレポートに関するタスクに追われることなく、生産性を高め、付加価値の高い活動に注力することができるようになりました。

また、Oracle Analyticsは、Oracle HCMや新たに開発されたグループ学習管理システムなど、さまざまなソースからのデータを統合することで、Generali社の人事担当者や経営陣に従業員管理に関する重要なインサイトや指標を提供しました。

具体的には、Oracle Analyticsを導入することで、Generali社は人事関連のすべての分析をワンストップで行うことができるようになり、全社の主要な人事レポートを自動化することができました。

さらにGenerali社は、戦略的な人事KPIを監視・測定するためのエグゼクティブ・ダッシュボードを作成し、重要な情報にモバイル・デバイスからアクセスできる利便性を実現しました。

Oracle Autonomous Data Warehouseの機械学習は、Generali社がデータ量を増やしても、レポート作成のスピードを上げるようにチューニングされています。現在、パフォーマンスの向上と分析の拡大により、レポートの応答時間は2秒以下に短縮されました。またGenerali社では、オンデマンドで自律型データベースを自動スケーリングすることで、レポート作成のピーク時には容量を増やしてパフォーマンスを向上させ、逆に容量を減らしてコストを削減することもできます。

全体を通して、Generali社の人事コミュニティは、より分析を行う文化を受け入れています。使いやすく、分析した内容が示唆に富む従業員分析によって、意思決定プロセスをサポートしています。

公開日:2020年9月16日