Press Release

オラクル、国防分野のイノベーションを再定義する業界初のエコシステムを発表

新たな業界エコシステムが防衛分野のイノベーターに対し、国家安全保障向け供給チャネルへの前例のないアクセスを提供

Oracle Defense Tech Summit、テキサス州オースティン、—2025年6月18日
Oracle Defense Ecosystem

(本資料は米国2025年 6月 17日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクルは本日、国防および政府機関向けのイノベーションを再定義する、業界初となるグローバルな取り組み「Oracle Defense Ecosystem」を発表しました。このエコシステムは、米国および同盟国の国家安全保障を強化し、防衛分野における革新的技術の可能性を加速させることを目的としています。そのために、防衛分野のイノベーターが最新のクラウドおよびAIテクノロジーを活用できる新たな機会を創出します。「Oracle Defense Ecosystem」の初期メンバーには、Arqit、Blackshark.ai、Entanglement、Fenix Group(現在はNokia Federal Solutionsの一部)、Koniku、Kraken、Mattermost、Metron、SensusQ、Whitespaceが含まれます。

オラクルのバイスプレジデントであるランド・ウォルドロン(Rand Waldron)は次のように述べています。「米国とその同盟国の国家安全保障ほど重要なものはありません。オラクルはこのミッションにおいて50年近く重要な役割を果たしてきました。オラクルと弊社の防衛エコシステムは、米国およびその同盟国が紛争を抑止し、物理空間とサイバー空間の両方で優位に立てるよう、イノベーションを推進し、体制の強化を図っていきます。」

国家安全保障チームは、複雑な調達プロセスや厳格な認証基準、防衛産業基盤(DIB)への参入に必要な関係構築などの理由から、とくに新興のテクノロジー企業が提供する最新のクラウドやAIテクノロジーにアクセスできないことが少なくありません。これらの課題に対応するため、「Oracle Defense Ecosystem」は、オラクルが数十年にわたって培ってきた防衛および情報機関向けの専門知識と、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を活用することで、米国およびその同盟国が最先端の防衛技術にアクセスできるよう支援します。厳格なコンプライアンス要件をも満たすOCIは、国防・政府機関から厚い信頼を得ています。

Oracle Defense Ecosystemのメリット

国防・政府機関向けのテクノロジー組織は「Oracle Defense Ecosystem」のメンバーとなることで、オラクルとそのパートナーから以下の機能を迅速かつ容易に活用し、成長を加速させることができます。

  • オラクルの営業サポート: メンバーは、世界中で数十万社の顧客を担当するオラクルの営業チームと連携しながら、防衛業界向けのグローバルなメッセージングやソリューションを共同で構築できます。これにより、それぞれの顧客のニーズに最適に応えるとともに、エコシステム内のソリューションを活用して、防衛機関に比類のない技術革新を提供することが可能になります。
  • Palantir for Builderの活用: メンバーは、OCI上で「Palantir Foundry」と「Artificial Intelligence Platform(AIP)」を活用できます。Palantirのソフトウェア・プラットフォームは、創業初期の企業に対して、社内オペレーション、製品開発、LLMの統合、セキュリティ、ガバナンスといった領域の包括的な支援を提供します。
  • Oracle Cloud Marketplace: メンバーは、世界中のすべてのOCIリージョンで顧客にソリューションを提供できます。Oracle Cloud Marketplaceは、継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)パイプラインを提供しており、場所を問わず顧客に対して最新のアップデートや新機能を直接届けることができます。
  • 防衛調達ガイドライン: メンバーは、オラクルの専任エグゼクティブ・アドバイザーから国防、技術、調達に関する専門知識を得て、成長を加速させることができます。
  • サイバーセキュリティ成熟度モデル認証 (CMMC) の加速: メンバーは、「OCI Core Landing Zone」を活用することで、コントロールのマッピングやコンプライアンス対応クラウド・アーキテクチャの構築に要する手動作業を数ヶ月短縮し、CMMC準拠を大幅に加速できます。
  • セキュア・クラウド・コンピューティング・アーキテクチャ (SCCA) への準拠: メンバーは「Oracle Cloud Native SCCA Landing Zone」フレームワークとドキュメント、およびオラクルの専門知識を活用することで、SCCAに準拠したシステムの導入にかかる時間とコストを削減することができます。また、システム・ポートフォリオ全体でのセキュリティ・アプローチを標準化し、ワークロードの展開を簡素化できます。
  • Oracle NetSuite: メンバーはAI搭載の業務マネジメント・スイートであるNetSuite を優待価格で利用できます。このスイートは、世界中の4万2,000社を超える企業に対し、業務プロセスの効率化と組織の成長に向けたスケーラブルな基盤を提供しています。
  • 施設の利用: メンバーは、防衛関連の顧客支援のために使用されている、オラクルのセキュアなオフィススペースを利用することができます。
  • トレーニングと認定資格: メンバーは、OCI、アプリケーション、データベースに関する Oracle University のトレーニングと認定クレジットを利用できます。

「Oracle Defense Ecosystem」への参加を検討されている組織は、こちらのリンクから詳細を確認し、参加申請を行っていただけます。

【本件に関するお問い合わせ先】

日本オラクル株式会社

広報室 谷地田

オラクルについて

オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。Oracle(NYSE: ORCL)について詳しくは、 www.oracle.comをご覧ください.

商標

Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いた最初のクラウド・カンパニーです。

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