オラクルは、単一または複数のホストで実行される単一インスタンス、シャードおよびOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)データベースに対してコンテナ化された便利なイメージ(PodmanとDocker)を提供し、導入および管理作業を軽減します。オラクルのデータベース・オペレータはKubernetes上でKubernetes APIを拡張することで、Oracle Databasesのライフサイクル管理を自動化します。
Kubernetes向けOraOperatorの本番リリースを発表します。
Kubernetesは、コンテナ化されたOracle Databaseを迅速にプロビジョニングするためのオーケストレーションを提供します。Kubernetesは、弾力性に優れており、事前構築された構成とセルフモニタリングを通して迅速な導入をサポートします。
コンテナ化されたイメージは、最小限の労力で処理して、クラウド環境およびオンプレミス環境に導入できます。
Oracle Databaseは、Kubernetes APIソフトウェア拡張機能をカスタム・リソース定義およびコントローラとともに提供し、Kubernetesクラスタ内および外部に導入されたデータベースの運用およびライフサイクル管理を自動化します。
事前構築済みイメージを使用して開発およびテスト用のデータベースを迅速にプロビジョニングし、クラウドまたはオンプレミスのアプリケーションの提供を加速させます。
少ないサーバーで多くのデータベース・コンテナを実行することで、インフラストラクチャのコストと複雑さを軽減します。
コンテナ化されたOracle Databasesを、オンプレミスとクラウドで迅速かつ一貫して実行できます。
複数のコンテナを追加してOracle Databaseのインスタンスを効率的に作成し、データベース・ワークロードのサポートに必要なコンテナの数のみを実行します。
DockerとPodmanのランタイム環境
コンテナ・イメージ | Docker (OL7) | Podman (OL8) |
---|---|---|
単一インスタンス・データベース(XE、SEおよびEEを含む) | 19.16c, 21.3c | 19.3c, 21.3c |
シャード・データベース | 19.16c, 21.3c | 19.3c, 21.3c |
Real Application Clusters(RAC) | 19.16c, 21.3c | 19.16c, 21.7c |
Oracle Databaseのコンテナ化されたイメージを活用して、ITインフラストラクチャへのデプロイおよび統合を自動化します。
リソースをモニタリングしてアプリケーションを高可用性の状態で維持し、ワークロード要件に基づいてデータベース・ポッドをスケールアップまたはスケールダウンします。
Kubernetesのランタイム環境
コンテナ・イメージ | Oracle Container Engine for KubernetesおよびOracle Cloud Native Environment |
---|---|
単一インスタンス・データベース(XE、SEおよびEEを含む) | 19.3c, 21.3c |
シャード・データベース | 19.3c, 21.3c |
データベース管理の自動化
Oracle Database Operator for Kubernetes(OraOperator)は、開発者、DBA、DevOpsおよびGitOpsチームがOracle Databasesの導入および管理に要する時間と複雑さを低減するのに役立ちます。ほとんどのデータベース操作で、ヒューマン・オペレータや管理者に依存する必要がなくなります。
データベースのライフサイクル管理および導入用に拡張されたKubernetes API
Oracle Databaseは、Kubernetesインフラストラクチャに含まれ、Kubernetesから起動、停止、モニター、パッチ適用、アップグレード、その他のライフサイクル管理操作を実行します。Oracle Databaseがクラウド、オンプレミス、Kubernetesのいずれにあるかに関係なく、これらの機能を提供します。
OraOperator リリースv 1.0.0
サポートされているデータベース | 機能とライフサイクルの運用 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Kubernetesクラスタ | |||||||
単一インスタンス・データベース(SE、EE、XE) | データベースをプロビジョニング | データベースのクローニング | パッチ・データベース(インプレースとアウトオブプレース) | データベース初期化パラメータの更新 | データベース構成の更新(フラッシュバック・アーカイブ) | ||
シャード・データベース | シャード・トポロジの導入 | シャードの追加 | シャードの削除 | データベース・シャードのクローニング | |||
OCIのみ | |||||||
ベース・データベース | プロビジョニング | Bind | スケール・シェアのアップ/ダウン | Livenessプローブ | オンデマンドのバックアップ | ||
Autonomous Database(共有および専用) | Autonomous Databaseのプロビジョニング | Autonomous Databaseのバインド | Autonomous Databaseの起動/停止 | 終了(ソフト/ハード) | スケール(アップ/ダウン) | ネットワーク・アクセス・オプション | オンデマンドのバックアップ/リストア |
オンプレミス | |||||||
マルチテナント・データベース(Exadata、プラガブル・データベース/コンテナ・データベース) | コンテナ・データベースへのバインド | プラガブル・データベースの作成 | プラガブル・データベースの接続 | プラガブル・データベースの切断 | プラガブル・データベースの削除 | プラガブル・データベースのクローニング | プラガブル・データベースのオープン/クローズ |
Oracle Database Operator for Kubernetes(別名OraOperator)の本番リリース(バージョン1.0.0)を発表します。
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